« 4/17 火曜日ラジゴン | メイン | 4月19日 木曜ラジゴン »

2018年4月18日 (水)

伝説のシンガーと伝説のリスナーに救われた水曜日。

IMG_5242

どうもどうも本日もありがとうございました。

今日の水曜ラジゴンは、エフエム福岡の良心(?)『Re-folk』がお届けする山崎ハコさんのライブ、9月2日(日)電気ビルみらいホールで行われる「FM FUKUOKA『Re-folk』presents 山崎ハコ Live with 安田裕美 〜気分を変えて〜」の先行予約を行いました!

たくさんのお電話ありがとうございました。

そして、ガチャポンゲストも山崎ハコさんが登場!です。


ゲストの出演部分はこちらから→ http://radiko.jp/share/?t=20180418151600&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


ちんは2015年に木曜日のゲストとしてはじめてお会いしたんですが、その時の楽しい記憶がすごく鮮明に残っていて3年も前だなんて思いませんでした。

ちっちゃくて可愛らしくて、いつも笑顔で楽しいお話をしてくれるハコさん。

71tjoEYoklL._SL1500_オールドファンには山崎ハコといえば情念の人で、陰の人で、みたいなイメージって確かに強烈な歌詞の曲も少なくないんですがいったいなんだったんだろうなあと、思ってしまいます。

「でもファンの人にとっては(実は明るくて)こんな感じってがっかりさせるんじゃないかしらってちょっと考えちゃうんですよね。普通です普通」なんて、とっても優しいことを言って笑います。

音楽的にも例えば現在の最新作、16年の「わたしのうた」など聞いても、その変わらぬ透明感溢れる歌声と、ある種の軽快ささえ感じる楽曲の数々に山崎ハコさんの普遍的な音楽性に唸るはず。そして過去の名曲の数々も、むしろ今聞くと、てか今聞いたほうが新鮮で美しさを感じることができるんじゃないでしょうか。

そんな意味でも御本人にぜひ聞きたかったのが「今、ヨーロッパで山崎ハコ人気説」。

実は、昨年くらいいろんな場所で話題になっていたんですが、例えば

  • ジョージア(旧グルジア)のHip-HopグループJUJEBIが、「ヘルプミー」と「かざぐるま」をサンプリングしてジョージア語で超かっこいいラップをしている。(YoutubeあたりでJUJEBI 「shevcvalot rame」「dumili」を探してみて)
  • 昨年、ドイツで開かれた「WORLD OF DANCE 2017 Germany 」でハコさんの「Help Me」で踊ったダンスチームが優勝をかっさらった。 Youtubeの公式ビデオがこちら
  • こちらも昨年、イギー・ポップが、イギリスのBBCで「ヘルプミー」を選曲したらしい。


これらはハコさんもご存知と聞いていたんですが「ラップ、かっこいいのよねえ」とご機嫌でお話を聞かせてくれました。どういった経緯でそうなってるのかはハコさんもご存じないそうですけど、ハコさんの音楽が確実に遠く離れた土地にも届いているってことですよね。

さて、ガチャポンも引いていただいたんですが今日の質問は伝説のフォークシンガーに「あなたの◯◯伝説」って。

するとハコさん、「実は色んな人から私の都市伝説を聞かせてもらうんですけどね。例えば『楽屋に看護婦さんとお医者さんがいつも待機してる』とか『楽屋ではナイフを掲げて精神統一してる』とか『日に当たるとしおれる』とかね。今当たってるでしょ!って(笑)」

それを山崎ハコ、ご自身の口から楽しそうに喋られるもんでスタジオ爆笑。ほんと素敵な方だなあ。

そんなハコさんは今も旺盛に活動中。
現在、2016年のアルバム「私のうた」以来の新作のミニアルバムを制作中とのことこちらも楽しみ。

そして、今回先行予約をさせてもらった9月のライブも期待が高まりますね。

今回は未発表曲、北原ミレイさんの伝説の(なんですよ)ハコさんのカバーもつとに有名な「ざんげの値打ちもない」も演奏されるそうで楽しみですが、「実はね」とハコさんが嬉しそうに口を開いたのは最新情報!

