水曜ラジゴン

2018年6月20日 (水)

TRUE LOVEとはまさにこのこと。

IMG_6046-002

今週は大阪の方の地震や今日の九州各地での大雨など心配なことも多かったですね。
各地の皆さん大丈夫でしたか?

さて、今日のガチャポンゲストは待望!

藤井フミヤさんです。
今さら藤井フミヤさんご紹介をするまでもないですが、デビュー35周年、ソロデビュー25周年。

多くのファンが待つスタジオに入ってきたフミヤさん。かっこいいわけです。いま日本で一番かっこいい55歳。とバンさんの目が語っています。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180620151700&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


最近は福岡にも頻繁に来る機会があるようで「今日も来る途中の移動が偶然ホークスと一緒で、隣が工藤監督でした」と笑って話してくれました。

毎年、ホークスのヤフオクドームの開幕に合わせて応援歌を歌ってくれたり、地元を忘れないあたりもうれしいところです。img_0485-001

ところで、番組でも時々話題になることがありますけど、放送をお送りしているAIGスタジオの象徴でもある高い天井からドドーンと掲出されている巨大なタペストリーは藤井フミヤさんの作品「Hand in Hand」なのです。

新社屋が2008年にできましたのでちょうど10年前の作品ということになるでしょうか。

「エフエム福岡のスタッフとかパーソナリティさんや家族のみなさんの手形なんですよ」とフミヤさんもちょっと懐かしそう。

音楽家としてはもちろんですが、幅広くアーティストとしての活動も知られるところ。以前はデジタルの作品を中心に行っていましたが最近はキャンバスに向かう機会が多いよう。

「アナログに戻りますねえ、結局。来年には個展できるくらいは描いてますよ」だそう。

「年取ったら画家になりたいと思っていて。没して売れるっていうね(笑)」

日本のゴッホ、エゴン・シーレの道を目指している説?

そんなアナログに戻っているのは音楽も同様のようで、最近の作品、例えば「大人ロック」などを聴くと大人としての滋味も感じる表現にハッとする機会も多いですね。

そんな今までの活動を総決算したようなベストアルバムが7月18日に発売される「FUMIYA FUJII/ ANNIVERSARY BEST "25/35"」です。

71RucnKpCdL._SL1500_61-chpnl9gL._SL1087_

藤井フミヤのデビュー35周年、ソロデビュー25周年を記念して、1993年11月10日リリースの「TRUE LOVE」から最新アルバム『大人ロック』まで、ソロデビュー後3つのレーベルよりリリースした楽曲全277曲の中から、ファンのリクエストによる上位100曲をピックアップ。

「これ面白くて集まった楽曲をトランプみたいにシャッフルしてレーベルごとにレコード会社がわけたんです」

そんなふうにうまい具合に構成された、そのベスト10は結構意外。

1 ALIVE /PURE RED (1997)
2 映画みたいに /ソラモヨウ (1998)
3 なんかいいこと /Life is Beautiful (2012)
4 MY STAR /CLUB F (2001)
5 GIRIGIRIナイト /大人ロック (2016)
6 紙飛行機 /R&R(1995)
7 点線 /Life is Beautiful (2012)
8 TRUE LOVE /TRUE LOVE (1993
9 友よ /大人ロック 2016
10 Another Orion /TEARS 1996

「シングル曲3曲くらいしかはいってなくて。『紙飛行機』なんてライブで3回くらいしか歌ったことなくて」

となぜか嬉しそう。

「ほら、楽曲の良し悪しってシングルかどうかは関係ないから。シングルって勝手に切っちゃうでしょ(笑)」なんていいつつファンのみなさんの愛のこもった選曲にご満悦。ってところでしょうか。

当然、福岡でのライブにも期待が高まります。

35th ANNIVERSARY TOUR 2018“35 Years of Love”
10月8日 (月・祝) 福岡サンパレス
15:15/16:00


「今回はね弟の尚之も35周年だからちょい来いと」
てことでデビュー以降共に音楽人生を歩んできた藤井尚之さんも参加。
「尚之が参加すると好都合なことがいっぱいありまして」
つまり欠かせないチェッカーズのナンバーやF-BLOODそしてソロとキャリアを彩ってきた楽曲を広く網羅して披露する予定だということ。楽しみですねえ。

そんなわけで、ものすごく楽しいお話をたくさんしてくれた藤井フミヤさん。
詳しくはタイムフリーでぜひ聞いてくださいね。

この日詰めかけたファンの皆さんもみんな暖かくそして筋金入りって感じの濃い感じもビンビン伝わってきましたよ。みなさんもありがとうございます!

