水曜ラジゴン

2018年8月15日 (水)

お盆・イン・ザ・水曜日

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盆じゅーる(リスナーのメッセージを盗作)。
お盆休みの水曜ラジゴン、今日はゲストもいらっしゃらなくてなんとなくのんびり。
実はエフエム福岡も放送は通常通りですがなんとなく社内もがらーんとしております。出入りする方もいませんからね。スタジオの前もなんとなく台風も通り過ぎて行き交う車も今日はなんとなく少なくのんびり見えるのであります。

そんな今日のメッセージテーマは「ボーン・イン・ザ・◯◯」。

ボーンで帰省した人も多いでしょうし、今日は方言、お国言葉にフォーカスを当ててみようというもの。

水曜ラジゴンは意外と、意外でもないですけどこの方言が好きして、ちょいちょい手を変え品を変え取り上げています。

方言は面白いですよね。
今でこそ全国区で「好きな方言」というと「博多弁」が上位に食い込んできたりもしますけど、ちょっと前までは広島弁と並んであらっぽい言葉の代表格みたいに言われていた時代もありますからねえ。これって多分「すいとーと」効果なんだろうと思っています。ある時期からやたらと「すいとーと」がかわいいとか芸能人がよくあちこちで言うようになりましたし。

そんなわけで、以前は隠しまくっていた博多弁も胸を張って言いたい方言になったわけです。いいことなんだかどうだかわかりませんけどね。

だけど九州の中だけだって、福岡の中でさえ各地で違うのが方言。
そのひとつひとつに味があるってもんです。

今日は方言でのメッセージもお願いしたんですけど、こっちは福岡以外の言葉になるとまったくわかんなくて四苦八苦。ま、そういう風になりたくてお願いしていたわけですけども。

この地元以外の再現性の低さも魅力です。はい。

いろいろありましたねえ。
珍しい言葉として出てきた方言が普通に使っている言葉だったりして驚きもありました。

髪を「さばく」なんて、長崎生まれなもんで違和感ないんですよねえ。長崎の方言です。
髪を「けずる」ってのも送ってきましたけど、これも聞いたことがある言葉。方言かどうかはちと不明ですが。「くしけずる」と同義として「梳る」って言葉もありますね。髪をとかすって意味です。とかすは方言じゃない...よね。だんだんわかんなくなってきました。

でまあいろんな方言のお話いただきましたけども、気がつくと何故か「佐賀弁特集」に。なんなんですかね。自然とそっちに偏っておりました。

佐賀弁は難しいですからね。
父方が佐賀の私でもみなさんからのメッセージよくわかんなかったです。

「きゅーのしゃーはきゃーのしゅー」

なんだそれ。「今日のおかずは貝の汁」です。わからんわー。
だのにバンさんと番組中にしばしきゅーのしゃーはきゃーのしゅーを繰り返す私達は、お気に入りってことでしょう。

番組終わって思い出しましたけど「やぐらしか」とか「エスカ」とか「ギャーケノスー」とかいろいろあったなあ、わかんないけど。

お盆で帰省してみなさん各地の方言を堪能しましたか?
方言はたのし。でありますね。

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今日のチンタメは趣向を変えて、この夏はアジアの映画に親しんでみませんか。ということで、福岡市図書館映像ホール「シネラ」で開催中の「アジア・シネマ・パラダイス(8月8日(水)~8月26日(日))」をご紹介。

福岡は全国でもアジア映画を見る機会が多い場所。なんだそうです。
ひとつにはアジア映画を観る映画祭がつどつど行われるからで、7月にも行われていた「福岡アジア映画祭」や今年は9月に開催の「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」など。

今開催中の「アジア・シネマ・パラダイス」もそういったアジアの映画を最近の作品と歴史的な作品を10本観ることができます。

そんなわけで私も時々好んで観たりするんですが、いつも思うのは「アジアは遠い」ってことです。

いつからこうなったのか、私達はニューヨークのど真ん中もアラバマ州のど田舎でも、イギリスでもフランスでもスクリーンの中にすっと入っていけるんですが、そういった国以外だと違和感を感じます。慣れ親しんでいないってことですね。アジアなんてすぐ近くの国々なのに。

すばらしい映画を観るとその違和感がポンと飛び越える瞬間があるのです。そんでもって、どの国でも世界でも人間って一緒だなと理解するのです。

今回の「アジア・シネマ・パラダイス」ではインドの偉大な監督サタジット・レイの「チャルラータ」「ビッグ・シティ」はじめ中国、タイ、シンガポール、パキスタン、カンボジア、ベトナムなど各国の名作、注目作が集まっています。と、いいつつ私も全然観たことない映画ばかり。

何本かみてとりわけ感銘を受けたのはマレーシアの2009年の作品「タレンタイム 優しい歌」です。

e0320083_2064249昨年劇場で公開されたり、映画祭で福岡でも観ることができたのですが見逃していた作品。

多種多様な民族と言語が飛び交うマレーシアの高校を舞台に、「タレンタイム」という学校の芸能コンテストを軸に、人種も宗教も違う4人の高校生を中心にそして複雑な社会の中でそれでもまっすぐに生きる若者たちの音楽と恋愛模様、を描く青春ドラマ。

映画には見慣れないマレーシアの市井の生活と風習、飛び交う複数の言語と人々に少し戸惑いつつも、その向こうにあるのはどこにでもある恋愛や苦悩、焦りそして屈折してそしてまっすぐな若さの発露です。

私とスクリーンの向こうをやすやすとつなぐのは、放題のとおり「優しい歌」と音楽です。

病床の母を甲斐甲斐しく面倒を見ながら明るく陽気なハフィズの歌はジョンメイヤー的で、ヒロインのムルーが歌うのは藤原さくらさんあたりが歌いそうなピアノ・ポップです。そして映画の全体を覆うのは日本人も大好きドビュッシーの「月の光」の美しい旋律。

その歌が湿度が高そうなマレーシアの風景を、ヤスミン・アフマド監督の湿度の低い演出と相まって笑いとともにクールに彩ってくれます。

なんとも共感してぐんぐん涙腺を刺激してくれます。

ヤスミン監督は2000年以降のマレーシア映画を牽引してきた女性監督。2009年の7月に51歳の若さで亡くなってしまいました。この映画は遺作となりました。

ヤスミン監督の母方の祖母は日本人でおばあちゃんをモデルにした新作「ワスレナグサ」を秋に撮影を目前として倒れて帰らぬ人となったとか。

影響を受けた監督の中には小津安二郎が、好きな映画は寅さんシリーズだったそう。

なるほど。と思った次第。

夏の間にアジア映画もどうですか?

「タレンタイム」は最終上映が8月19日(日)14時からです。

アジア・シネマ・パラダイス

8月8日(水)~8月26日(日)※休館日・休映日除く
観覧料:600円(大人) 500円(大学生・高校生) 400円(中学生・小学生)

福岡市総合図書館映像ホール・シネラ 映画解説 (外部リンク)

今週はここまで。
また次週です。

2018年8月 8日 (水)

水曜名物、灼熱の空に響き渡る「粉雪」

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今日のゲストはピアノの塚本美樹さん、ベースの間村清さんとボーカルのHINAKOさんのファミリーのトリオでJAZZをベースにした多彩な活動を行っているVisions。今日は塚本美樹さんをお迎えしました。

なんといってもボーカルのHINAKOさんは小学一年生で加入。9歳の頃には「天才ジャズシンガー」として結構テレビや新聞で取り上げられていたのも思い出します。実はこの日が誕生日で今や17歳。すっかりおとなになったんだなあ。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180808151649(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


実はバンちんそれぞれに全くの初対面ではなく、ちんは中洲ジャズなどでライブをチラと拝見したりもししているのですけどね。地道に活動を重ねる姿に本当に頭が下がります。

地元福岡をベースに全国各地で演奏活動を続けている皆さん。
今日のガチャポンゲストの質問は「縁起物は?」というものですが、これも旅に関わるものでした。

「私達の日々が旅みたいなものなんですけどね。沖縄はとりわけ好きな場所で何度も行くんですけど、毎回買うのはシーサー(笑)」

お家はシーサーの置物がいっぱいだそうです。

なんたって公演はざっと年間200本。
グループとしての活動もあり、それぞれのソロも他のグループの活動など様々。
「でもまあ、一日2公演とか3公演とかやりますし。朝10時に保育園で子どもたちとわーっと楽しんで、夜はガッツリジャズバーで(笑)みたいなのはザラですねえ」

大きな舞台から幼稚園や保育園、小さな会場まで。
「コラボのVisionsとも言われていますけど」と笑いながら話すように、ありとあらゆるアーティストやスタイルでの演奏を日々重ねています。

ちょっと気になったのは、熱心に行っている音楽と絵本のコラボ・コンサートや保育園など子供や親子を対象にした公演。参加型イベントを多数行って力を入れているようです。音楽のジャンルに先入観のない子どもたちの反応ってやっぱり違いますか?

「もうね。2歳児くらいでぴょんぴょん跳ね回って。ジャズのブルースとかで。かえるの歌をファンクバージョンでやったりして」と、とても楽しそう。

お客様も会場も多種多様、そんな日々って自分だったら大変すぎて疲れちゃいそう。と思ったりもするんですが美樹さんにとってはそんなことって愚問のようです。

「次に何やろうかなって。同じことを2回できないので、次はどうやるのかって考えてますね」

ホントにすごいっす。

さて、それぞれの活動は日々行われていますが、Visionsとしての近々のステージも予定されています。

POWER OF TAP 2018
8月31日(金)
渋谷区大和田伝承ホール

「東日本大震災から共演するタップダンサーの浦上雄次さんの復興イベントですね。
浦上さんと以前アクロスで共演して以来、意気投合してそれいらい一緒に活動させてもらったりもしているんですが、今回浦上さんから声をかけていただきました」

関連イベントは福岡でも。

TAP☓JAZZ 熊本復興コンサート
9月17日(月・祝) 開場18:00/開演19:00
ニューコンボ

「私たち楽器演奏するにしてもダンスをすることにしても、肌に練りこむまでってくらいでやってって、それで聞いて下さる見てくださる皆さんに伝えたいって思いがすごく強くて。そういうものを本当に復興して行こうねっていう力であったり、メッセージとして伝えていきたいなあって思ってますし、これからもいい作品作っていきます 」

みなさんがちょっと耳をすませばVisionsとメンバーそれぞれの活動は、いろんなところから聞こえてくるはず。ちょっと注目してみませんか?

塚本美樹さん、ありがとうございました。

福岡 VISIONS WEB (外部リンク)

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さて、今日は暑い暑い一日。

選曲は久しぶりの暑いと思うから暑い! 「冬ソング特集」を復活させました。
私達は結構お気に入りであえての。ってやつですがいかがだったでしょう?

こたつにアイス。ですよ。一番美味しいんじゃないかと思って腕によりをかけて冬ソング選んでみたんですけどね。

ま、季節感無視しやがって!とお怒りの向きもあるかもしれませんが、これも水曜クオリティ、笑って楽しんでくれたら嬉しいです。

で、テーマの方は8月8日ですので「縁起物」としました。
ラッキーアイテム、あるいはジンクスめいたものでもOK。

たくさんのメッセージありがとうございました。

色々頂いたんですね。
ま、やっぱり神社なんかで買ったり借りている縁起物が多いんですけど、それも様々で。たくさん持ってる人もいれば厳選している人も、肌身離さず持っている人も入れば大事に保管している人も。

なかにはそういったものを持たないことに、縁起をかついでいる人も少なくなくて、ホントに人様々なんだなあと思いましたねえ。

柏手を打つ。って方もいらっしゃいました。
どこでも大きく手をたたくと、悪いものがよけられそう。ってのはなんとなく納得。知り合いにもいますね。

縁起物を作っている人からも。
博多人形店で実際に来年に向けて真っ最中なんてお話いただくと、やっぱラジオってすげーな!って感動します。作っている人だよ?