大分県中津市大字北原に伝わる人形芝居で、浄瑠璃の源流ともいわれる伝統芸能「北原(きたばる)人形芝居」がステージに登場。ハコさんの楽曲で踊るのだそう。

「わたしの曲で踊りたいって言ってくれたのがきっかけで、今練習してくれてるんです」

9月2日のライブがほんとに楽しみですね。

そんなわけで、時間がすぎるのがあっという間。
「楽しかったですね。なんだかずっと笑っちゃってましたね」

笑顔で最後の最後まで私たちに気を使ってくれる素敵なハコさん。
伝説のフォークシンガーは、本当に気さくで楽しくて本当に可愛らしい人でした。

またお会いしたいですねえ。ありがとうございました!

山崎ハコの世界 (外部リンク)

IMG_5218

さて、今日のメッセージテーマは伝説のフォークシンガーをお迎えするので「あなたの◯◯伝説」。

それはいいんですが、今日はひさびさに来ましたね。メールの谷間が!
テーマ設定が悪いのかタイミングが悪いのかとーきどき、いつもに比べるとメールの数がストーンと落ちる時があるんですね。すると大変心配に鳴るのでございます。

最近知ったんですがだいたいの番組では、募集のお知らせなどを増やしたり気取られないように色々工夫したりして乗り切るのだそうですが、水曜ラジゴンでは大体「みなさんメールが少ないのでなんとかして」という泣きつき方式を採用しております。真っ直ぐなことしかできん男ですけん!(失格)

大変合理的でリスナーさんが「おいマジか。泣き入るかね」とやれやれと腰をあげてくれるというスタイル(スタイルじゃねえよ)。

今回も窮地は救われました。
毎度すみませんね。ありがとうございます。

結果たくさんいただいたんですが(ってことは聞いていただいてはいたわけでホっとしました)、「伝説」と付けるだけでなんかありがたみがぐっと増すから不思議。

  • 天神地下街の人混みをスイスイ抜けることができる伝説。
  • 大人なのに足のサイズが小さすぎ伝説(20cm!)。
  • 方向音痴過ぎてどこにもたどりつかない伝説。
  • 引きちぎったチューリップに2つ花が咲いたど根性伝説。
  • 11人の仲間のうち9人が血液型がAB型だった伝説。
  • 36時間連続勤務伝説。
  • 50分で1800ケースのみかんの缶詰を運んで正社員を勝ち取った伝説。
  • 「ハンバーグ」「オムレツ」「さつまいも、ピーマン、もずく」伝説。

最後のやつは子供の授業参観日で壁に貼ってあった「わたしの好物」で、かわいいメニューが並ぶ中、自分の子供だけ素材が列挙されていたという内容でした(笑)。もずくがいい味出してます。

いろんな伝説があって楽しかったわけですけど、本日の一番の伝説は、

  • SOSを出せばすぐにヘルプに駆けつけてくれる水曜リスナー最強伝説。


で、決まりでしょう!
みなさんありがとうございます。
また、チョイチョイ助けてくださいね!(依存症)

IMG_5221

今日のチンタメは先週ちょっとお話したネタ本で、2年前の本ですがぜひ紹介したかったヤツです。

「断片的なものの社会学」岸政彦(朝日出版社)

作者は沖縄・マイノリティ・生活史をテーマに研究していくつも本を出している堅めの社会学者さん。社会のあり方を研究する学者さんですから、対象の方への綿密なインタビューや対面での取材を重ねているそう。

当然、初対面の方との話なので、世間話や軽い話から入り時に長時間に渡ってお話を聞きます。そんな中から研究に関わる部分を抽出して分類し、分析し、結論を導き出して論文などの成果にしていきます。

