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2018年8月15日 (水)

お盆・イン・ザ・水曜日

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盆じゅーる(リスナーのメッセージを盗作)。
お盆休みの水曜ラジゴン、今日はゲストもいらっしゃらなくてなんとなくのんびり。
実はエフエム福岡も放送は通常通りですがなんとなく社内もがらーんとしております。出入りする方もいませんからね。スタジオの前もなんとなく台風も通り過ぎて行き交う車も今日はなんとなく少なくのんびり見えるのであります。

そんな今日のメッセージテーマは「ボーン・イン・ザ・◯◯」。

ボーンで帰省した人も多いでしょうし、今日は方言、お国言葉にフォーカスを当ててみようというもの。

水曜ラジゴンは意外と、意外でもないですけどこの方言が好きして、ちょいちょい手を変え品を変え取り上げています。

方言は面白いですよね。
今でこそ全国区で「好きな方言」というと「博多弁」が上位に食い込んできたりもしますけど、ちょっと前までは広島弁と並んであらっぽい言葉の代表格みたいに言われていた時代もありますからねえ。これって多分「すいとーと」効果なんだろうと思っています。ある時期からやたらと「すいとーと」がかわいいとか芸能人がよくあちこちで言うようになりましたし。

そんなわけで、以前は隠しまくっていた博多弁も胸を張って言いたい方言になったわけです。いいことなんだかどうだかわかりませんけどね。

だけど九州の中だけだって、福岡の中でさえ各地で違うのが方言。
そのひとつひとつに味があるってもんです。

今日は方言でのメッセージもお願いしたんですけど、こっちは福岡以外の言葉になるとまったくわかんなくて四苦八苦。ま、そういう風になりたくてお願いしていたわけですけども。

この地元以外の再現性の低さも魅力です。はい。

いろいろありましたねえ。
珍しい言葉として出てきた方言が普通に使っている言葉だったりして驚きもありました。

髪を「さばく」なんて、長崎生まれなもんで違和感ないんですよねえ。長崎の方言です。
髪を「けずる」ってのも送ってきましたけど、これも聞いたことがある言葉。方言かどうかはちと不明ですが。「くしけずる」と同義として「梳る」って言葉もありますね。髪をとかすって意味です。とかすは方言じゃない...よね。だんだんわかんなくなってきました。

でまあいろんな方言のお話いただきましたけども、気がつくと何故か「佐賀弁特集」に。なんなんですかね。自然とそっちに偏っておりました。

佐賀弁は難しいですからね。
父方が佐賀の私でもみなさんからのメッセージよくわかんなかったです。

「きゅーのしゃーはきゃーのしゅー」

なんだそれ。「今日のおかずは貝の汁」です。わからんわー。
だのにバンさんと番組中にしばしきゅーのしゃーはきゃーのしゅーを繰り返す私達は、お気に入りってことでしょう。

番組終わって思い出しましたけど「やぐらしか」とか「エスカ」とか「ギャーケノスー」とかいろいろあったなあ、わかんないけど。

お盆で帰省してみなさん各地の方言を堪能しましたか?
方言はたのし。でありますね。

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今日のチンタメは趣向を変えて、この夏はアジアの映画に親しんでみませんか。ということで、福岡市図書館映像ホール「シネラ」で開催中の「アジア・シネマ・パラダイス(8月8日(水)~8月26日(日))」をご紹介。

福岡は全国でもアジア映画を見る機会が多い場所。なんだそうです。
ひとつにはアジア映画を観る映画祭がつどつど行われるからで、7月にも行われていた「福岡アジア映画祭」や今年は9月に開催の「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」など。

今開催中の「アジア・シネマ・パラダイス」もそういったアジアの映画を最近の作品と歴史的な作品を10本観ることができます。

そんなわけで私も時々好んで観たりするんですが、いつも思うのは「アジアは遠い」ってことです。

いつからこうなったのか、私達はニューヨークのど真ん中もアラバマ州のど田舎でも、イギリスでもフランスでもスクリーンの中にすっと入っていけるんですが、そういった国以外だと違和感を感じます。慣れ親しんでいないってことですね。アジアなんてすぐ近くの国々なのに。

すばらしい映画を観るとその違和感がポンと飛び越える瞬間があるのです。そんでもって、どの国でも世界でも人間って一緒だなと理解するのです。

今回の「アジア・シネマ・パラダイス」ではインドの偉大な監督サタジット・レイの「チャルラータ」「ビッグ・シティ」はじめ中国、タイ、シンガポール、パキスタン、カンボジア、ベトナムなど各国の名作、注目作が集まっています。と、いいつつ私も全然観たことない映画ばかり。

何本かみてとりわけ感銘を受けたのはマレーシアの2009年の作品「タレンタイム 優しい歌」です。

e0320083_2064249昨年劇場で公開されたり、映画祭で福岡でも観ることができたのですが見逃していた作品。

多種多様な民族と言語が飛び交うマレーシアの高校を舞台に、「タレンタイム」という学校の芸能コンテストを軸に、人種も宗教も違う4人の高校生を中心にそして複雑な社会の中でそれでもまっすぐに生きる若者たちの音楽と恋愛模様、を描く青春ドラマ。

映画には見慣れないマレーシアの市井の生活と風習、飛び交う複数の言語と人々に少し戸惑いつつも、その向こうにあるのはどこにでもある恋愛や苦悩、焦りそして屈折してそしてまっすぐな若さの発露です。

私とスクリーンの向こうをやすやすとつなぐのは、放題のとおり「優しい歌」と音楽です。

病床の母を甲斐甲斐しく面倒を見ながら明るく陽気なハフィズの歌はジョンメイヤー的で、ヒロインのムルーが歌うのは藤原さくらさんあたりが歌いそうなピアノ・ポップです。そして映画の全体を覆うのは日本人も大好きドビュッシーの「月の光」の美しい旋律。

その歌が湿度が高そうなマレーシアの風景を、ヤスミン・アフマド監督の湿度の低い演出と相まって笑いとともにクールに彩ってくれます。

なんとも共感してぐんぐん涙腺を刺激してくれます。

ヤスミン監督は2000年以降のマレーシア映画を牽引してきた女性監督。2009年の7月に51歳の若さで亡くなってしまいました。この映画は遺作となりました。

ヤスミン監督の母方の祖母は日本人でおばあちゃんをモデルにした新作「ワスレナグサ」を秋に撮影を目前として倒れて帰らぬ人となったとか。

影響を受けた監督の中には小津安二郎が、好きな映画は寅さんシリーズだったそう。

なるほど。と思った次第。

夏の間にアジア映画もどうですか?

「タレンタイム」は最終上映が8月19日(日)14時からです。

アジア・シネマ・パラダイス

8月8日(水)~8月26日(日)※休館日・休映日除く
観覧料:600円(大人) 500円(大学生・高校生) 400円(中学生・小学生)

福岡市総合図書館映像ホール・シネラ 映画解説 (外部リンク)

今週はここまで。
また次週です。

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