「人」ってのもあって、これはすごくいいお話。
友人と出会うことで自分が変わって良いことが増えたので、友が縁起「者」ってわけ。素晴らしい。そう言えるあなたに羨望です。

ほかにもたくさんあったんですが、まあ実際のところはどうかって話は置いといて、何か自分の運を託すものがあるってことは、ちょっとした心の安定としてはいいもんだよね。って思いましたよ。

みなさん、メッセージありがとうございました。

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今日のチンタメは、すでに大ヒット中。
泣く子も黙るトム・クルーズの最新作「ミッション・インポッシブル フォールアウト」でした。

前作ローグ・ネイションと少し続いていて(監督も引き続きクリストファー・マッカリー)、今回は盗まれたプルトニウムを奪還するためにイーサン・ハントと仲間たちが敵味方入り乱れつつ奮闘します。おなじみのサイモン・ペッグ、ビング・レイムス、前作から続けて登場するレベッカ・ファーガソンに、今回お目付け役でCIAの嫌らしいエージェントがついてきてそれを、「マン・オブ・スティール」の暗いスーパーマン、ヘンリー・カビルが演じています。似合います。320

そういう話なんですが、番組でもいいましたけどちっともストーリーが頭に入りません。

それというのもトム様のアクションがすごすぎるから!

次から次からほぼスタントナシの「死ぬな」と普通に思うアクションの釣瓶撃ちです。

簡単に主要アクションを紹介しますと、

1・トム様がどうしてもやりたかったという「ヘイロージャンプ」。

7620m(普通3,810mくらい)のすごい高いところを飛ぶ飛行機から酸素マスクをつけて降下、ダイビングをしてものすごく低いところでパラシュートを開く。それを100回飛んだ。

2・カーアクション

観たこともないカー&バイクアクションてんこ盛り。フランス市街のカーチェイスなんて「あぶなーい」の連続でなんなら普通に交通事故映像です。これもほぼトム・クルーズ自らやっていて事故ってます。

3・ヘリアクション

この映画の見所として押されているヘリコプターアクション。これもトム・クルーズがホントに自分で操縦してアクションしています。この映画のために2000時間(1年半)の特訓を受けて免許を取ったんですけど「免許とった」のレベルではなくて、「らせん落下(スパイラル)」錐揉みで墜落してます。死にます。

4・56歳の異常な全力疾走

ハンパではないですよ。とにかく驚くくらいの速度でトム・クルーズが走りまくります。それも道路だけじゃなく全速力のまま屋内、のみならず超高い屋根の上、信じられないくらい離れたビルとビルの間をトム・クルーズ自ら飛んでいます。その挙げ句壁に激突して足首粉砕で全治9ヶ月なんですが、6週間で復帰して5ヶ月で全速力で走って窓から飛び降りてます。だから映画の中の全速力は骨折中ふくむです。

以上を説明しても少しも今日を削ぎません。なんでなら一部ですから。
テスト試写で「アクションが多すぎ」という意見の挙げ句、とんでもないアクションの数々をごっそり削除した。というエピソードもあり。

B級映画ならそのアクションだけで映画一本の目玉にしそうなアクションがボツになって、予告編だけで見ることできるシーンまであります。トム様操縦のヘリが大型トラックとあわや正面衝突なんかがそう。

今回はアクションありきで、脚本は撮影開始時点でできてないという恐ろしい話(それでよくこんな複雑なパズルみたいな脚本にできるもんです)なども含めて、現代映画の常識から軽く超越しておもしろいっつうんですから。

ま、アクション撮って話つくってるくらいなんで、だって監督トム・クルーズが骨折して中断してくれたおかげでやっと落ち着いて脚本考えられたなんて言ってますからね、どう考えても無理があったり雑な部分もなくはないんですが気になりません。お話がまず入ってこないですから。そんな事言いながらストーリーも理解できれば実はこれがなかなか。

とにかく、トム・クルーズの言葉通りの命がけのアクションですよ。

正直、56歳の小柄なおじさんが「この人自滅願望でもあるのかな」というレベルのものすごいアクションをやっているのですよ。IMAXで2000円払ったって全然惜しくはないです。

久しぶりにゴリラみたいな豪腕でノックアウト食らうような今回の「ミッション・インポッシブル」。ぜひご覧ください。

今週はここまで。
また次回です。

2018年8月 1日 (水)

人生って花火。水曜日は線香花火か?

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今日のゲストは今月のパワープレイアーティスト、SHE'Sから井上竜馬さんと服部栞汰さん。

井上さんの手になる美しいメロディとダイナミズム溢れる演奏でライブシーンではすでに人気のSHE'S。

私、個人的にも色々興味津々。野外ライブなんかに行くとSHE’SのTシャツを着た女性がいっぱい。しかもみんなかわいい(しつこい)。この日もそんな女性ファンが応援に駆けつけてくれました。

でもライブで見ると、音源とはまた違う男っぽさというかロック的なサウンドで楽しませてくれます。

関西出身でみんな同い年の4人組。
絶対注目です。


ゲストの出演部分はこちらから→ http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180801151547(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


さて、そんなお二人をお迎えしてのガチャポンの質問はまずは「あなたは海派?山派?」。

「季節関係なく山派ですねえ。海はあの匂いとか苦手」という井上さん。
「僕は海派ですよ。サーフィンもやってたし、釣りも親父といったりしてました」と服部さん。
真逆ですね。聞けば趣味や好みは2対2でうまい具合にわかれているとか。そーゆーのってバンドとかでは大事。

次の質問でちょっとひっかかります。
「最近ハマっていること」で、井上さんは今結構流行っているオンラインゲームPUBGだそう。実はちんもちょっとハマっています。

で、服部さんがいきなり「糖質オフです」と答えてざわつく私達。shes
若いバンドで「糖質オフ」ってギャップがインパクト大。

「15(kg)くらい行きたいんですけどネ」

いやいや全然問題ないっすよー、とバンちんが言えば、井上さんも「ちょっとそのままでいてくれないかなとは。いじれなくなりますし」と若干業務寄り的な異論を挟みつつちょい盛り上がりました。

「うちのメンバー3人共細いから気になる」そうです。確かにSHE'Sの3人はかなりシュッとしてますもんね。いろいろ考えることあるんだなあ。と思いつつちょっと笑ってしまいました。

さて、そんなSHE'Sの新曲が、エフエム福岡8月のパワープレイの「歓びの陽」。

今までとはまた違うテイストの、昨今の世界のトレンドに寄り添いつつSHE'Sらしい繊細さとエモさを感じる確かにワンステップ上がった感もある良シングル。

「はじめてここまでしっかりシンセも取り込んで、バンド感もしっかり出したいなあと思って、新しいプロデューサーとも組んで新しいもんができました。最近の世界の主流のサウンドを落とし込んでみたいと思っていて、SHE'Sでやるとどうなるんかなと」

「以前からそういう世界を竜馬がやりたいんだろうなと思っていて、確かに新しいメージになりますし、SHE'Sらしさも残っていて」

とお二人も強い手応えを感じているよう。

個人的には、以前からSHE'Sはど真ん中の高品質J-ROCKをやりつつ、いつもそこを良しとしない「洋楽」に近づきたい今どき珍しいグループという勝手な印象で、そこにブラック・ミュージック憧れで近づいてもどうしても自分らしい音楽になってブルー・アイド・ソウルというジャンルを作ってしまったイギリス人的なかっこよさを感じていたのですが、2ndアルバムあたりから着実に枠からはみ出して新しいステップをアガり始めた感がありました。

ついに「歓びの陽」で今まで以上に広いフィールドにアピールしそうです。応援したいですね。

そんなSHE'Sのツアーも楽しみです。

SHE’S Autumn Tour 2018 “The One”

2018年11月16日(金)福岡 DRUM Be-1
open 18:30 / start 19:00


「今回のツアータイトルの『The One』のテーマは最近よりあえて会場も少し小さめにして密度や熱量、一体感をぎゅーっと高めて共有したいんですね、近いゆえの感覚で一緒に作るように思ってもらいたいですね」

このあとは「GOW!!」の出演もそうですが、今日一日のプロモーションはかなり過酷なはずですが、ふたりとも涼しい顔で「楽しいです」なんていいながら今回のシングルを少しでも多くの人に聞いてほしいという思いが伝わってきます。

最後にお二人から一言。

服部さん「今までSHE'Sを知ってくれていた方も。初めてという方も満足できるシングルに。僕らはできたと思うんで。まずは手にとって聞いていただけたらなと思います」

井上さん「CDを作ったんでまたどんどん新しい CD 作って、もっともっと福岡、九州に遊びに来たいなと思ってますので待っててほしいなと思っております」

お二人ともありがとうございました。

SHE'S WEB (外部リンク)

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そういえば7月28日(土)「FM FUKUOKA 出張ラジ★ゴン Special! in 下関 海響館 !!」で、斉藤ふみさん、岡本ヒロミツさんの火曜日チームに紛れ込んで、ちんも出演させていただきました。

IMG_6724当日はたくさんのリスナーさんも来てくれてとても楽しい放送が出来ました。みなさんありがとうございました。

なんせちゃんとした火曜ラジゴンのお二人ですから、安心してこっちは大好きな海響館でのびのびと、しかもただいま夏休みの特別企画「寄生して生きていく虫の話~あなたのそばにいるかもね~」が開催中。ホントに楽しかった...(しみじみ)

詳しくはADまゆこちゃん、渾身のブログを読んでくださいね。

さて今日のメッセージテーマは「ラジゴン花火大会」。
まさに今日、8月1日は56回西日本大濠花火大会の日、ってことでラジゴンでもでっかい花火を打ち上げましょう!というもの。

ただ上げるのは、あなたの人生。
嬉しいこと悲しいこと、ドキドキしたこと、びっくりしたこと。心拍数が上がるような瞬間を「花火」として音響とともに打ち上げようという趣向です。

水曜ラジゴンはこういうトリッキーなテーマというか形式が大好きですが、わかっているんです。あんまり飛び道具ではリスナーさんがガチで戸惑うってことも。

さすがに出足は悪かったのですが、それでも結局たくさんのメッセージをいただきました。まいどまいどみなさん本当にありがとうございます。

結婚、出産、あるいは恋愛。

これが今回の花火の王道でした。まそうですね。
苦労や苦悩を乗り越えて、やっとたどり着いたウェディング。あるいは告白。
ついに生まれた新しい命の誕生の瞬間。
人生の中で咲き誇った大輪の花って感じがしますもんね。IMG_6839

ま、時に失敗もありますが、花火ってどこか切ないじゃないですか、そんなほろ苦さも花火に似て打ち上げたい物件でありました。

他にも色々、ラジゴン空間に美しい花火がたくさん上がりました。

そんな中でも一番のインパクトは、病院にお勤めのリスナーさん。

ある医師に陰ながら熱い想いを秘めていたんですが、ある日病室のベッドで仮眠をとる医師を見つけてときめきアップ。カーテンを開いてみたら、看護師さんが転がり出てきたという。身の毛もよだつ大事件。

これは特大のヘビ花火でした。

華やかな光の花が輝くほどに影も濃い。

そういえば、自分にはそんな華は関係ないなーなんて思いながら、キコキコ自転車こぎながら帰宅してまして、ふっと見上げると私にも大輪の花のおすそ分け。

人生って味わい深いですねえ。


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今日のチンタメはおなじみピクサーの新作にして、長編映画としては『リメンバー・ミー』に次ぎ『トイ・ストーリー』から数えて記念すべき20作目、そして2004年公開の『Mr.インクレディブル』のなんと14年ぶりの続編「インクレディブルファミリー」です。

スーパーヒーローの活動が禁止された世界。
かつてのヒーローMrインクレディブルも保険の窓口業務でしょっぱい日々。
同じヒーローだったイラスティガールと結婚し、3人の子供を抱えています。