Fumiya Fujii official web site (外部リンク)

...で、この間のバンさんはというと。

IMG_6048

こんな感じで夢見心地だったのでした。

ガチのファン、バンさんはこの日は朝から少々緊張気味。
ベテランにして手練のバンさんですが、こういうところがとてもキュート。ええ。そんなところを忘れないところが大好きです。貴重な回ですよ今回は。ワールドカップにもさっぱり触れない割には!

さて、そんな今日のメッセージテーマは「時間」。

流れる時間に抗うように委ねるように生きている私達にとって「時間」はエピソードの宝庫でもあります。

だし、みんな同じ時間に生きているかといえばどうもそうでもなくて、それぞれの体の中で流れている時間は違うんじゃなかろうかと思ったりもします。

「ちょっとまって」はどれくらい?
「じゃあ後で」はどれくらい?

どれくらいって答えます?私は「ちょっとまって」はまあ数分から1時間までくらい。「後で」は数時間くらいかなあなんて思ったんですが、どうやらみんなかなり違う。

待ち合わせで数分でも遅れたらキレちゃう人もいれば何時間でも平気な人がいる。とか。

今日は「時間」に関するメッセージをいただきました。

そんなそれぞれの時間の捉え方の違いでトラブルやらストレスを感じている人はどうやら多いようで、そんなメッセージがたくさん。どれもこれも切実で笑えてよかったですねえ。

やっぱあれですか、旦那さんと奥さんが一緒に出かけるのは典型的に時間感覚の違いでイライラしたりするんでしょうねえ。

その他にも、有意義な時間の過ごし方や、持て余した時間の潰し方と持て余している現状への焦りなんてメッセージもありました。

「時間」がテーマのドラマや映画は何がすき?ってな話題も。

「時間ですよ」ですよ「時間ですよ」。多感な少年は胸を高鳴らせて見てました。
他にもいろいろ。

そんなあたりから、メッセージに準じて「限られた時間、2つだけTV番組を見ることができるとしたらなに?」みたいな話題も。ラジオで。

そんなかんじでとっちらかっているようで、なんとなくまとまっていた今回のメッセージテーマ。

時間は有意義に!あるいは無為に!
結論としてはお好きなように。楽しく。

IMG_6051

今日のチンタメはホントは「デッドプール2」をやろうと思ってたんですが、今日はやっぱりこっちかな?という気まぐれで本を紹介しました。

個人的には、ほんとに個人的にはものすごく興味深くて考え込んでしまった。でもわかりやすい「コンビニ外国人(新潮新書)」って本です。

610767_lあのね。今や日常になってなにも疑問を持たないコンビニで働く外国人のスタッフのみなさん。
番組でも言いましたけど私、なんなら外国人のほうが嬉しいです。日本語だって流暢だし細かいことでもしっかりやってくれる人が多いし。

だけどですよ。
みなさんいつからこんなに外国のスタッフばかりになった?知ってます?彼らはどこの国の人で、どういう人でどうして働いているの?

なんにも知らない。

この本を読んで私、すごく自分を恥じました。最近は移民や国会で外国人技能実習制度が取り上げられたりしてますけど、その是非みたいな話ではなく、もっとずーーっと手前。感心なさすぎ知らなさすぎ。眼の前の人なのに。

この本は著者である芹澤健介さんが、コンビニで働く外国人スタッフのみなさんがどこの国の人でどうやって日本に来てコンビニで働いているのか。緻密な取材(実際に働いている人へのインタビューも多数)と詳細なデータでわかりやすく解説、そこからコンビニに限らず日本で働く外国人とその現状と課題までコンパクトにまとめた良著です。

知らないことばっかり。

日本全国にあるコンビニは55000店舗以上。働く外国人は4万人。平均で20人に1人は外国人スタッフという現状。

なぜコンビニに外国人スタッフが増えたのか?それまで働いていた日本人はどこに行ったの?
どこにも行っていません、ただもっと条件のいい仕事に変わっていっただけです。

わかるのは、もう日本は圧倒的に人手不足だという厳しい現実です。
コンビニ経営は外国人スタッフなしにはもう経営できないレベルです。そのためコンビニ各社は今積極的に海外に研修センターまでつくったり人材確保にやっき。

