« 第12話  by 山田優子 | メイン | 第14話  by 米岡誠一 »

2007年9月10日 (月)

第13話  by butch

友子の脳裏に、あの日の記憶がまざまざと甦った・・・。
それはまだ男の味を知らぬ清らかな身だった頃の少しだけ痛みを伴った出来事だった。
市内別府にある「一本どっこ流」忍者教習所くの一教室に通う道すがら、
友子は只ならぬ「気」を感じて足を止めた。
振り返ると、昨日まで確かにそこに無かった場所に、突如として現れたのは何と!!!
土俵だった!しかも身の丈2m、体重も軽く100�は超えているであろう大男が鬼気迫る形相で四股を踏んでいるではないか・・・。
泥まみれの全身から漂う殺気にも似た妖気にただただ友子は立ちすくむしかなかった。
まだ顔つきに幼さを残すその男の額からはボトボトと汗が正しく滝のように迸る。
友子は一瞬にして心の臓を鷲掴みにされたかの様な感覚にとらわれた。
この痺れるものは何なのだろうか?友子はまだ恋に落ちたのだと気づくはずも無かった。
初恋だった。
友子はフラフラと土俵に近づくと、その大男に声をかけた。

「あの・・・。」

次の瞬間だった!

自らの宇宙に異者の存在を感じた大男は、
本能の領域から来る反射的な身のこなしで友子に張り手をくらわせたのだ!
一撃の下、友子は吹っ飛んだ。
失せ行く光と迫り来る闇の中で友子は弱々しく訊ねる。

「あなたの名前は・・・?」

大男は体に似合わぬ高い声で答えた。

「昼青龍」

後の大横綱である。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/395410/18146524

第13話  by butchを参照しているブログ:

コメント

友子は以外に乙女なんですね。昼青龍がいるってことは夜青龍も・・・

昼青龍・・・ぎゃはは♪最後の3行で5分ぐらい笑い転げてしまいましたよ(^^)

わしのまたのたまのしわ を考えてネットでブッチさんに読んで欲しいと書いたのは私ですよWw

競艇大好き友子です。友子って似てない物まねと競艇が大好き。いつもそんな事ばかり考えているから、愛に遠慮していた友子はとまどいをかくしきれない!高鳴る胸。愛に近づきたいけど素直になれない。考える余裕無い!!つい心にも無い天邪鬼な言葉を口走る。>>挿入歌>>チャラのあれはね

ブログ無視自分勝手な意見…ブッチさん&謎のアジア人様…オマケのふみちゃん(笑)いつも楽しく聞いてます小生…宮崎地鶏と芋焼酎の店を行橋方面でやってます。是非とも、一度公私の私でおいでやす本物の宮崎地鶏と芋焼酎の本来の楽しみを味わいに…JR駅まで、お迎えに行きますよ。ふみちゃんも歓迎ですよ米岡さん・英二さんもだい歓迎!出来れば、ゆうこ姫を…ひきづってでもPs:違ったらゴメンなさいブッチさんは、お笑いの方なんですか?余りにも…最高!!

コメントを投稿