ちなみに3人の子供もそれぞれ能力者。inc
14歳のヴァイオレット、10歳のダッシュ、生まれたばかりのジャックジャックと子育ても大変。

そんな中、正義の思いと過去の栄光を捨てきれないMrインクレディブルは、密かに自警活動を行っているが、ヴィランの登場と様々な思惑に巻き込まれ、結果地球の危機と一家を巻き込む大きな騒動になっていく。

というのが一作目の「Mr.インクレディブル」。

監督はドナルド・バード。

ユニバーサルで男子泣きの(映画「レディプレイヤー1」でも一番活躍してました)「アイアン・ジャイアント」を制作し、ピクサーに写ってピクサー初の人間が主役のアニメ「Mr.インクレディブル」を。このあとに「レミーのおいしいレストラン」をヒットさせ、トム・クルーズの目に止まり、いきなりはじめての実写作品があの超大作「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」というすげえ人。

その久々のアニメがこの「インクレディブルファミリー」というわけです。

まず驚くのが14年の時を経て、前作のラストシーンからそのまんま続く、正々堂々の続きからやること

最近、10年単位の時を置いての続編映画はありますが、いずれも時の経過を考慮して、映画もその数年後だったり別の話だったり工夫するのが普通。

こんなにモロ続きっていうのは、むしろ大胆すぎるのであります。

もちろん、前作を見てなくても全く問題ないようになっていて、見た目も全く一緒のようでこの間の技術の進歩や時代感をちゃんと取り入れているのですが。

でも、この映画、前売りの時点ですでに新記録を建てていたりして、多くの人が待ちわびている自信の現れとも言えるのかもしれませんね。

さて今回は、妻のイラスティガールのほうがヒーローとして大活躍、Mr.インクレディブルのほうが家事と子育てに奮闘するのです。

このシリーズ、単なるスーパーヒーローもののパロディではなく、そこに現代の私達のメタファーだらけで胸に迫ります。

今回も子供の勉強はわからない、多感な14歳の女の子はパパを嫌い、赤ちゃんは言葉通りの「怪物」でやつれるパパ、という壮絶な場面も。

一方で外で活躍して大人気のイラスティガールも、高揚する気持ちと裏腹に置きっぱなしの家族やさまざまな不安に苛まれたりして、女性活躍社会も大変です。

そんな家族がまた一致団結して、地球の危機に立ち向かうさまは胸アツで、手に汗握ります。

そうなんです。ほっこりファミリームービーとナメがちなオタクの皆さんも大満足。
なんたってトム様も満足させたブラッド・バード。
冒頭の巨大ドリルタンク戦にはじまり、ミッション・インポッシブル顔負けのスパイ大作戦に、14年のギジュの進歩とアニメの自由さに満ち溢れた大アクションシーンに興奮。

マーベルだって目じゃないぜ。

というわけで、真に全方位ファミリームービーとしてこの夏オススメ。

ぜひご覧ください。

今日はここまで。
また次回。

2018年7月25日 (水)

君はチェリオを知っているか?

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今日のゲストは福岡発、バリカタスタイルR&Bコーラスグループ、FREAKのみなさんです。

今回もいきなり自己紹介コーラスでがっちり掴んでくれました。
2012年の結成以来、福岡をベースに着実にステップアップしていく四人。最近は東京を中心に全国区での活動も増えてきて頼もしいかぎり。

最近ライブを見ていても、特にこの1年はもう一回アクセルが入ったような充実したステージにいよいよ充実期に入ってきた。そんなかんじがしますね。

実際、四人とも、着実にフィールドが広がっている実感を感じているようです。

とはいえ、スタジオのみなさんはいつもの通り、楽しくてフランクな福岡の兄さんなのでありました。


ゲストの出演部分はこちらから→ http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180725151631(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


さて実は今日はファンの皆さんからのメッセージが沢山届いていたんですね。そういえば、今日もファンのみなさんがあっつい中たくさん駆けつけてきてくれて、静かに熱く応援してくれました。いつもありがとうございます。

そんなわけで、ファンを代表して1つ質問メッセージを紹介。

「夏にやってみたいことは?」

元樹さん「外に出ないように。熱中症とか報道でもやってますし」
悟さん「僕は先に先に曲作っていくんで夏の間はもう冬の曲をつくってますね」
大地さん「海外旅行とかしたいっすね。上海とか香港とか」
勇樹さん「勉強したいんすよね。人としての深みがほしいですね」

それぞれ面白くってですね。ま、詳しくはタイムフリーでどうぞ。

さてFREAKの新曲は6月27日の配信限定シングル「Oh Yeah!!!!」。

20180530_freak_2糸島市深江海水浴場内にら9月2日(日)まで限定オープンの「avex beach paradise FUKUOKA」のイメージソングになっています。

この季節らしい、アッパーチューンではありますが今までのFREAKとは一味違う、単なる応援ソングではなく、人として苦悩の中からそれでも殻に閉じこもらずに破っていけと立ち上がる、そんな姿勢を描くシリアスなメッセージも込められています。

音的にも今までとはまたちょっと違うより今の音楽の潮流に寄り添うよにアップデートされた完成度の高いものになっていますね。

そんな楽曲も携えながらこの夏もライブもたくさん。

まずはavex、夏の祭典「a-nation」に登場!

a-nation 2018 長崎

2018年8月4日(土) 長崎・ハウステンボス内 ロッテルダム特設会場
倖田來未、Shuta Sueyoshi、SUPER JUNIOR-D&E、Da-iCE、超特急、lol-エルオーエル-、SOLIDEMO、FREAK、九星隊(ナインスターズ)

「九州出身のアーティストとしてがんばります!まずは知らない人たちにも知ってもらえれば」

そして、夏フェスは4年目の「Sunset Live」。
屋外でひときわリラックスして楽しそうな4人のパフォーマンスが楽しめます。

26th Sunset Live 2018 -Love & Unity-
2018年9月1日(土)・9月2日(日)※FREAKは2日に登場です
芥屋海水浴場・キャンプ場 特設ステージ

そして、秋は東京、大阪、沖縄のワンマンライブツアーと地元福岡を音楽で盛り上げる自主企画イベント”BASE”が待機中。
こちらも楽しみです。

「FREAK Live Tour 2018 “F.O.O.T.”」
11月04日(日)【大阪】心斎橋FANJ twice
11月11日(日)【東京】代官山LOOP
11月24日(土)【沖縄】那覇Output

「FREAK Presents “BASE” Vol.1」
11月17日(土)開場16:00 / 開演17:00
会場:【福岡】イムズホール

J-R&Bコーラスグループの大先輩であるFull Of Harmonyを迎えての2マンです!

最近、イムズホールがホームっぽくなっていますけど、FRAKとイムズホールの相性は抜群で素晴らしいステージを見せてくれますので、今回から始まる自主企画ライブシリーズも楽しみですね。

そんなわけでこの夏も大忙しのみなさん。
地元福岡代表のボーカルグループ、これからも応援していきますよ!

みなさんありがとうございました。

福岡発バリカタスタイルコーラスグループ FREAK<フリーク>公式サイト (外部リンク

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暑いっすけど元気いっぱい。
正確には元気いっぱいのバンさんと、いつもだいたい低空目なのでいつもどおりのちんです。でも、内なるテンションは上がっています!出せよ。とはいわないで。

さて今日のメッセージテーマは「ドリンク」。

水分補給、水分補給と連日テレビやラジオで言われてますが、そうじゃなくても飲み物がほしい夏。今日は飲み物に関する話題をみなさんに募集しました。

やっぱりこんな昨今ですから「暑さ対策」としてのドリンクの話題がたくさん。それはそうですよね。

朝起きて、あるいは寝る前に水を一杯。
そんなことを励行している方、多いようですが実際補水の意味ではとても有効だそうですね。とりわけ寝る前の一杯はいいんだとか。

やー俺は毎晩晩酌して失神して寝てっからよー!健康的なわけさ、みたいなあなたアルコールは駄目っす。利尿作用も高いので出ちゃうし、快適な睡眠を阻害することもあるんだとか。知ったかぶりですけど。

あと「麦茶」ファン多し。
おいしいですよねえ夏の麦茶。私も大好きです。

しかもいろんなお茶類でも麦茶だけはまったくカフェインが含まれないので、水分補給としては良いそうですね。

夏は麦茶。なんておばあちゃんあたりも言っていましたが、夏の飲み物としては意味がちゃあんとあったってことですかねえ。松島トモ子さんもお喜びです。きっと。

また脱水症状に有効な経口補水液もなにかと目にする機会が多いようですけど、手作りで作る方法なども紹介してくれました。いくつか調べてみましたがだいたいどれも同じレシピのようです。こちらは興味のある方はネットなどでご確認を。

ただ普通にガブガブ飲むものではないようですから、そこらへん少し気をつけねばならないみたいですね。

そんなわけで、熱中症対策的なメッセージがどうしても多くなりがちな中、ドリンクと言えば「夏にビール!」みたいなメッセージも。嬉しいですね。

フェスで飲む生ビール。
料理をしながらたしなむ赤ワイン。
夏にうまいぜハイボール。

冷酒ってのもありますね。アルコール派の夏はそれはそれで楽しいもんですねえ。

一方、今週は「炭酸水」にまつわる話題も多かったですね。
ノンアルコールで水以外ってことになると麦茶と並んでこの炭酸水を上げる方が目立ちました。

流行ってるな。って感じ。

今回、意外と少なかったですが懐かし飲み物の話題もありました。

チェリオにプラッシー、ファンタゴールデンアップル、メローイエローにミスターピブにマウンテンデューに冒険活劇飲料サスケとだいたい私が言っていましたか。失礼。

定番ですがカルピスの薄い濃い問題も、いつもお話したい話題です。

ほんとにいろいろ楽しかったですね。
母乳ってのもあったけど。あれも確かになんなら命の飲み物ですなあ。

いろんな飲み物でこの夏乗り切りましょ。

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さて、今週のチンタメは今年の映画界最大の事件になりつつある映画「カメラを止めるな!」です。

先週、リスナーからのおすすめもありましたが初日観に行ってまいりました。
有名俳優、有名監督一切ナシ。制作費300万円のインディーズ映画ですけど、なんと満席!予約してなかったら見れなかったです。

そんでもって、めっちゃ面白い!ポンっ!

kametomeENBUゼミナールっていう監督&俳優養成スクールのワークショップでとられた劇場映画。もともと完全なインディーズ映画です。監督は短編やCMでコツコツ映画に取り組みこの映画が長編デビューの上田慎一郎。

6月にたった1、2館のミニシアターで上映開始して、その面白さにあっという間に映画ファンの間で話題騒然。「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」でゆうばりファンタランド大賞(観客賞)を受賞。海外でも熱狂的評価。

今や全国に拡大して、さらに上映館は急激に拡大しつつ、エライコッチャとマスコミも慌てて大特集。結果、今も映画館はパンパンです。

内容なんですが、これがねー、曲者なんです。
どこを話してもネタバレ。なにを話しても興ざめ。

SNSなんか見ても気持ちいいくらいみんな大事なところをネタバレしてないんですね。なんていうかそういった部分だけでもこの映画に対する深い愛情をかんじます。とにかく中身知らずに見たほうがいい映画であることは間違いないです。

ひとことで言えば「ゾンビ映画」。だけど怖くはないんですね。ハラハラ・ドキドキあり、笑いあり、ファミリームービーであり。そして「あっ!と驚く」

ゾンビ映画を撮るゾンビ映画。
ですけど、あなたが思うような映画ではありません。ジャンルさえも違うと思います。

そうやってハードルを上げまくった結果、映画館に走った皆さんは確実にがっかりします。
「ああ、そういえばこれは低予算映画だもんね」

ひどくて違和感だらけでいかにもC級。そこからです。あとは言わない。

こと私に関してはそんな映画が大好きで「ひっどいけどワンカットでがんばってるー」と喜んでましたが、映画館を出るまでに息を呑み大笑いして前のめりになり映画に関わるすべてが好きになり、涙ぐみつつほっこりと帰路につきました。