かれらの殆どは「留学生」です。
日本で働きながら学ぶために(日本語の場合もあるしもっと高度な学問のため)100万以上の借金をしながら日本語学校や場合によっては学校で学びつつバイトをしています。ただし、時給は決して高くなく留学生に認められている上限労働時間のため常に苦しい生活を強いられています。

かつては中国、韓国の留学生が多かったのですが、今はベトナム、ネパールからの留学生が急激に増えています。かつて多かった(時にニュースを賑わせたり)イラン人は気がつけば日本ではマイノリティ外国人となっています。

そして母国では日本語ブームでその国と日本では多数の日本語学校や留学ブローカーなんて存在も存在します。

後半はそこからコンビニ以外の日本にいる外国人の実態やその課題などがあぶり出されています。一方でそんな現状の中、将来を見据えて積極的に取り組む地方自治体の姿も紹介していて、福岡の取り組みも紹介されています。

あとは興味あれば原本に。
今、オリンピックも控えて外国からやってくる人にまつわる議論や政治の取り組みも活発です。いや私もちょっと自分なりの考えで訳知り顔で意見いったりすることもあります。

だけどなんにも知らねえ。知らないままで知ったかぶっていたんですね。
議論や是非を語る前に、まず最低限くらい知ってないと。眼の前の人のことを。

そんなことを考えた今回でした。

そんなこともあって、きょうのラジゴンでは知ったかぶりでワールドカップの話するのやめた。ってのは、この本の副次的な産物です。でした。

今週はここまで。

ガンバレ日本!(慌てて突っ込む)
また次回です!

2018年6月13日 (水)

ジョヴァンニ・アレヴィをBGMにすれば自動的に格調高いFM番組になります。

IMG_5948

今日のゲストはBeverlyさん。フィリピン出身で今年24歳。

アメリカやフィリピンなどの音楽祭でこれまで数々の音楽賞を受賞。日本でも早くから熱い視線を注がれ2016年拠点を日本に移し数々のCMやドラマのテーマソングに採用、その歌声に惚れ込んだ小栗旬さんが自身のドラマの主題歌に強く推し、総理大臣公邸で行われた安倍晋三内閣総理大臣とフィリピン共和国のロドリゴ・ドゥテルテ大統領との日・比首脳会談後の晩餐会で歌い、今度は感銘を受けたドゥテルテ大統領からオファー。「ASEAN首脳会議」における「ASEAN設立50周年記念晩餐会」で歌唱を披露、アリアナ・グランデの日本公演のオープニングアクト...と、華々しすぎるプロフィール。

ですがスタジオに軽やかに登場したBeverlyさんはとにかくキュート。
無理なお願いにも喜んでOKで「LOVE THERAPY」の一節をかるーく歌ってくれたんですけど、歌い始めるとその場の雰囲気が一変。その歌唱力としなやかな仕草に圧倒。これはもうものすごいのでありました。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


それにつけても日本語上手。
だって16年に来日してから本格的に日本語を勉強しだしたんですもんね。ファーストアルバムの頃にテレビなんかで喋っているのを見たことがあるんですけど、飛躍的にもう普通の会話は不自由ない感じ。

「もともと日本のアニメとかが大好きだったから」日本で活動するのが夢だったというBeberlyさん。

好きだったアニメは?と尋ねると「幽遊白書」「スラムダンク」「カードキャプターさくら」「ドラえもん」..とズラズラズラっと名前が。

「『ドラえもん』はフィリピンでは『ドレエモン』って発音するんですよ」とにこにこ。

さてガチャポンの質問は「誕生日の思い出」。

「フィリピンの女性にとって18歳が大事な歳なんですね。家族や友達が集まってごちそうが並んで大きなパーティーを開いてくれるんです」

へえなるほど。18歳なんですね。
でも今年の24歳の誕生日。6月20日はセカンドアルバム「24」の発売日でもあります。また別の意味で大事な誕生日になりますねえ。

91yS9SBymdL._SL1500_「たぶん、人生の中でいちばん大切な誕生日になりますね」とニッコリ。

じゃあ24の誕生日はどんなごちそうを用意してほしいですか?

