« 7/17 火曜日ラジゴン | メイン | 7/23 月曜ラジゴン »

2018年7月18日 (水)

水曜日が目指すのは「ちょうどいい」くらいでひとつ。

IMG_6529

今日のゲストは、ウクレレプレイヤー/シンガーのKAIKIさん。

真っ白なシャツがよく似合うKAIKIさん。
ご覧の通り爽やかに、片手にウクレレを携えて笑顔で入場。さっそくなにか少しとお願いすると、白い歯を見せてアルバム「Hope Island」から「Gentle Rising」かる~く一節。

その途端、大げさでも何でもなく、さわわ~っとノースショアの風が吹いてきて波の音の間のウクレレの美しい響きにのせて乾いた声が心地よく届いてくるわけです。

いろんな方のスタジオでの生演奏聞かせていただきましたけども、全く違う意味ですごい。優しい!抱かれたい!こういう流れでございますね。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180718151709(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


そんなKAIKIさん、ハワイ大好きのご両親の間に生まれて3歳からウクレレを手にしていたというウクレレエリート。最初に少し教わっただけで以降一度もスクールなどで学ばずに独学で演奏を習得したとか。

結果今に至ったのですからすごいんですけど、途中で一度寄り道(?)をするんですね。

「中学を卒業するくらいからこれからの人生どうしよっかなって考えて。でも日本の教育もいいけど海外が好きなんで」

それで目指したのが医師の道で、18歳でフィリピンはセブの大学へ。
そしてちゃんと卒業して帰国したんですけど、やっぱり音楽の道へ進もうと決意。

A1 izzUNAxL._SL1500_ウクレレ→医師→ウクレレ

ってすごくないすか。ウクレレが得意なお医者さんでいいじゃん!って正直思うんですけど、やっぱりウクレレとなったきっかけが「歌」だそうで。

「フィリピンにいるときに週末だけバーとかで遊びに行ってて、現地で歌ってる人を見ていいなあって思って。一度だけの人生本当にやりたいことはなんだって考えたんですね」

そんなわけで本格的に歌い始めたのは2年前。
2年前!!

すごいのがあちこちに散らばっていて反応に若干困る私達なのでありました。

人生をウクレレに捧げたKAIKIさん。
そんなウクレレってどこが一番の魅力ですか?

「ウクレレをやってきてウクレレの音色が嫌いって人にあったことがないんです。そういう優しくて暖かい音が好きですね」

そんなKAIKIさんのウクレレと詩の魅力がたっぷり楽しめるのが発売中の 1st Full Album 「Hope Island」です。

Carlos K.、Akira Sunset、DJ CHIKA a.k.a INHERIT、岡嶋かな多など日本のトップクリエイターを招いて作り上げた自信作。

「全員で制作の合宿をオーストラリアでやっていて。南半球の青空の下でビール飲みながらセッションしながら作ったアルバムです」

そうやって出来上がったアルバムは、極上、としか言いようがないこれからの季節にピッタリの一枚。

いかにもハワイなものから皆さんおなじみの「海の声」の英語カバーなど、広く「アイランドミュージック」という風情で、サーフミュージック方向のKAIKIさんのボーカルと相まって、心地よさが抜群。

本当に2年前なんですか歌。

またこのジャケットが私は大好きで。
ハワイの古いアルバムやコンピなんかを思わせるヴィンテージなトーンがとてもかっこいいのです。

福岡でのライブも期待したいところですね。

さて、これからやりたいことってありますか?

「海外にも行く機会が多かったので、やっぱり海外でも活動できればって思います。お世話になったセブなんかでライブもやりたいですね」

そうやってにっこり笑うKAIKIさん。

ずーっとすごい話を聞いているのに、本人の人懐っこい笑顔で語られるとひとつも嫌味がなくて、本当に爽やか。

音楽そのままに、一緒にいるだけで心地よさを感じるKAIKIさんなのでした。

だいたいウクレレ男子ってそろそろ流行りそうな気がする。
モテそうだもんね。

また遊びに来てください!

KAIKI OFFICIAL WEBSITE | (外部リンク)

IMG_6553

暑いっすねえほんとに。
お昼のテレビ見てたら3時間くらい「暑い」ってことだけを手を変え品を変えやってたりして、よっぽど暑いんだな日本。と思ったり思わなかったり。キンキンに冷えたビールがいい季節でもありますなあ。

さて、今日のメッセージテーマは「ちょうどいい」。

「冷房は28℃」
ちょうどいいっすか?ほんとに?私暑いですけども。
一説によると環境省が推奨したものの科学的な根拠があるわけでもないなんて話もありますが、でも28℃上等!でちょうどいいって人も私の知り合いにいますしね。

味が濃いとか薄いとかもそうでしょ。
お風呂の温度なんかもそうでしょ。
笑いのセンスなんかもそうでしょ。

結構ひとそれぞれの「ちょうどいい」はひとそれぞれ。当たり前か。だからいいんです。
全員賛成じゃないんですけども、それぞれの「ちょうどいい」はそれ以外はナイよりのナシなわけで、多様でいて絶対。

ちょうどいいは最高なわけですね。

そんなわけで皆さんの「ちょうどいい」を教えてもらいました。
早めの暑さで投稿もヘタリ気味でしたが、大丈夫。こちらはもっとヘタれていましたから。ええ。なんか暑さにやられたみたい。みなさんも気をつけて。