そして、映画って素晴らしいなと。
つまるところ、作品として完璧。そしてそれを超える愛情に心掴まれました。

じわじわ内容が耳に入る前に、映画館に走りましょう。
バレてから見ても面白いんですけどね。

いいですか?
今上映されている「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」は制作費約274億円ですよ。国内映画でも大作は数十億円です。

この映画は300万。
そんな映画が連日満員で大評判になってるって、普通に考えてよっぽど面白いんだろうなと思うじゃないですか。

よっぽど面白いんですよ。
よろしくでーす。

今週はここまで。
また次回です。

2018年7月18日 (水)

水曜日が目指すのは「ちょうどいい」くらいでひとつ。

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今日のゲストは、ウクレレプレイヤー/シンガーのKAIKIさん。

真っ白なシャツがよく似合うKAIKIさん。
ご覧の通り爽やかに、片手にウクレレを携えて笑顔で入場。さっそくなにか少しとお願いすると、白い歯を見せてアルバム「Hope Island」から「Gentle Rising」かる~く一節。

その途端、大げさでも何でもなく、さわわ~っとノースショアの風が吹いてきて波の音の間のウクレレの美しい響きにのせて乾いた声が心地よく届いてくるわけです。

いろんな方のスタジオでの生演奏聞かせていただきましたけども、全く違う意味ですごい。優しい!抱かれたい!こういう流れでございますね。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180718151709(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


そんなKAIKIさん、ハワイ大好きのご両親の間に生まれて3歳からウクレレを手にしていたというウクレレエリート。最初に少し教わっただけで以降一度もスクールなどで学ばずに独学で演奏を習得したとか。

結果今に至ったのですからすごいんですけど、途中で一度寄り道(?)をするんですね。

「中学を卒業するくらいからこれからの人生どうしよっかなって考えて。でも日本の教育もいいけど海外が好きなんで」

それで目指したのが医師の道で、18歳でフィリピンはセブの大学へ。
そしてちゃんと卒業して帰国したんですけど、やっぱり音楽の道へ進もうと決意。

A1 izzUNAxL._SL1500_ウクレレ→医師→ウクレレ

ってすごくないすか。ウクレレが得意なお医者さんでいいじゃん!って正直思うんですけど、やっぱりウクレレとなったきっかけが「歌」だそうで。

「フィリピンにいるときに週末だけバーとかで遊びに行ってて、現地で歌ってる人を見ていいなあって思って。一度だけの人生本当にやりたいことはなんだって考えたんですね」

そんなわけで本格的に歌い始めたのは2年前。
2年前!!

すごいのがあちこちに散らばっていて反応に若干困る私達なのでありました。

人生をウクレレに捧げたKAIKIさん。
そんなウクレレってどこが一番の魅力ですか?

「ウクレレをやってきてウクレレの音色が嫌いって人にあったことがないんです。そういう優しくて暖かい音が好きですね」

そんなKAIKIさんのウクレレと詩の魅力がたっぷり楽しめるのが発売中の 1st Full Album 「Hope Island」です。

Carlos K.、Akira Sunset、DJ CHIKA a.k.a INHERIT、岡嶋かな多など日本のトップクリエイターを招いて作り上げた自信作。

「全員で制作の合宿をオーストラリアでやっていて。南半球の青空の下でビール飲みながらセッションしながら作ったアルバムです」

そうやって出来上がったアルバムは、極上、としか言いようがないこれからの季節にピッタリの一枚。

いかにもハワイなものから皆さんおなじみの「海の声」の英語カバーなど、広く「アイランドミュージック」という風情で、サーフミュージック方向のKAIKIさんのボーカルと相まって、心地よさが抜群。

本当に2年前なんですか歌。

またこのジャケットが私は大好きで。
ハワイの古いアルバムやコンピなんかを思わせるヴィンテージなトーンがとてもかっこいいのです。

福岡でのライブも期待したいところですね。

さて、これからやりたいことってありますか?

「海外にも行く機会が多かったので、やっぱり海外でも活動できればって思います。お世話になったセブなんかでライブもやりたいですね」

そうやってにっこり笑うKAIKIさん。

ずーっとすごい話を聞いているのに、本人の人懐っこい笑顔で語られるとひとつも嫌味がなくて、本当に爽やか。

音楽そのままに、一緒にいるだけで心地よさを感じるKAIKIさんなのでした。

だいたいウクレレ男子ってそろそろ流行りそうな気がする。
モテそうだもんね。

また遊びに来てください!

KAIKI OFFICIAL WEBSITE | (外部リンク)

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暑いっすねえほんとに。
お昼のテレビ見てたら3時間くらい「暑い」ってことだけを手を変え品を変えやってたりして、よっぽど暑いんだな日本。と思ったり思わなかったり。キンキンに冷えたビールがいい季節でもありますなあ。

さて、今日のメッセージテーマは「ちょうどいい」。

「冷房は28℃」
ちょうどいいっすか?ほんとに?私暑いですけども。
一説によると環境省が推奨したものの科学的な根拠があるわけでもないなんて話もありますが、でも28℃上等!でちょうどいいって人も私の知り合いにいますしね。

味が濃いとか薄いとかもそうでしょ。
お風呂の温度なんかもそうでしょ。
笑いのセンスなんかもそうでしょ。

結構ひとそれぞれの「ちょうどいい」はひとそれぞれ。当たり前か。だからいいんです。
全員賛成じゃないんですけども、それぞれの「ちょうどいい」はそれ以外はナイよりのナシなわけで、多様でいて絶対。

ちょうどいいは最高なわけですね。

そんなわけで皆さんの「ちょうどいい」を教えてもらいました。
早めの暑さで投稿もヘタリ気味でしたが、大丈夫。こちらはもっとヘタれていましたから。ええ。なんか暑さにやられたみたい。みなさんも気をつけて。

あっさり弱音をはいたら皆さんに助けてもらってたくさんのメールいただきました。

味の好みのちょうどいいでもめがちだったり、会話のテンポが違うのでちょうどよくなかったり、一方相性がちょうどよくってラブラブだったり。やっぱり、カップルや夫婦みたいにもともと他人が一緒に長くいると「ちょうどいい」を探る道は多難のよう。そんな中でもぴったりの相手に出会った人の幸せ自慢はこれまた微笑ましいです。

「水曜ラジゴンが私にはちょうどいいです!」っていう嬉しいメッセージも多数。ありがたいですね。
ただ、このちょうどいいってどういう意味なんだろうと微量の不安も感じながら、なかったことにしてスルー。

そんな中で水曜ラジゴン積年の疑問、「テレビの丁度いい音量問題」にも今回一応の決着を見ました。

毎回「私は22」とか「私は10です」とか「30だと大きすぎるので26くらいにしています」みたいな「メーカーで違うんじゃないんかい!」と毎回言っておりましたので、今回画期的、メーカー要明記という斬新な要望を加えてディレクターがしっかり集計までしてくれました。

結果、以下のように。複数回答は平均値を求めました。

東芝 19
ソニー 11
シャープ 22
日立 10
パナソニック 20

日立とパナソニックは回答が少なかったのでちょっとあれですが、これが決定版!

などといいつつ、以前調べたときには同じメーカーでも時期によって変わったりするようで、まあ結局いい加減なのかもしれませんが!とりあえず結論を導くことができてよかった!

この結果、みなさんのお家に照らし合わせるとどうですか?

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今日のチンタメは、『バベる! 自力でビルを建てる男(岡 啓輔、萱原 正嗣著 :筑摩書房) 』 という本をご紹介。

東京港区でたったひとりで地下1階地上5階の自宅ビルを立てている男。人呼んで「三田のガウディ」。

5年くらい前に「タモリ倶楽部」でホームセンターの材料でビルを建てる男として特集されていたのを見て面白い人だなあと思ったものですが、今に至るまで結構あちこちで取材されたり紹介されたりしている知る人ぞ知る物件。

baberu今回、一冊の本としてまとめられたのをたまたま発見して飛びついて読みました。

2005年11月につくりはじめ、かれこれ10年以上建築中の「蟻鱒鳶ル(アリマストンビル)」と名付けられたビル。建築面積25㎡弱、延べ床面積100㎡。

「舞踏のように思いつきで建てていく」というコンセプトも含めて、いわゆる素人のおもしろ建築。と思いがちですが、この岡さん、れっきとした建築家。

ただ理想の建築に取り憑かれ、極めて極めて結局自分でビルを作るに至ったという、ライトな狂気を感じる素晴らしい人。

学び続け、頭で理解するだけでは不完全と、鳶や大工仕事の現場に8年も従事し、ひたすらバイトと借金でお金を作りと「蟻鱒鳶ル」の完成に向けて邁進する人生。

もちろん一筋縄では行かず、資材を誰も売ってくれず、重機で穴を掘ることもかなわず、結局「手で掘る」という途方もない方法で始め、建築業界に身を置きながら「個人」では相手にもしてくれない業界の厳しい壁に悩まされ、資金難に悩まされ、生活に悩まされた挙げ句に、早々に再開発地区に引っかかってしまって現在に至るまでその対応、対策に追われるというハードさ。

私が見た「タモリ倶楽部」はじめ各所での露出も実は、その立ち退き対策だったということなんです。

常識に立ち向かって邁進すると、いろんなことが見えてくる。

個人的には昔から疑問だった「明治くらいのコンクリート建築は今も残っているのに、50年位で団地や一戸建てが寿命で廃墟化するのはなぜ」にもバッチリ回答。

ポイントは「セメントと水、材料の良し悪し」なんだけど、なるほどねーと。ひとことで言えば「法律で決まった耐用年数がそれくらい」ってことなんですけども。

なんかね。
サラリーマンが一生ローン払って必死で建てた家が、自身が天寿を全うするまで持たないって理不尽だと思うんですけどもねえ。

ちなみに「蟻鱒鳶ル」のコンクリートは200年もつそう。

そんなコンクリート愛あふれる岡さんのハードな毎日と、ここに至る半生を綴ったこの本。自身の哲学や建築に対する熱い想いが後半はややキツすぎるほどですが、私はこういう人が大好きなんです。

同じようなセルフビルドの建物で言えば、世界的にも有名な手作りマンション「沢田マンション」っていうのが高知にあって、こちらは都心からちょっと離れた場所に敷地面積1800㎡、地上5階で70世帯以上が住んでいる恐ろしい物件があって、こちらは人呼んで「高知の九龍城」。

実際に観に行って今は亡きご主人の沢田さんにちょっとだけお話させてもらったこともあるのだけど、なんかやっぱりものすごい強烈な印象が残っています。

ビルでもマンションでも、手作りで作ろうと思います?
でも、思っちゃった人って、思いついてやりたくなったんだからしょうがない、みたいな自分なんかとは違う「この道を見つけてしまった」凄みを感じたりもします。

生きづらそうだけど、自分なんかの人生と比べてどうなんだろうか。

そんなことを考えながら、あと数年でできる、予定という「蟻鱒鳶ル」が出来上がったら見に行きたいな。と思ったのでした。

サグラダ・ファミリアだってついにできちゃうんですもんね。きっとだいじょうぶ。

今週はここまで。
また次回です!