「えっと、海老の天ぷら、ひつまぶし、ずんだシェイク、どら焼き、エビマヨも!一年に一度のことですから大好きなもの!」

渋いチョイス!かわいい。ずんだシェイク大好きです。

その記念すべき24歳の誕生日に、24時間いつも音楽のことばかり考えているBeberlyさんのセカンドアルバムが発売なわけですね。タイトルは「24」。

「とってもポップでポジティブなアルバムです。ドラマの主題歌やCMのナンバーも入っているのでどこかで聴いたことのある曲もたくさん入っていると思います」

ファーストはBeberlyさんの持ち味である突き抜けるようなハイトーンボイスでグイグイ推してくるイメージでしたが、今回はぐっと日本語の表現力が増して、ポップソングのアルバムとして見事な仕上がりです。

レコーディングでは日本語の微妙な発音や繊細な表現と格闘しながらも楽しかったそうですけど「1ヶ月で8曲くらいレコーディングして」とハードではあったようですねえ。

さて、そんなBeverlyさんのライブを間もなく、日本全国どこでもネットで見ることができますよ。

LINE LIVE『Beverly「24」発売記念 公開リハーサルライブ!』
放送日時:6月19日(火) 20:30-21:30
※この番組は「YouTubeライブ」「Beverly Facebook」でも同時にご覧いただくことができます。

Beverly 「24」発売記念 TWENTY FOUR限定 GYAO!プレミアムライブ
2018/6/20(水) 19:00~2018/6/20(水) 19:30
※生放送のチャンネルURLは後日発表

詳しくはBeverlyさんの公式サイトでご確認を。

また東名阪 ワンマンライブツアー「Beverly 2nd JOURNEY 「24」」も行われますよ。


ちんもバンさんもすっかり短い時間でハートをわしづかみにされたBeberlyさん。
キュートなルックスも、生で聴くと尋常ではないオーラを纏ったボーカルも素敵ですが、本当に一所懸命で不安いっぱいで入ってきて、少し話すとわっと心を開いてくれるようなあたり、その佇まいにハンパない「愛され力」を感じます。それは応援したくなっちゃうでしょう。

またぜひ遊びに来てくださいね。


Beverly(ビバリー)オフィシャルサイト(外部リンク)

IMG_5943

さて、今日のメッセージテーマは「美しい話」。

これはみなさんの美しい話を紹介する。というだけでなくどんなメッセージでも私達が「美しい話」にする!という意味でもあります。

イタリアの天才ピアニスト、ジョヴァンニ・アレヴィの美しいピアノをバックに全編お送りいたしました。

ちなみに上はエフエム福岡のジョヴァンニ・アレヴィこと西川さとりさんですが、実は当番組のプロデューサーなのです。番組中けっこうざわめいておりましたが、どうぞよろしくお願いたします。

どっちかというとそっちが発端でして、6月23日にFFGホールでジョヴァンニ・アレヴィのピアノソロ コンサートがあるね。という話になり、あの美しいピアノが流れていればどんな内容でも美しくなるね!という駄話スタートというわけでありました。

そんなわけで完全に勝手にタイアップ。
各所から悪ふざけと思われないようにちょいちょい告知を入れるという周到な配慮もしてみました。こういうところ丁寧な水曜ラジゴンです。

21世紀のモーツァルト クラシックの革命児
ジョヴァンニ・アレヴィ ピアノソロ コンサート ジャパンツアー2018

2018年6月23日(土) 開場15:00 開演15:30
FFGホール

公演情報|ジョヴァンニ・アレヴィ | 株式会社 スリーオクロック (外部リンク)

↑これこれ。よろしくお願いいたします。

で、結果たくさん頂いたんですが、何が驚いたって、アレヴィの調べに乗せてバンさんとちんが雰囲気たっぷりに読み上げた途端に、ピタっとメッセージが届かなくなるという。手に取るようにヒいている!と震えたわけでございます。

その後はお得意の泣き落としでリスナーさんの善意につけ込んで事なきを得たわけですが(この一文最低)、いつもお世話になっています。

主に「本当に美しい話」と「美しくしてみてほしい普通の話」に別れたわけですが、美しい話はこれがまたとても美しいエピソードが多かったことは強調しておきたいところです。

国内外で見た美しい風景。
親子や周囲の人との日常にふっと発見した美しい瞬間。
身の回りにある見落としがちな美しいデザイン。
人の心の美しい部分。

アルヴィの調べとクロスする瞬間当社比150%の美しさが立ち上るではないですか。
ありがとうございました。

ちなみに中には箸にも棒にもかからない、いつものクオリティの一部のメッセージも多数いただきましたが、恐ろしいことにそれはそれで美しく聞こえてしまうという、音楽の力の偉大さを知る結果となりました。

軽くおふざけではありましたけど、アルヴィとコラボした今回のテーマ、楽しんでいただけたでしょうか。
正直言って、やってる方はすごーく楽しかったです。ま、毎週そうかも知れませんが。こんな番組に毎週お付き合いいただいて心より感謝です!