あっさり弱音をはいたら皆さんに助けてもらってたくさんのメールいただきました。

味の好みのちょうどいいでもめがちだったり、会話のテンポが違うのでちょうどよくなかったり、一方相性がちょうどよくってラブラブだったり。やっぱり、カップルや夫婦みたいにもともと他人が一緒に長くいると「ちょうどいい」を探る道は多難のよう。そんな中でもぴったりの相手に出会った人の幸せ自慢はこれまた微笑ましいです。

「水曜ラジゴンが私にはちょうどいいです!」っていう嬉しいメッセージも多数。ありがたいですね。
ただ、このちょうどいいってどういう意味なんだろうと微量の不安も感じながら、なかったことにしてスルー。

そんな中で水曜ラジゴン積年の疑問、「テレビの丁度いい音量問題」にも今回一応の決着を見ました。

毎回「私は22」とか「私は10です」とか「30だと大きすぎるので26くらいにしています」みたいな「メーカーで違うんじゃないんかい!」と毎回言っておりましたので、今回画期的、メーカー要明記という斬新な要望を加えてディレクターがしっかり集計までしてくれました。

結果、以下のように。複数回答は平均値を求めました。

東芝 19
ソニー 11
シャープ 22
日立 10
パナソニック 20

日立とパナソニックは回答が少なかったのでちょっとあれですが、これが決定版!

などといいつつ、以前調べたときには同じメーカーでも時期によって変わったりするようで、まあ結局いい加減なのかもしれませんが!とりあえず結論を導くことができてよかった!

この結果、みなさんのお家に照らし合わせるとどうですか?

IMG_6532

今日のチンタメは、『バベる! 自力でビルを建てる男(岡 啓輔、萱原 正嗣著 :筑摩書房) 』 という本をご紹介。

東京港区でたったひとりで地下1階地上5階の自宅ビルを立てている男。人呼んで「三田のガウディ」。

5年くらい前に「タモリ倶楽部」でホームセンターの材料でビルを建てる男として特集されていたのを見て面白い人だなあと思ったものですが、今に至るまで結構あちこちで取材されたり紹介されたりしている知る人ぞ知る物件。

baberu今回、一冊の本としてまとめられたのをたまたま発見して飛びついて読みました。

2005年11月につくりはじめ、かれこれ10年以上建築中の「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)」と名付けられたビル。建築面積25㎡弱、延べ床面積100㎡。

「舞踏のように思いつきで建てていく」というコンセプトも含めて、いわゆる素人のおもしろ建築。と思いがちですが、この岡さん、れっきとした建築家。

ただ理想の建築に取り憑かれ、極めて極めて結局自分でビルを作るに至ったという、ライトな狂気を感じる素晴らしい人。

学び続け、頭で理解するだけでは不完全と、鳶や大工仕事の現場に8年も従事し、ひたすらバイトと借金でお金を作りと「蟻鱒鳶ル」の完成に向けて邁進する人生。

もちろん一筋縄では行かず、資材を誰も売ってくれず、重機で穴を掘ることもかなわず、結局「手で掘る」という途方もない方法で始め、建築業界に身を置きながら「個人」では相手にもしてくれない業界の厳しい壁に悩まされ、資金難に悩まされ、生活に悩まされた挙げ句に、早々に再開発地区に引っかかってしまって現在に至るまでその対応、対策に追われるというハードさ。

私が見た「タモリ倶楽部」はじめ各所での露出も実は、その立ち退き対策だったということなんです。

常識に立ち向かって邁進すると、いろんなことが見えてくる。

個人的には昔から疑問だった「明治くらいのコンクリート建築は今も残っているのに、50年位で団地や一戸建てが寿命で廃墟化するのはなぜ」にもバッチリ回答。

ポイントは「セメントと水、材料の良し悪し」なんだけど、なるほどねーと。ひとことで言えば「法律で決まった耐用年数がそれくらい」ってことなんですけども。

なんかね。
サラリーマンが一生ローン払って必死で建てた家が、自身が天寿を全うするまで持たないって理不尽だと思うんですけどもねえ。

ちなみに「蟻鱒鳶ル」のコンクリートは200年もつそう。

そんなコンクリート愛あふれる岡さんのハードな毎日と、ここに至る半生を綴ったこの本。自身の哲学や建築に対する熱い想いが後半はややキツすぎるほどですが、私はこういう人が大好きなんです。

同じようなセルフビルドの建物で言えば、世界的にも有名な手作りマンション「沢田マンション」っていうのが高知にあって、こちらは都心からちょっと離れた場所に敷地面積1800㎡、地上5階で70世帯以上が住んでいる恐ろしい物件があって、こちらは人呼んで「高知の九龍城」。

実際に観に行って今は亡きご主人の沢田さんにちょっとだけお話させてもらったこともあるのだけど、なんかやっぱりものすごい強烈な印象が残っています。

ビルでもマンションでも、手作りで作ろうと思います?
でも、思っちゃった人って、思いついてやりたくなったんだからしょうがない、みたいな自分なんかとは違う「この道を見つけてしまった」凄みを感じたりもします。

生きづらそうだけど、自分なんかの人生と比べてどうなんだろうか。

そんなことを考えながら、あと数年でできる、予定という「蟻鱒鳶ル」が出来上がったら見に行きたいな。と思ったのでした。

サグラダ・ファミリアだってついにできちゃうんですもんね。きっとだいじょうぶ。

今週はここまで。
また次回です!

コメント

コメントを投稿