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2018年6月 6日 (水)

知らなきゃよかった水曜ラジゴンの隠された秘密 → 特にないので恥ずかしい

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今日のゲストはフルカワユタカさん。かっこいいでがしょう!

1997年に伝説のDOPING PANDAを結成。2012年に解散するまでの間、3ピースでありながらパンク、メロコアからエレクトロを積極的に取り込んだ衝撃的なエッジーでダンサブルなロックと常に進化しつつ走り続け大きな支持を受けました。

その後はソロアーティストとして、あるいはBase Ball BearやLOW IQ 01のサポートなどでも活躍して昨年は音楽活動20周年・ソロ活動5周年のダブル周年イヤーで大忙し。

「なぜってわけでもないんですけど、求められれば断らないってかんじなんで、もしかしたらそれがよく回っているのかもしれませんね」

そうやって穏やかに笑うフルカワさんに密かに感激するちんなのでした。。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180606151720&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


私はドーパン(DOPING PANDA)のファンだったので初対面の今日はのっけからテンションが上がったのでございました。なんか最初イマイチフルカワさんのテンションと合わなかったのはそのせい。どーもエッジが効いてておっかないイメージがあったんですよねえ。

全然そんなことはなくて、新しいシングル「ドナルドとウォルター」のジャケットよろしく水彩タッチで微笑んでくれたのでした。

A1uj2ZaSGbL._SL1500_「バンドの解散の挫折とソロになって思い通り行かなかった時期があって、そこで一旦閉じた時期もあったんですが、やっぱり出会いというか色んな人との活動を一緒にやってあらためて音楽は楽しいというか。ここ2,3年はそんなかんじですね」

ある種、孤高のイメージだった時期からいろんな経験を経て新たな境地に至ったのかもしれません。なんかいい話です。

その大きな出会いというのが、ひとつはフルカワさんが尊敬する大先輩でもあるLOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERSのギタリストとしての参加と、同世代で後輩でもあるBase Ball Bearの最大の危機をサポートとして支えたことです。

「1人で作ることに哲学というか薄まることを恐れていた部分もあったんですが、やっぱりベボベ(Base Ball Bear)とやったあたりから人とやることで、逆に自分らしさが引き出さたりするんだなあ。と人とやる楽しさに。時間はかかりましたけど(笑)」

そんな成果は今年1月に発売されたアルバム「Yesterday Today Tomorrow」に、そして今日発売されたシングル「ドナルドとウォルター」に存分に生きているように思います。フルカワユタカさんがこんな歌詞を書くんだ、こんな音になるんだ。とファンはちょっとビックリ。

「ドナルドとウォルター」は、

「ずっと昔から付き合いのある一番かっこいいなと思うthe band apartのベーシストとしてもクリエイターとしても抜群に才能があると思っている原昌和、マーちゃんと作りたいなあと思っていて、そんな思いを込めたのがこのシングルってことですかね」
(この一文間違いあったので訂正しました)

フルカワさんの抜群に優れたメロディと原さんのハーモニーとセンスが相まって、極上のAOR(ドナルドとウォルターですし)と言ってもさしつかえないロマンティックでちょっとシニカルなナンバーになりました。

MVでは緊張感あふれるギターから一転、お二人が微笑みながら二人乗り自転車で楽しそうに走っています。

しつこいようですが稀代のメロディメイカーでもあるフルカワさんのほっこりしそうで、でもやっぱり隠しきれないシャープなメロディとサウンドを聞いているとちょっと感慨にふけってしまいます。キャリア20年を越え、ソロとしても5年の時を超えてこれが今のフルカワユタカです。という至ったサウンドにちょい泣けます。

さらにドーパンのセルフカバーや新曲、さらにフルカワさんが敬愛する事務所の先輩でもあるユニコーンのカバーまで入った豪華5曲のボーナス(!)入りです。

健康診断や、特に家でもなにもしなくて飲んでます。なんて穏やかにお話しながらも、丸くなったというよりは、ビシッと芯は変わらずに懐がグーッと深くなっただけなんだなあ、なんて思う瞬間もあってやっぱり思わず背筋がのびてしまうのでした。

かっこいいっすねえ。

今回福岡は含まれていませんが、これも近年のフルカワさんの転機となったアコースティックでのツアーが各所で行われます。

フルカワユタカ アコースティックツアー『僕はこう弾き語った』
7/18~9/26
※詳しくは公式WEBでご確認を(外部リンク)

そして、福岡では本日、LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERSとしてステージに立ちます。
インタビューでもあったように、これも今のフルカワさんのギタリストとしての重要な活動ですよ。

“LOW IQ 01 LIVE TOUR 2018″
Vocal B.: LOW IQ 01 G.Cho.:フルカワユタカ Dr.Cho.: DAZE
06/06(水) Queblick 開場 18:30/開演 19:00

なんだか良いお話をたくさん聞きました。

また、スタジオでお会いできたらいいなあ。
ありがとうございました!