逆に言えば多くの部分は切り落とされているんだけど、後にその落とされた部分だけがいつまでも心に残ることも多いといいます。

例えば取材中に対象の方の家の犬が死んだのだけど、対象の方はそのまま話を続けてそのまま取材が終わった。みたいな。

「犬が死んだ」は取材する過程では無数ある「ノイズ」の一つで意味がないことなんだけど、あれってなんだったんだろう。そんな思いがずっと残る。

そんなことってありませんか。
自分が友人に無駄な話がいっぱい入っているエピソード話をして大ウケだったんだけど、他の人に余計な枝葉を除いてコンパクトで分かりやすく整理して話してみたけど、どーもあの時みたいに面白くない。

hon枝葉は「無駄な断片」で意味はない。だけど切り捨てることで失われたものもあるんじゃないか。

この「断片的なものの社会学」はその「断片」だけを集めた本です。
ジャンルとしては「エッセイ集」ということになるでしょうか。作者の日常生活の一コマから取材での気付き、時にはインタビューそのもの。

斬新なのは「断片」そのもので、そこにオチや深読みした分析や解析も行われないそのままがポンと置かれていたりします。これってかなり斬新ですが、結果、時にポンと読者が取り残されて不思議な余韻だけが残ったりもします。これってさっきの犬の死のようなことですね。

章ごとに構成も文体も違って、時に断片的な文章が並んでいることもありますが、とても読みやすく分かりやすくそして、読みたびに自分の頭の中がグルグル活性化したり霧が晴れたようになります。

この本、実は説明がしにくいのですが、とてもとても面白い本でした。
私だけで無いようで2016年「紀伊國屋じんぶん大賞」を受賞もしています。

それこそ今私たちの日常では140文字くらいの言葉の断片が飛び交っていて、時それは単なる凶器のようにあちこちにアタリ散らかしています。あるいは「効率的」「良きこと」「右か左か」「イチかゼロか」みたいな単純化ですべてを分類したい現代です。

その間にあるもの、あるいは言語化できないけどあきらかにあるもの。
この本を読むと、そこに書いてある「意味のない断片の集まり」が自分の脳と心をグルグル回していることに気づきます。

医学の学会の会場にはなぜか怪しげな非科学的商品のブースがある「本人が望むなら」という呪文の怪しさと批判できない気分。

例えば「結婚」や「出産」といった誰にも幸せで良いことが、「一般的な良きこと」とされることで突如「良くない方の自分」が現れて誰かを傷つける幸せが「暴力」となること。

瀕死の子猫を拾って甲斐甲斐しく世話し美しく成長することに感涙する自分が、牛や馬の命をおいしくいただいることはじゅうじゅうう承知の上で、イルカや捕鯨に反対の気持ちを持っている矛盾。

そしてそんな論理的に破綻した意見であっても、表明することは権利であり意味のあることだという考え。

それぞれの断片が集まったこの本は気楽で興味深いエッセイのようでいて、社会のあり方をやんわりと示したやっぱり社会学の本だな。と思いました。

興味のある方はぜひご一読を。
私にとっては癒やしの一冊でした。

「私たちのほとんどは、裏切られた人生を生きている。私たちの自己というものは、その大半が「こんなはずじゃなかった」自己である。」

名言だなあ。

波乱万丈の今週はここまで。

また次週です。

コメント

いつも聞いています。水曜日はメールが少ないのでくださいとかはっきり言うのがあまり聞いたことがないので(笑)面白いですね。人柄が感じられてリスナーはうれしいと思いますよ。がんばってください。

うろ覚えですが、

幼稚園に通っていた時ぐらいに、

丸1日寝ていたという伝説を作った覚えがあります。(笑)

すわじさん、ありがとうとざいますsign03
嬉しいです。ていうかですね、私普通は言わないもんだとは知らなくてですねcoldsweats01
ただゼロではなくて、いつもと比較して少ないということなんで、あのう、余計な心配かけているような気もして少し反省してますcoldsweats01

野郎さん、いつもありがとうございますsign03
可愛らしい伝説ありがとうございますsign03

えーっと、私大人になってキレイに24時間寝てしまって1日経過したのを知らずに普通に生活しようとした伝説もありますcoldsweats01

コメントを投稿