2018年7月11日 (水)

便利な水曜日の不自由な私達

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今日のゲストは今月のパワープレイ「Feeling Good」でおなじみの Meik さん。 #Meik

圧倒的な歌唱力とダンスですけど静岡出身のまだ高校3年生。
福岡とは縁が深くてキッズダンサー時代から福岡によく来ていたとか。エフエム福岡では去年はじめてのラジオレギュラーとして「MeikのメキメキRADIO」を放送していましたから、すっかり馴染みって方もいらっしゃるかも。

今でもその頃の収録風景が動画でYouTubeのMeikさんのチャンネルで見ることができますが、すげえ面白いです。

その頃の話をするときゃきゃきゃ!と笑って「恥ずかしい!」とのこと。でも「1人で30分間喋るのってこんなに大変なんだって」でもその分、楽しさもひとしおで貴重な体験として残っているそうです。

本当に小さな頃からキッズダンサーとして活躍し、13歳でJ☆Dee'Zで上京、14歳でメジャーデビュー。16歳で卒業して17歳でソロデビュー。

ものすごい勢いで現在に至ってるのです。13歳で上京して一人暮らしって。昨日までランドセル背負っPrintてた我が子を送り出すご両親も断腸の思いだったでしょうね。

でも本人「あんまり覚えてなかったりするんですけど、もう6年前なんで」と笑っていました。あまりにも濃くて超早い毎日、17歳にはいつだってもう過去です。

そんなMeikさん、もうほんとに今まさに前に前に進んでいきたいという生命力がぷわーっと感じられて本当に可愛い。

ただいま好評パワープレイ中の「Feeling Good」は今からの季節にぴったりのサマーチューン。

Meikさんの「LOVE〜愛はディスコ〜」から始まるソロシングル群は一貫して昨今のソウル、ファンクリバイバルに呼応した80年代チックなディスコやファンクが多かったのですが、今作はよりアップデートした17歳のMeikさんにとってもぴったりなダンスチューンになっています。

「ファンに皆さんにも新しいMeikちゃん見れたって言ってもらえそうな楽曲になりました!」

水曜ラジゴン的にはMVも結構話題で。
というのもリゾートっぽい本当に美しい風景の中でMeikさんのスキルフルなダンスとショッピングなどを楽しむオフショットも交えたキレイなビデオなんですが、コレどこだ?と盛り上がっていたんですね。で、シンガポールだ!と決めつけていたんですが...

「これ!ベトナムのダナンなんです!」
おお、全然違う。
「というのもこの曲ベトナム・ダナンのオフィシャル観光テーマソングなんです!」

凄い楽しかったです!だそうですよ。

Meik_2nd_kamijk_omoteそんな楽曲も含む7月25日にセカンドミニアルバム「Make Cheer」も発売予定。

「いろんな世代から愛してもらえるアルバムになってると思ってて。2曲めにはブラックビスケッツさんの「Timing」のカバーも入ってるんですよ」

と、オヤジ殺しも健在です。

ガチャポンの質問に答えて「これからはフェスにもいっぱい出たい!」とこたえて、アーティストとして今やりたいことがいっぱいのようです。

まずは渋谷eggmanでのワンマンライブに全力投球。

Meikワンマンライブ「Make a Noise」
7月28日(土):渋谷eggman

「福岡でのライブも絶対やりたい」そうですから福岡のファンのみなさんも期待してくださいね。

そんなわけですっかりMeikさんにやられた私達。
だって、今日々ステップアップする自分の状況ってどう思います?って質問すると、

「そういう環境があることが幸せで。応援してくれるファンの皆さんはもちろんいつも支えてくれるスタッフさんのひとりひとりに恩返しできるように、もっともっと頑張らないとなって思います」

ってスラーっと答えるんですもの。

もう応援せざるを得ません私。

| Meik official website | FUNKY GIRL at TOKYO (外部リンク)

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さて、先週は大雨で「平成30年7月豪雨」なんて名前までついちゃって、全国で甚大な被害が広がりました。リスナーさんの中には避難した方、被災した方も実際にいっぱいいらしゃって、そんな現実を前にいつも自分ってなんもできないなと無力感を感じたりもします。

みなさんがんばってね。僕ら今日もバカなお話をいっぱいするから少しでも気が休まることを願ってがんばるよ。そんな思いを胸に今日のテーマは「便利だなあ」。
7月11日でセブンでイレブンだから。

コンビニなんてまさにそれ。
コンビニがなかった夜や年末年始のことなんか思い出せないくらい。

そういうものって多いでしょ。
また自分だけかもしれないけどこれがないと私困りますなんて便利グッズもあるでしょう。

今日はそんなついつい当たり前になって感謝の足りない便利に注目しましょうというものです。
いろいろ頂いて面白かったんですが、こうやって見ると色んなことが便利になったもんですねえ。

車は手を話してもそこそこ自分で制御して走ってくれるし、音楽もデータで買えるし、お買い物はネットで大体済ましちゃう。スーパーに行っても一人暮らしでも持て余さない位の量の野菜や果物がカットして売ってるし、待ち合わせも「天神」で細かく指定しなくてもいいし、恋愛の告白もバイトやめるのもLINEでメッセージしておしまい(ひどい話)。

なんですけどね。結局それらも含めて一番多かったのはやっぱり「スマホ」でしたね。

そりゃそうですよね。
ありとあらゆることがネット経由で、すなわちそれはスマホに集約されちゃう。

そう考えると、現代ってスマホ中心で動いているんだなあなんて改めて思わされた今日でした。

私達のラジオだってそう。
実は今日隠れナンバーワンは「radiko」だったりして。

意外とエフエム福岡の中の人だって気づいていない人も多いけど、radikoで聞いている人って実感ではすごく多い。

番組でもお話しましたけど、ここ数年は送っていただくメッセージも日本国中から届くようになりました。本当にありがたいことっすねえ。そして「タイムフリー」のおかげで放送時間に聞けない人も気軽に聞けるようになりました。

エリア外の人はradikoプレミアムで聞いていただいているわけで、それって月々350円支払ってエリアフリーを聞いてくれているわけです。なんと水曜ラジゴンを有料で聞いてくれている人もいると思うとおそろしいなあと思ったりもします。ま、メインは日本の何処かの番組だったとしてもだ。

世の中便利になって、ちょっと怖いことも増えましたけど、便利に感謝して前向きな方向にいくものであればいいなあ、なんて思いました。マル。

たくさんのメッセージありがとうございました。

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今日のチンタメはなんだかほんとに暗-くなっちゃいがちなんで気軽に楽しい映画をと思いまして。

最近見た中では、2つ候補があって、ひとつは『ウォレスとグルミット』『ひつじのショーン』のニック・パーク監督×アードマン・アニメーションズ(ピングー)による、新作ストップモーション・アニメーション映画『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』。

石器時代の原始人が、一足先に青銅器時代に足を踏み入れたブロンズ・エイジ・シティから奪われた街を奪うために、原始時代のイギリスで生まれたサッカーで勝負するという大嘘をベースにしたコメディクレイアニメ。

アードマンっていうスタジオが大好きなんですが今回も、よくできてるんですよねえ。
ちょっと毒っ気があるのがウリですが、今回はそれも薄めで誰でも楽しめます。

もうひとつが、『最強のふたり』で日本でもスマッシュヒットしたエレック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュの監督コンビによるフランス映画「セラヴィ!」。

フランスの歴史的な建造物の17世紀の古城でゴージャスな結婚式を成功させるべくやってきた、この道30年のウェディングプランナー、マックスが、経験も国籍も異なる全員ポンコツのスタッフと共にびっくりするほどわがままな依頼主の新郎たちに振り回されながらなんとか成功させようと奮闘する、ベタでおしゃれなコメディ。

もう本当にベタで、三谷幸喜の「有頂天ホテル」を思い出したりもしたんですが、そこはフランス。フランス映画界の名優たちがよってたかって楽しい映画に仕上げて、ああ、いいなあ。と思いました。

まあ、なじみのスタッフが全員ポンコツってわかってるなら最初からやめとけばいいじゃん。などともおもちろん思うんですが、そういうスタッフをだましだまし使ってきたマックスの温情主義的というかお人好しが今回大失敗につながった。みたいに無理無理納得しつつ、でもまコメディなんで。

あさイチの準備から深夜の式の終わりまで、わーーーーーっと大混乱で大惨事が同時進行で置きながら、その真中でひたすら振り回され翻弄されるマックス。

でもその当のマックスも、長年の仕事で疲弊してこんな仕事もうやめようと考えているし、スタッフの中に不倫中でもめまくっている最中の彼女がいて、式の間もずーっとめんどくさい。全員ポンコツ、全員トラブル。拡大するトラブルの中で、一体この結婚式無事終わるのか?

そうやってどんどん致命的なトラブルが襲いかかってラストに向かって笑いながらも背筋が凍るようなサスペンスで楽しめます。

「最強のふたり」や「サンバ」みたいなコメディでありながら社会批評を加えた作品に比べると、この映画は社会の反映はスパイス程度で、本当にベタだけど楽しいウェルメイドなハッピーなコメディになっています。なんかおしゃれなドリフのコントですよ。

監督のエレック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのインタビューによれば2015年11月パリで同時多発テロが発生し、人々の間に不安や悲しみが広がっていた時、2015年にパリで発生した同時多発テロでした。人々の間に不安や悲しみが広がる中「こんな時だから、お祭り騒ぎのような映画を作りたい」と考えたんだそう。

それを知ると、そうかそうか。気持わかるわ。となって、今の日本人にも贈りたいなと思います。

C'est la vie.(セ・ラヴィ)って日本語にするならば、「これが人生さ」みたいな慣用句だそうで、まさにいろいろあるけど「人生そんなもんだよ」と少し肩の力を抜いて日々を過ごしましょ。

今週はここまで。
どうぞ日本中の皆様の明日が今日よりちょっとだけマシでありますように。
また次回。

2018年7月 5日 (木)

◯◯らしぃと儚く楽しい水曜日

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今日のゲストはチキンナゲッツのお三人さん。

「福岡をベースに」とは地元のアーティストさんを紹介する際の決まり言葉ではありますが、この3人ほど地元を基盤に着実に、いろんな人が彼らの輪の中に巻き込まれながら、あくまで自分たちの力でステップアップしていく人たちを知りません。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180704151745&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


2009年に結成。
2011年に「19」を手がけたことで著名な茂村泰彦氏と出会い、
2012年、ZEPP FUKUOKAでワンマンライブ
2013年から九州ツアー、
以降、1000人規模のライブとリリースを成功させて、
2016年 ついに全国流通のアルバムリリース、
そして2018年5月 福岡サンパレスでのライブ成功

今回のゲストをお迎えするにあたってネットを見ていたら今回のサンパレスのライブのステージをもうちょっと充実したいのでとクラウドファンディングで自らネットで資金を公募していたのをみて、サンパレスも手作りなんだーと驚いた次第。

「あっという間におわっちゃって。楽しかったです」とサンパレス公演を振り返って笑うお三人。
「色んな人のお力を借りながら大成功できたので、これからも応援よろしくおねがいします!」
これがチキンナゲッツです。それは応援したい人が集まってくるのもわかりますよね。

そんな大きなライブを実現する傍ら、自分たちでできる活動もこまめに行なっています。
最近でも滋賀県で起きたいじめ自殺事件に衝撃を受けて、自分たちで小中高校に電話をかけてお願いしながら行った講演活動を行って、講演と演奏を行っていたり、そのフットワークの軽さと努力には頭が下がります。

今日のガチャポンは「願い事」DAKTOSR-1

藤本さん「3月26日に発売されたニューシングル『君を迎えに行くよ』が1万枚売れますようにと」
村田さん「シングルが5万枚売れたらいいです」
立石さん「6万枚ですね」

これがチキンナゲッツです。告知が早い。
そんなニューシングル「君を迎えに行くよ」ですが、ロカビリータッチの新境地。

「サンパレスのライブを控えてその勢いで作ったシングルなんです」

爽やかなウェストコーストサウンドが持ち味のチキンナゲッツですが、ここ最近はより広い音楽性へのアプローチも増えています。

「そうですね。ちょっとづつ変えていかないと、飽きられちゃうんで(笑)」

ぶっちゃけ過ぎ!ま、それは冗談なんですけど、新しいサウンドにチャレンジするのが楽しくてワクワクするんだそうです。確かに新鮮な感じがするサウンドで多くの人にアピールしそう。

サンパレスの大きなイベントが終わった後も、みなさんの活発な活動は止まりません。

七夕恋愛成就祭に出演
7月7日(土)鳥飼八幡宮

ライブ@福岡サンパレスロビー
7月21日(土)
15:30/18:00

ワンマンライブツアー@ROOMS
2018年 11月 17日 (土曜日)


注目したいのはサンパレスの大舞台でライブした後に今度はロビーでもライブをするって?