フルカワユタカ Official Website (外部リンク)

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ナカジーうどんよろしくね。

今日のメッセージテーマは「知りたくなかった」。
最近ね。すごーく思うんですけど、なんでも知らせすぎ、知りすぎじゃあありませんか。

とりわけちんみたいな病的な知りたがりには、ハードな現代です。
ちょいと調べますと知れますからね。

ただ無駄な情報は浴びるように降り注ぐんですけど、大事な情報や知識は実は手に入っていない。結果、無知なまんまいらぬことばかり知ってしまいます。

政治の世界だけはもっと知らせてほしいわけですが、それ以外はもうそーんなに知らなくてもいいかもしんない。と思うこともよくあります。トシっすかね。

そんなわけで今日のテーマは知りたくもないことを知ってしまった。そんなエピソードを募集してみました。

いろいろありましたねえ。
心当たりのある話も多数ありますし。

「父親が隠れてエロ動画を見ていたことです。」
これには涙しました。永々と続く父親のエロ関連の隠蔽と、それをついつい暴いてしまう子供のサガ。本→ビデオ→DVD→動画と進化しつつやってることは1ミリも変わらないのであります。このあとは発見されたら超恥ずかしいVRの時代もついそこまで。興味はつきません。

「私の悪口を子どもたちが母に言っていたこと」
母親としてはショックでしょう。おばあちゃんには言いやすいってことありますね。
でも、子供は子供でガス抜きが必要ということですから、隣の奥さんじゃなくてよかったじゃないですか。

「父が三件隣の奥さんと不倫していたことを知ったこと」
これはたまりませんね。おイタが過ぎますし、大人のマナーとして生涯子供にはばれないようにしてほしいところです。

「飲食の原価を知ってしまう」
清涼飲料が10円!なんて噂もありますからね。でも、そこに地代、光熱費、人件費、運送費その他諸々含まれていますし、じゃあ自分で好きな炭酸飲料作れよと言われてもその手間と金額考えると。まあいいんじゃないでしょうか。

「優しいママ友の裏の顔を知ってしまった」
これこそ知りたくなかったの極北ではないでしょうか。表面が良い人ほど...ってのは世の常ですねえ。

「長年妻の手料理で一番好きなメニューがお惣菜だった」
これわたしの知り合いです。家で食べているので頼まなかったとあるお店のメニューが寸分違わず同じ味で、失神するくらいショックだったそう。知らなければよかったのに。

そんなかんじでたくさんのメッセージありがとうございました。
いやもう結構、放送していない間もメッセージ読んでは爆笑したり、思わず深くうなずいたり、とても楽しい今回のテーマでした。

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今日のチンタメは映画「レディバード」と、やにわに注目されているワード「マンブルコア」について。

「レディバード」に関しては動画やタイムフリーでご確認を。
誰しも覚えのある、見栄とプライドとむやみな野心と甘ったれ、そんな痛々しくてかっこ悪いけどあがきまくっている女子高生の日常と、誰しも生まれてからのはじめての壁、親との関係。母親も娘もわかっちゃいるけどすれ違う気持ちを、ありがちなのになぜか新鮮に描きます。

すごく地味でドラマチックではないけれど、後ろになるにつれぐんぐんハマって、ずーっと見ていられるくらい大好きな映画でした。

ここでは注目!なんて言いながら完全に知ったかぶり。ここ3年位で聞き始めて最近やっと概要を知ったようなマンブルコアというか、アメリカの新しい動きのお話をします。

今日の映画「レディバード」はゴールデングローブ賞のコメディ部門で作品賞と主演女優賞、そしてアカデミー賞でも作品賞と脚本賞にノミネートされた作品。監督はなんとこの作品が初監督、わずか34歳の女性グレタ・ガーウィグです。もともと最初はコメディアンでそれから女優として活躍しています。

このグレタ・ガーウィグがキャッチコピーのように言われるのが「マンブルコアのミューズ」。

「マンブルコア」と呼ばれる一群の映画の主演女優として多くの監督に愛され多数出演していることから言われているものです。自信も脚本家としても活躍していましたがその初監督がこの作品。

「ニューシネマ」「ヌーベルバーグ」とか「ドグマ95」なんて映画の世界では定期的に革新する運動が発生して大きな影響を与えますが、文脈的にはそんなふうにも言われる「マンブルコア」ですが、意図的な統一した作風や定義があるわけではありません。むしろ自然発生的なもの。

10年ほど前から発生したようですが、簡単に大雑把に説明すると「お金も経験もない人たちが自由な表現を求めて作る一群のインディーズ映画」というかんじでしょうか。

結果的に即興的で自然主義、ドキュメンタリータッチといえば聞こえがいいですが、当然練られていない普段の会話をエンエン聞かされるような映画も多い。もちろん声を張ったり滑舌良く喋りませんしマイクでちゃんと拾わないので聞き取りにくかったり。