「サンパレスの支配人がチキンナゲッツをすごく気に入ってくださって。ぜひと言っていただけまして」
実は昨年も行っていて前売1200円(当日1500円)とお手頃にライブが楽しめる企画。雰囲気もとてもいいんですよね。

サンパレスのライブをホームのように行うバンドはいくつかありますが、サンパレスの支配人を味方につけたバンドって珍しいかも。

そうやって、どんどんみなさんを応援する輪が広がっていくのがここでもわかりますね。

「地元を愛して地元から全国へ飛び出していこうと思っています。これからも応援よろしくおねがいします」
「地元愛が強いチキンナゲッツです。ライブにぜひ!」
「以下同文でございます(笑)」

今日は立石さんを最後にたっぷり喋ってもらおうと大事にキープしていたらなんと時間切れ。すみません。

3人ともとても気にいいお兄さん達ですが、それっていつも自分たちだけでなく周囲とともに歩んできた積み重ねの歴史があればこそでしょうし、そんな人達だからこそ多くの人がみなさんを支えているんだろうなあなんて思ったり。

放送が終わってフッと外を見ると今日応援に来てくれた皆さんのもとに、チキンナゲッツのみなさんがかけよっているところで、そりゃあ...とつくづく思ったのでした。

またぜひおいでくださいね。私達も応援。

チキンナゲッツ official Website (外部リスト)

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ケーキの差し入れに激テンション上がって、気が散って若干おしゃべりがおろそかになったりしましたが、ありがとうございます。

今日のラジゴンは10月20日(土)に福岡国際会議場メインホールで行われる「marasy piano live tour 2018」の番組内ライブ先行予約を行いました。

たくさんのご予約ありがとうございました!

そんなわけで、全体的にピアノの音色が美しいナンバーを中心に選曲したりしたわけですが、今日のメッセージテーマもせっかくですから「まらしぃ」にちなみまして「◯◯らしぃ」としました。ごーいん。

以前にもおこないましたけども、最近はホントに「◯◯らしいよ?」みたいな話がしにくうございますね。本当じゃないとみんなからガッチガチに詰められてしまいますから。

なんなら最近は嘘でさえ「◯◯は◯◯だ!」みたいに自信満々に断定してグイグイ一点突破するパターン。

「らしい」は奥ゆかしいですよね。
人づての人づての人づてで、根拠だって薄弱で、なんなら自分でもうっすら違うかもねーなんて思っている程度の「らしいよ」の儚い美しさと根拠の薄い楽しさは近年失われつつある日本の美徳かも?違うかも?(美徳)

そんなわけで今日はみなさん思いっきり、自信のない話や憶測、噂、なんなら面白い嘘で楽しみましょうという趣旨なのでした。

たくさんのメッセージいただきましたが、予想以上に楽しい。

「紅茶を飲むと恋愛運がアップするらしい」
「◯◯(あるタクシー)を見ると幸せになるらしい」
「佐賀に新幹線が通るらしい」

そんなお話が続々。
楽しい~。ひとつも信用しないけど!

そんな中で割合多めで来ていて、思ったんだけど、「誰々さんって◯◯らしいよ」
みたいな話は「らしいよ」ばなしの王道ですねえやっぱり。不謹慎さと根拠の薄さのバランスが絶妙に嘘寄りで(笑)。


盛り上がったのはある女性から「別れた元カレから別れ際に『30になったら迎えに行くから』と言われ今年30」というメッセージを頂きまして、あるある、そんな思い出あるねえーなんてお話していたんですが。

なんと、しばらくすると「僕、昔彼女に『30になったら迎えに行くから』って言ったんですよ」ってメッセージが来て大騒ぎ!これって当事者の二人?

史実はわからないままだったんですけど、ホントだったらいいなあと。
だって、そういうラジオの奇蹟があったら水曜ラジゴン的にはありがたいから!(きたない)

嘘をグイグイ力技で押して本当にしてしまおうとするよりは、責任とれなさげにうすーくプレゼンする「らしいよ」は儚く美しい。って改めて思った次第。受け入れて笑って許す世間であってほしいな。

皆様、ありがとうございました。

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今日のチンタメは話題の感動作「ワンダー 君は太陽」。

41sJgplciNL._SX350_BO1,204,203,200_原作は全世界800万部突破、シリーズ累計1,200万部を記録したR・J・パラシオによる児童文学の大ベストセラー。書店でもブルーの表紙が平積みになって売れているんだなあと。

読んでません。

正確には避けて通ってました。

なんかねー。個人的な理由なんですけども最近、こういうお話に及び腰なんですね。

「ハンデを背負った主人公が実は天使の感動話」みたいな紋切り型の感動話、不治の病だったり障害だったり、故に美しくて、優しい嘘。みたいな。すごくダメになってしまって素直に感動できなくなっちゃったんです。

そう思いつつ映画館に足を運んだのは、この映画の監督スティーヴン・チョボスキーの「ウォールフラワー」という映画が好きだから。ありきたりの青春映画でありつつありきたりにしない才能に期待したからでございます。

結論から言いますと「思ったようなかんじじゃなかった」。
とてもいい映画です。

主人公のオギーはトリーチャーコリンズ症候群で顔面が変形しており、入退院を繰り返しながら学校に行くこともなく自宅で勉強をしている。
しかし先々のことを考えてもこのままではいけないと、母親イザベルの強い意志で学校に通わせることにする。外見で驚かれいじめられ差別され、苦しむがそんな中でオギー少年はもちろん周囲も変化していく。
そんな彼の1年は彼と彼の周りを取り巻く人の成長をさせていく。

wonder_1そんなお話。

なんですが映画を観ていて驚いたのは、まず主人公のオギーくんは自身が映画で語るように「自分は醜い」そんな外見ではありますが決して「天使じゃない」。

ごくごく普通のパパとママの前では明るくいたずら好きで、当然のようにコンプレックスを抱えてゆえに世間の見方も斜めでシニカル、どこか色んなことをあきらめている。

いつも大好きな宇宙飛行士のヘルメットをかぶって人目も心も閉ざしつつ生活しているオギーくん。

そりゃあそうだよね。普通の男の子。そんなオギーくんだからこそ成長の素晴らしさも際立つというものです。

もうひとつは、映画をしばらく見ていたら、突然クレジットがポーンと出て、オギーくんのお姉ちゃんヴィアの話が始まっちゃうんですね。かと思っていると友人になるジャックのお話、お姉ちゃんの親友や両親とどんどん視点が変わっていくんです。

ああ、そうなんだ。
そこからはグッと心掴まれて泣けっぱなし。
オギーくんだけじゃない、周りの人間だって普通にいろんな事件があっていろいろ悩んでいるんです。

そしてその真中にオギーくんがいる。

「ワンダー 君は太陽」はオギーくんの物語であり「君は太陽」と認めた人のお話でもあるんだな。太陽の周りを回っていこうと決めた人もいれば、太陽の前で自分の後ろに長く伸びた影に苦しむ人もいる、反発する人もいれば暖かに受け入れる人もいる。

人生ってそうですねえ。

そんな中でたくましく成長するオギーくんの姿に感動しつつも、その優しい世界に理想を見る。そんな映画かもしれません。

全体にはハッキリ甘いっす。
世の中そんなにうまくいきゃしない。オギーくんは天使じゃないけど、周囲はけっこー天使だったりするもんですから、私は正直ちょっとファンタジーとして見ました。

だけど、そんな世界であってほしいと思う。
だからこの映画のバランスはOKです。わたしには。

ひねくれもののちん。もグッときたこの映画、私よりは少し天使よりなあなたならきっと心わしづかみ。

映画見るなり書店で原作本を購入するちんなのでした。

今週はここまで。
また次回です!

2018年6月27日 (水)

ジョン・ウィリアムズに乗せればどんな反省も勇壮な水曜日に。

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どうもちん。です。
アツいですね。いろいろ。気温とかワールドカップとか。

「知ったかぶりでラジオでサッカーの話をするのはキケン」と先週辺りからいいつつ、夜があけるまで見ているのは私です。しかもわからないまんま。我ながら筋金入りのミーハーだなと感心しています。

しかし、予想以上に日本が善戦していることで、日本人が日々急速に自我を肥大させているさまはなかなかに興味深いではありませんか。

今朝テレビを見ていると「ポーランドって弱いんじゃないですか?」とコメンテーターさんが言っているのを聴くと、初戦間際に「1-1で引き分けだったらいいですねえ」と同じ人が言っていたのを思い出し感慨深いです。そんなところもワールドカップの楽しみといえましょう。

さて、本日のラジゴンは6月29日より全国公開される「ハンソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の公開にひっかけてメッセージテーマは「ハン・セイ」でございました。
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映画も話題ですが、ま、とにかくあのスター・ウォーズのテーマをバックに反省や懺悔をしたらさぞ面白かろう。という軽やかな思いつきからでございます。

最近、このパターンが気に入っているっちゃあ気に入っているのです。

なんてことない一言も音楽次第で勇壮に。
深刻な心情の吐露も、音楽次第で軽やかに。
平凡すぎる日常も音楽次第でドラマチックに。


今回は皆さんから頂いた反省や懺悔も総体的に今回の趣旨にぴったりなちょうどいいスケール(の小ささ)と内容で、スター・ウォーズ映えするものがたくさん。笑いが絶えませんでした。

また、その間に真摯な反省や懺悔もあり、こちらはジョン・ウィリアムズの旋律のおかげで少し虚構のフィルターがかかってソフィスティケイトされているではありませんか。音楽ってすばらしい。

途中、急激に送られてくるメールが息切れしてヒヤリとした一瞬もありました。
これは数がどうというより「僕らだけが楽しんでいてみなさんをおいてけぼりにしてはいないか」という恐怖ですね。してるとは思いますが限度ちうもんもありますので。

みなさん、本当にありがとうございました。


途中、曲が「帝国マーチ」や「スーパーマン」に変わるといういたずらもありましたが、あれっすね、ジョン・ウィリアムズの楽曲はよく似てる。特に「スターウォーズのテーマ」と「スーパーマン」。一瞬わからないですよね。

レイダースも似ている!とちんが言ったのであわててかけてくれましたけど、これは似てませんでしたね。ええすみませんね。でも途中はそっくりなんですよ。あと「E.T」も(しつこい)。

このパターンはいけますね。
やっていても楽しいです。

またやりたいな。

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そんなわけでチンタメも公開間近の「ハンソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」をご紹介。

皆さんおなじみの「スターウォーズ」、本体とは別にスピンオフ的な「アンソロジーシリーズ」の2作目。

前作は無名のヒーローたちを戦争映画のタッチで描いた「ローグワン」。
そして2作目にしてスターウォーズの顔でもあるハン・ソロの若き日を描いたのが今作。

この作品公開前から割合ネガティブな情報ばかりが流れてきてちょっとかわいそうな作品でもあります。

  • 監督が超新鋭『クロニクル』のジョシュ・トランクから直前に俊英『レゴムービー』のフィル・ロード&クリス・ミラー監督で撮影開始して2/3撮ったところで降板、そこから超ベテランロン・ハワードに。
  • なにかと話題になっていたいったい若き日のハン・ソロを誰がやれるのか?が結局オールデン・エアエンライクに決定して「少しも似てない」とイマイチな前評判。

さて、出来上がった作品は?と期待と不安が入り混じっていたのですね。

でも私は期待していたほう。
というのも、私がスターウォーズで一番好きな作品は「エピソード5帝国の逆襲」で、その脚本を担当していたローレンス・カスダンが息子のジョン・カスダンとともに担当しているんですよ!

なおかつ『スプラッシュ』『コクーン』『バックドラフト』『アポロ13』『ビューティフル・マインド』『ダ・ヴィンチ・コード』と名作を残しているロン・ハワード。

で結果はというと、私は「やっぱロン・ハワードすげえな」と。敗戦処理どころか他の監督の後をギリで引き受けたとはとても思えない見事なまとまり。事前のネガティブな情報をふっ飛ばす仕上がりです。

今回は西部劇のトーンで(ローレンス・カスダンは西部劇の傑作『シルバラード』の監督でもある)ちょっと「明日に向って撃て!」的な魅力をスペースオペラに取り込み、なおかつ「スターウォーズって青春ドラマでしょ」とばかりに原点回帰的な物語を完成まで持ってきたのは本当にすばらしい。

若く向こう見ずで生意気な若きハンソロを似てないけどオールデン・エアエンライクが見事に演じ、恋人キーラと離れ離れになりつつも再び出会うと目に宇宙を駆け回って大冒険。結果しっかり若きハンソロと認めてしまうのも良いです。

スターウォーズ的宇宙での激戦に西部劇の列車強盗さながらのアクション、ちょい切ない恋模様。愉快なドロイドの登場などなど満載。

そして、話が進むに連れスターウォーズでおなじみの登場人物の若き姿で登場し、おなじみガジェットや武器がどんどんぴっかぴかで登場するくだりはファンにはたまりません。

そんなわけで仕上がり上々、ハラハラ・ドキドキで楽しんでいただきたいです。

ただし、私個人は意外とテンションあがらなかったのも事実。
俺の見たいのはもうちょっと!みたいなところがここ最近の作品ではムクムクとわきがち。マニアの悪い癖の沼にハマっているような私です。反省反省。

そんなわけでぜひ一度見ていただきたいですね。

なんかスマホいじってたら画面がキラキラしてしまいました。

今週はここまで。
また次回です。

2018年6月20日 (水)

TRUE LOVEとはまさにこのこと。

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今週は大阪の方の地震や今日の九州各地での大雨など心配なことも多かったですね。
各地の皆さん大丈夫でしたか?

さて、今日のガチャポンゲストは待望!

藤井フミヤさんです。
今さら藤井フミヤさんご紹介をするまでもないですが、デビュー35周年、ソロデビュー25周年。

多くのファンが待つスタジオに入ってきたフミヤさん。かっこいいわけです。いま日本で一番かっこいい55歳。とバンさんの目が語っています。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180620151700&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


最近は福岡にも頻繁に来る機会があるようで「今日も来る途中の移動が偶然ホークスと一緒で、隣が工藤監督でした」と笑って話してくれました。

毎年、ホークスのヤフオクドームの開幕に合わせて応援歌を歌ってくれたり、地元を忘れないあたりもうれしいところです。img_0485-001

ところで、番組でも時々話題になることがありますけど、放送をお送りしているAIGスタジオの象徴でもある高い天井からドドーンと掲出されている巨大なタペストリーは藤井フミヤさんの作品「Hand in Hand」なのです。

新社屋が2008年にできましたのでちょうど10年前の作品ということになるでしょうか。

「エフエム福岡のスタッフとかパーソナリティさんや家族のみなさんの手形なんですよ」とフミヤさんもちょっと懐かしそう。

音楽家としてはもちろんですが、幅広くアーティストとしての活動も知られるところ。以前はデジタルの作品を中心に行っていましたが最近はキャンバスに向かう機会が多いよう。

「アナログに戻りますねえ、結局。来年には個展できるくらいは描いてますよ」だそう。

「年取ったら画家になりたいと思っていて。没して売れるっていうね(笑)」

日本のゴッホ、エゴン・シーレの道を目指している説?

そんなアナログに戻っているのは音楽も同様のようで、最近の作品、例えば「大人ロック」などを聴くと大人としての滋味も感じる表現にハッとする機会も多いですね。

そんな今までの活動を総決算したようなベストアルバムが7月18日に発売される「FUMIYA FUJII/ ANNIVERSARY BEST "25/35"」です。

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藤井フミヤのデビュー35周年、ソロデビュー25周年を記念して、1993年11月10日リリースの「TRUE LOVE」から最新アルバム『大人ロック』まで、ソロデビュー後3つのレーベルよりリリースした楽曲全277曲の中から、ファンのリクエストによる上位100曲をピックアップ。

「これ面白くて集まった楽曲をトランプみたいにシャッフルしてレーベルごとにレコード会社がわけたんです」

そんなふうにうまい具合に構成された、そのベスト10は結構意外。

1 ALIVE /PURE RED (1997)
2 映画みたいに /ソラモヨウ (1998)
3 なんかいいこと /Life is Beautiful (2012)
4 MY STAR /CLUB F (2001)
5 GIRIGIRIナイト /大人ロック (2016)
6 紙飛行機 /R&R(1995)
7 点線 /Life is Beautiful (2012)
8 TRUE LOVE /TRUE LOVE (1993
9 友よ /大人ロック 2016
10 Another Orion /TEARS 1996

「シングル曲3曲くらいしかはいってなくて。『紙飛行機』なんてライブで3回くらいしか歌ったことなくて」

となぜか嬉しそう。

「ほら、楽曲の良し悪しってシングルかどうかは関係ないから。シングルって勝手に切っちゃうでしょ(笑)」なんていいつつファンのみなさんの愛のこもった選曲にご満悦。ってところでしょうか。

当然、福岡でのライブにも期待が高まります。

35th ANNIVERSARY TOUR 2018“35 Years of Love”
10月8日 (月・祝) 福岡サンパレス
15:15/16:00


「今回はね弟の尚之も35周年だからちょい来いと」
てことでデビュー以降共に音楽人生を歩んできた藤井尚之さんも参加。
「尚之が参加すると好都合なことがいっぱいありまして」
つまり欠かせないチェッカーズのナンバーやF-BLOODそしてソロとキャリアを彩ってきた楽曲を広く網羅して披露する予定だということ。楽しみですねえ。

そんなわけで、ものすごく楽しいお話をたくさんしてくれた藤井フミヤさん。
詳しくはタイムフリーでぜひ聞いてくださいね。

この日詰めかけたファンの皆さんもみんな暖かくそして筋金入りって感じの濃い感じもビンビン伝わってきましたよ。みなさんもありがとうございます!

Fumiya Fujii official web site (外部リンク)

...で、この間のバンさんはというと。

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こんな感じで夢見心地だったのでした。

ガチのファン、バンさんはこの日は朝から少々緊張気味。
ベテランにして手練のバンさんですが、こういうところがとてもキュート。ええ。そんなところを忘れないところが大好きです。貴重な回ですよ今回は。ワールドカップにもさっぱり触れない割には!

さて、そんな今日のメッセージテーマは「時間」。

流れる時間に抗うように委ねるように生きている私達にとって「時間」はエピソードの宝庫でもあります。

だし、みんな同じ時間に生きているかといえばどうもそうでもなくて、それぞれの体の中で流れている時間は違うんじゃなかろうかと思ったりもします。

「ちょっとまって」はどれくらい?
「じゃあ後で」はどれくらい?

どれくらいって答えます?私は「ちょっとまって」はまあ数分から1時間までくらい。「後で」は数時間くらいかなあなんて思ったんですが、どうやらみんなかなり違う。

待ち合わせで数分でも遅れたらキレちゃう人もいれば何時間でも平気な人がいる。とか。

今日は「時間」に関するメッセージをいただきました。

そんなそれぞれの時間の捉え方の違いでトラブルやらストレスを感じている人はどうやら多いようで、そんなメッセージがたくさん。どれもこれも切実で笑えてよかったですねえ。

やっぱあれですか、旦那さんと奥さんが一緒に出かけるのは典型的に時間感覚の違いでイライラしたりするんでしょうねえ。

その他にも、有意義な時間の過ごし方や、持て余した時間の潰し方と持て余している現状への焦りなんてメッセージもありました。

「時間」がテーマのドラマや映画は何がすき?ってな話題も。

「時間ですよ」ですよ「時間ですよ」。多感な少年は胸を高鳴らせて見てました。
他にもいろいろ。

そんなあたりから、メッセージに準じて「限られた時間、2つだけTV番組を見ることができるとしたらなに?」みたいな話題も。ラジオで。

そんなかんじでとっちらかっているようで、なんとなくまとまっていた今回のメッセージテーマ。

時間は有意義に!あるいは無為に!
結論としてはお好きなように。楽しく。

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今日のチンタメはホントは「デッドプール2」をやろうと思ってたんですが、今日はやっぱりこっちかな?という気まぐれで本を紹介しました。

個人的には、ほんとに個人的にはものすごく興味深くて考え込んでしまった。でもわかりやすい「コンビニ外国人(新潮新書)」って本です。

610767_lあのね。今や日常になってなにも疑問を持たないコンビニで働く外国人のスタッフのみなさん。
番組でも言いましたけど私、なんなら外国人のほうが嬉しいです。日本語だって流暢だし細かいことでもしっかりやってくれる人が多いし。

だけどですよ。
みなさんいつからこんなに外国のスタッフばかりになった?知ってます?彼らはどこの国の人で、どういう人でどうして働いているの?

なんにも知らない。

この本を読んで私、すごく自分を恥じました。最近は移民や国会で外国人技能実習制度が取り上げられたりしてますけど、その是非みたいな話ではなく、もっとずーーっと手前。感心なさすぎ知らなさすぎ。眼の前の人なのに。

この本は著者である芹澤健介さんが、コンビニで働く外国人スタッフのみなさんがどこの国の人でどうやって日本に来てコンビニで働いているのか。緻密な取材(実際に働いている人へのインタビューも多数)と詳細なデータでわかりやすく解説、そこからコンビニに限らず日本で働く外国人とその現状と課題までコンパクトにまとめた良著です。

知らないことばっかり。

日本全国にあるコンビニは55000店舗以上。働く外国人は4万人。平均で20人に1人は外国人スタッフという現状。

なぜコンビニに外国人スタッフが増えたのか?それまで働いていた日本人はどこに行ったの?
どこにも行っていません、ただもっと条件のいい仕事に変わっていっただけです。

わかるのは、もう日本は圧倒的に人手不足だという厳しい現実です。
コンビニ経営は外国人スタッフなしにはもう経営できないレベルです。そのためコンビニ各社は今積極的に海外に研修センターまでつくったり人材確保にやっき。

かれらの殆どは「留学生」です。
日本で働きながら学ぶために(日本語の場合もあるしもっと高度な学問のため)100万以上の借金をしながら日本語学校や場合によっては学校で学びつつバイトをしています。ただし、時給は決して高くなく留学生に認められている上限労働時間のため常に苦しい生活を強いられています。

かつては中国、韓国の留学生が多かったのですが、今はベトナム、ネパールからの留学生が急激に増えています。かつて多かった(時にニュースを賑わせたり)イラン人は気がつけば日本ではマイノリティ外国人となっています。

そして母国では日本語ブームでその国と日本では多数の日本語学校や留学ブローカーなんて存在も存在します。

後半はそこからコンビニ以外の日本にいる外国人の実態やその課題などがあぶり出されています。一方でそんな現状の中、将来を見据えて積極的に取り組む地方自治体の姿も紹介していて、福岡の取り組みも紹介されています。

あとは興味あれば原本に。
今、オリンピックも控えて外国からやってくる人にまつわる議論や政治の取り組みも活発です。いや私もちょっと自分なりの考えで訳知り顔で意見いったりすることもあります。

だけどなんにも知らねえ。知らないままで知ったかぶっていたんですね。
議論や是非を語る前に、まず最低限くらい知ってないと。眼の前の人のことを。

そんなことを考えた今回でした。

そんなこともあって、きょうのラジゴンでは知ったかぶりでワールドカップの話するのやめた。ってのは、この本の副次的な産物です。でした。

今週はここまで。

ガンバレ日本!(慌てて突っ込む)
また次回です!