「マンブルコア」の命名も「もごもご喋る」って意味から派生した、「何言ってっかわかんねーよ」みたいな少し揶揄してる言葉でもあるよう。

今でもマンブルコアの映画は「激つまんないから嫌い」と異常に嫌悪する人もいるそうですが、それもわかる。だけど「映画はつまんなくても撮っていい」というある種の開放をなし得たという言い方もできますね。

なんせ今の映画は、簡単に言えば今映画を撮ろうと思えば、分厚い企画書を書いて、マーケティング意外興味も知識もないスーツの大人相手の無理解と戦い、ボロボロに改変され、現場では「プロとベテラン」に阻害され、下積みしてから出直してこい!とばかりに新人監督の多くが潰れて消えていく昨今への結果として完全な挑戦ともいえるものです。

全部とっぱらって、お金かけずに俺らで好きな映画撮る。
そういう意味では正しくインディペンデント精神が宿っているとも言えますね。

加えてこの関係の人達は「メジャーでいつか大成功」みたいな方面の野心が乏しく、わざとらしい映画に辟易としていた若い人たちの間に人気を広げながら、横に横に広がっていって閉じている世界だったりもしたので、日本にも長らく一本も入ってこなかったんですね。

ところがこの数年はその世界や周辺から出てきた人たちが続々オーバーグラウンドに活躍して話題を独占し始めたのですね。誰がなんと言おうとそのリアルな感情をすくい上げる作品たちを支持する人がどんどん増えていったのですね。

今やヒットメイカーでもあるデュプラス兄弟、兄弟が手掛けたTVシリーズの監督として世に出て、あっという間にスピルバーグにピックアップされいきなり「ジュラシックワールド」の監督として大成功したコリン・トレヴォロウ、アメリカではセレブも大絶賛、新しい「セックス&ザ・シティ」なんて(中身は真逆ですが)言われるくらい社会的にも大ヒットした「ガールズ」のレナ・ダナム。

この人学生時代にマンブルコア的短編映画をYouTubeで公開してあっという間に老舗のHBOに請われて製作・監督・脚本・主演をひとりでやっちゃって大成功した凄え人。TVシリーズですよ。マンブルコアに影響を受けたことを公言しています。他にも続々。

この「マンブルコア」は現代だからこそ成立しえた世界でもあります。

ひとつは機材の低予算化、というかデジタルの恩恵なんでしょうね。

デュプラス兄弟が一躍世にその名を知らしめた「タンジェリン」という作品はほとんどがiPhoneで撮影したもの。今では一眼レフで劇場クラスの映像も撮れちゃいますし。

そしてインターネット。
これによって住んでいる地域が離れていてもコミュニケーションが取れるようになり、同じ趣味の人達が横にドンドン繋がり、スタッフや役者としてお互いの映画に関わるようになったりもしました。こうして「マンブルコア」と呼ばれるグループが出来上がったともいえますね。

さらにもう一つはインターネット企業です。

今や映画以上に潤沢な資金とネットならではのフットワークの軽さで世界を席巻するネットフリックスやアマゾン、その他ネット動画サービスがいち早くここらの人をピックアップ。

非商業的でどーやってメシ食うんだろうというこの人達は、という余計なお世話に対して最強のバックアップを得たわけですね。

その結果が今のブームで、私なんかの耳にもやっと入るようになってきたというわけ。

以上が付け焼き刃で仕入れた知識です。あってるかな?
非商業的ですごくDo it yourself的なマンブルコアですが、ここ最近で主要な人はほぼすべてメジャーで活躍するようになった今、マンブルコア自体が終了。なんて声も聞こえてきます。

そういう意味ではこのジャンル自体が、いずれ卒業する思春期的な動きなのかな、とも思ったりもしますが。

「レディバード」はそんなインディーズから飛び出して、間違いなく面白くとてもお気に入りの映画。気が向いたら御覧ください。

壮絶な過去を乗り越えてほのぼの生きるおじいちゃんおばあちゃんは素晴らしいが、若いってのはやっぱり素晴らしい。2週続けてそういう結果でございます。

今日はここまで。
また次回です。

コメント

原さんはBase Ball Bear ではなくthe band apart のベーシストですよー!!!

ご指摘アリガトウございます!
大変失礼しました。どうも昨日からthe band apartとBase Ball Bearが混同して使いがちで。急いで訂正しました。
ほんとごめんなさい!

レディバードを絶賛してくれてありがとう!私も大好きな映画でした❤
ラジオは聞けないんですけどいつもブログをたのしみにしています!!がんばってください!

ありがとうございますsign03
楽しい映画でしたよねhappy01番組は終わったあとも聴くことができる「タイムフリー」ってのもありますので時間に余裕があれば聴いてみてくださいねーcoldsweats01
radikoタイムフリー
http://radiko.jp/#!/timeshift

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