2018年6月13日 (水)

ジョヴァンニ・アレヴィをBGMにすれば自動的に格調高いFM番組になります。

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今日のゲストはBeverlyさん。フィリピン出身で今年24歳。

アメリカやフィリピンなどの音楽祭でこれまで数々の音楽賞を受賞。日本でも早くから熱い視線を注がれ2016年拠点を日本に移し数々のCMやドラマのテーマソングに採用、その歌声に惚れ込んだ小栗旬さんが自身のドラマの主題歌に強く推し、総理大臣公邸で行われた安倍晋三内閣総理大臣とフィリピン共和国のロドリゴ・ドゥテルテ大統領との日・比首脳会談後の晩餐会で歌い、今度は感銘を受けたドゥテルテ大統領からオファー。「ASEAN首脳会議」における「ASEAN設立50周年記念晩餐会」で歌唱を披露、アリアナ・グランデの日本公演のオープニングアクト...と、華々しすぎるプロフィール。

ですがスタジオに軽やかに登場したBeverlyさんはとにかくキュート。
無理なお願いにも喜んでOKで「LOVE THERAPY」の一節をかるーく歌ってくれたんですけど、歌い始めるとその場の雰囲気が一変。その歌唱力としなやかな仕草に圧倒。これはもうものすごいのでありました。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


それにつけても日本語上手。
だって16年に来日してから本格的に日本語を勉強しだしたんですもんね。ファーストアルバムの頃にテレビなんかで喋っているのを見たことがあるんですけど、飛躍的にもう普通の会話は不自由ない感じ。

「もともと日本のアニメとかが大好きだったから」日本で活動するのが夢だったというBeberlyさん。

好きだったアニメは?と尋ねると「幽遊白書」「スラムダンク」「カードキャプターさくら」「ドラえもん」..とズラズラズラっと名前が。

「『ドラえもん』はフィリピンでは『ドレエモン』って発音するんですよ」とにこにこ。

さてガチャポンの質問は「誕生日の思い出」。

「フィリピンの女性にとって18歳が大事な歳なんですね。家族や友達が集まってごちそうが並んで大きなパーティーを開いてくれるんです」

へえなるほど。18歳なんですね。
でも今年の24歳の誕生日。6月20日はセカンドアルバム「24」の発売日でもあります。また別の意味で大事な誕生日になりますねえ。

91yS9SBymdL._SL1500_「たぶん、人生の中でいちばん大切な誕生日になりますね」とニッコリ。

じゃあ24の誕生日はどんなごちそうを用意してほしいですか?

「えっと、海老の天ぷら、ひつまぶし、ずんだシェイク、どら焼き、エビマヨも!一年に一度のことですから大好きなもの!」

渋いチョイス!かわいい。ずんだシェイク大好きです。

その記念すべき24歳の誕生日に、24時間いつも音楽のことばかり考えているBeberlyさんのセカンドアルバムが発売なわけですね。タイトルは「24」。

「とってもポップでポジティブなアルバムです。ドラマの主題歌やCMのナンバーも入っているのでどこかで聴いたことのある曲もたくさん入っていると思います」

ファーストはBeberlyさんの持ち味である突き抜けるようなハイトーンボイスでグイグイ推してくるイメージでしたが、今回はぐっと日本語の表現力が増して、ポップソングのアルバムとして見事な仕上がりです。

レコーディングでは日本語の微妙な発音や繊細な表現と格闘しながらも楽しかったそうですけど「1ヶ月で8曲くらいレコーディングして」とハードではあったようですねえ。

さて、そんなBeverlyさんのライブを間もなく、日本全国どこでもネットで見ることができますよ。

LINE LIVE『Beverly「24」発売記念 公開リハーサルライブ!』
放送日時:6月19日(火) 20:30-21:30
※この番組は「YouTubeライブ」「Beverly Facebook」でも同時にご覧いただくことができます。

Beverly 「24」発売記念 TWENTY FOUR限定 GYAO!プレミアムライブ
2018/6/20(水) 19:00~2018/6/20(水) 19:30
※生放送のチャンネルURLは後日発表

詳しくはBeverlyさんの公式サイトでご確認を。

また東名阪 ワンマンライブツアー「Beverly 2nd JOURNEY 「24」」も行われますよ。


ちんもバンさんもすっかり短い時間でハートをわしづかみにされたBeberlyさん。
キュートなルックスも、生で聴くと尋常ではないオーラを纏ったボーカルも素敵ですが、本当に一所懸命で不安いっぱいで入ってきて、少し話すとわっと心を開いてくれるようなあたり、その佇まいにハンパない「愛され力」を感じます。それは応援したくなっちゃうでしょう。

またぜひ遊びに来てくださいね。


Beverly(ビバリー)オフィシャルサイト(外部リンク)

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さて、今日のメッセージテーマは「美しい話」。

これはみなさんの美しい話を紹介する。というだけでなくどんなメッセージでも私達が「美しい話」にする!という意味でもあります。

イタリアの天才ピアニスト、ジョヴァンニ・アレヴィの美しいピアノをバックに全編お送りいたしました。

ちなみに上はエフエム福岡のジョヴァンニ・アレヴィこと西川さとりさんですが、実は当番組のプロデューサーなのです。番組中けっこうざわめいておりましたが、どうぞよろしくお願いたします。

どっちかというとそっちが発端でして、6月23日にFFGホールでジョヴァンニ・アレヴィのピアノソロ コンサートがあるね。という話になり、あの美しいピアノが流れていればどんな内容でも美しくなるね!という駄話スタートというわけでありました。

そんなわけで完全に勝手にタイアップ。
各所から悪ふざけと思われないようにちょいちょい告知を入れるという周到な配慮もしてみました。こういうところ丁寧な水曜ラジゴンです。

21世紀のモーツァルト クラシックの革命児
ジョヴァンニ・アレヴィ ピアノソロ コンサート ジャパンツアー2018

2018年6月23日(土) 開場15:00 開演15:30
FFGホール

公演情報|ジョヴァンニ・アレヴィ | 株式会社 スリーオクロック (外部リンク)

↑これこれ。よろしくお願いいたします。

で、結果たくさん頂いたんですが、何が驚いたって、アレヴィの調べに乗せてバンさんとちんが雰囲気たっぷりに読み上げた途端に、ピタっとメッセージが届かなくなるという。手に取るようにヒいている!と震えたわけでございます。

その後はお得意の泣き落としでリスナーさんの善意につけ込んで事なきを得たわけですが(この一文最低)、いつもお世話になっています。

主に「本当に美しい話」と「美しくしてみてほしい普通の話」に別れたわけですが、美しい話はこれがまたとても美しいエピソードが多かったことは強調しておきたいところです。

国内外で見た美しい風景。
親子や周囲の人との日常にふっと発見した美しい瞬間。
身の回りにある見落としがちな美しいデザイン。
人の心の美しい部分。

アルヴィの調べとクロスする瞬間当社比150%の美しさが立ち上るではないですか。
ありがとうございました。

ちなみに中には箸にも棒にもかからない、いつものクオリティの一部のメッセージも多数いただきましたが、恐ろしいことにそれはそれで美しく聞こえてしまうという、音楽の力の偉大さを知る結果となりました。

軽くおふざけではありましたけど、アルヴィとコラボした今回のテーマ、楽しんでいただけたでしょうか。
正直言って、やってる方はすごーく楽しかったです。ま、毎週そうかも知れませんが。こんな番組に毎週お付き合いいただいて心より感謝です!

21世紀のモーツァルト クラシックの革命児
ジョヴァンニ・アレヴィ ピアノソロ コンサート ジャパンツアー2018

2018年6月23日(土) 開場15:00 開演15:30
FFGホール

公演情報|ジョヴァンニ・アレヴィ | 株式会社 スリーオクロック (外部リンク)

↑これこれ。よろしくお願いいたします(しつこい、が正しい)。

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さて今日のチンタメは「万引き家族」です。

最近ねー。ほら、幼児虐待死とかニュースでいろいろやってるでしょ。私ね。ひどいとか可愛そうとかを越えてなんか絶望しちゃうんですよね。ほんとに血でつながった家族ってやつがこの世で唯一の正しいものなんだろうか。みたいな。

そんな事考えてて、まさにピタリ。同じようなこと思っている人には、しんどすぎるくらいピタリがこの映画です。

2018年・第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、日本映画としては1997年の「うなぎ」以来21年ぶりとなる、最高賞のパルムドールを受賞で沸き立っています。

監督は是枝裕和さん。これまでもこのコーナーで「三度目の殺人」「そして父になる」「海街ダイアリー」と紹介しております。多分私ファンです。日本を代表する監督。

あのう、贔屓目に言っても最高でした。
そりゃジュラシックパークやアベンジャーズみたいにジェットコースターな展開はないですし、淡々とでもじわじわとテンションがあがって、最後の方は切なくて面白くてどうしましょ。と思いました。52e083d3ea48f354

是枝裕和監督の総決算ですね。
テーマは名作「誰も知らない」と直結してますし、雰囲気は「海街diary」のトーン。ですからまあ「後ろ暗くて貧しい海街diary」と紹介したいくらいです。

撮影も素晴らしく、貧乏くさいけど美しいんですよ。映像以上にそこに込められた心が映ってるようで。

主人公の家族が樹木希林のおばあちゃん、リリー・フランキーと安藤サクラの夫婦、妹らしき松岡茉優、息子は天才子役でした城桧吏。

今日本で一番の名優がワッと集まって家族なんですからそれだけでも、なんならストーリなくても面白いですから!ストーリーもあるし!当たり前だけど。

私、上記の役者さんが出てる映画は大体見ることにしてます。それくらいそれぞれの役者さんは素晴らしいです。そして是枝裕和監督は子役使いの名手。震えるような演技のアンサンブルがこの映画の一つの魅力です。

そこで描かれるのは家族の意味と家族の呪い。そして社会へのやんわりとした怒りです。

万引きを親子でやる家族が、冬空の下明らかに親の虐待でいつもベランダにパジャマ一枚で小さな女の子を、かわいそうだからと連れて帰って家族に迎え入れてしまうところから始まるお話。

だめだけどさ。それって誘拐だけどさ。どっちが幸せだろう。

この家族はそんな家族だけど画面の中では貧しく片寄せあって仲良く生きてる。
映画見ながら相反する気持ちに引き裂かれながらもこの家族が幸せであればよいのに。と思う。これがこの映画の醍醐味で後半に続く怒涛の展開と真実への大いなるフリです。

もう一つ、この映画の主役は「この家」です。もう一つ上げるとすれば「名前」です。

とにかく狭苦しい。し、どこを撮っても登場人物の後ろはモノでぎっしり、こちらになだれ込んでくるようなぎっしり具合。それでもって登場人物だれかを撮っていると必ず家族の誰か、または全員が背景に写り込んでいる。しかも大体こっちを見てるんです後ろで。

先々週紹介した「モリのいる場所」と同じく この家が小宇宙で、その狭さの中で片寄せあっているもはやプライベートさえも守れないこの空間こそが「万引き家族」の家族感を担保する世界なんですね。

一部でなんだか炎上しているらしいですけど、犯罪を容認しているなんてとんでもない。
今回の是枝監督はコレまで以上にある意味非情で、そんな家族を突き放しています。もとより是枝監督の映画では映画の中のことを「良い」とも「悪い」とも決して判断せず、すべては観客に投げられるというパターンです。

このあと女の子を受け入れた結果、いろんなドラマが生まれて少しづつ家族の崩壊が忍び寄ります。それと同時に家族それぞれの秘密が明らかになっていく。それはもう取り込まれた私達にとっても残酷です。それだけにとどまらずスクリーンのコッチ側の私達にその刃は向かうのですね。

あとはぜひ劇場で。
とても悲しくそしてちょっとうれしい。

そんな映画です。
そいでもって、僕の大好きな最低の最高映画「デッドプール2」と全く同じテーマだったことにも驚愕しました。

今週はここまで。
また次回です。