21世紀のモーツァルト クラシックの革命児
ジョヴァンニ・アレヴィ ピアノソロ コンサート ジャパンツアー2018

2018年6月23日(土) 開場15:00 開演15:30
FFGホール

公演情報|ジョヴァンニ・アレヴィ | 株式会社 スリーオクロック (外部リンク)

↑これこれ。よろしくお願いいたします(しつこい、が正しい)。

IMG_5952

さて今日のチンタメは「万引き家族」です。

最近ねー。ほら、幼児虐待死とかニュースでいろいろやってるでしょ。私ね。ひどいとか可愛そうとかを越えてなんか絶望しちゃうんですよね。ほんとに血でつながった家族ってやつがこの世で唯一の正しいものなんだろうか。みたいな。

そんな事考えてて、まさにピタリ。同じようなこと思っている人には、しんどすぎるくらいピタリがこの映画です。

2018年・第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、日本映画としては1997年の「うなぎ」以来21年ぶりとなる、最高賞のパルムドールを受賞で沸き立っています。

監督は是枝裕和さん。これまでもこのコーナーで「三度目の殺人」「そして父になる」「海街ダイアリー」と紹介しております。多分私ファンです。日本を代表する監督。

あのう、贔屓目に言っても最高でした。
そりゃジュラシックパークやアベンジャーズみたいにジェットコースターな展開はないですし、淡々とでもじわじわとテンションがあがって、最後の方は切なくて面白くてどうしましょ。と思いました。52e083d3ea48f354

是枝裕和監督の総決算ですね。
テーマは名作「誰も知らない」と直結してますし、雰囲気は「海街diary」のトーン。ですからまあ「後ろ暗くて貧しい海街diary」と紹介したいくらいです。

撮影も素晴らしく、貧乏くさいけど美しいんですよ。映像以上にそこに込められた心が映ってるようで。

主人公の家族が樹木希林のおばあちゃん、リリー・フランキーと安藤サクラの夫婦、妹らしき松岡茉優、息子は天才子役でした城桧吏。

今日本で一番の名優がワッと集まって家族なんですからそれだけでも、なんならストーリなくても面白いですから!ストーリーもあるし!当たり前だけど。

私、上記の役者さんが出てる映画は大体見ることにしてます。それくらいそれぞれの役者さんは素晴らしいです。そして是枝裕和監督は子役使いの名手。震えるような演技のアンサンブルがこの映画の一つの魅力です。

そこで描かれるのは家族の意味と家族の呪い。そして社会へのやんわりとした怒りです。

万引きを親子でやる家族が、冬空の下明らかに親の虐待でいつもベランダにパジャマ一枚で小さな女の子を、かわいそうだからと連れて帰って家族に迎え入れてしまうところから始まるお話。

だめだけどさ。それって誘拐だけどさ。どっちが幸せだろう。

この家族はそんな家族だけど画面の中では貧しく片寄せあって仲良く生きてる。
映画見ながら相反する気持ちに引き裂かれながらもこの家族が幸せであればよいのに。と思う。これがこの映画の醍醐味で後半に続く怒涛の展開と真実への大いなるフリです。

もう一つ、この映画の主役は「この家」です。もう一つ上げるとすれば「名前」です。

とにかく狭苦しい。し、どこを撮っても登場人物の後ろはモノでぎっしり、こちらになだれ込んでくるようなぎっしり具合。それでもって登場人物だれかを撮っていると必ず家族の誰か、または全員が背景に写り込んでいる。しかも大体こっちを見てるんです後ろで。

先々週紹介した「モリのいる場所」と同じく この家が小宇宙で、その狭さの中で片寄せあっているもはやプライベートさえも守れないこの空間こそが「万引き家族」の家族感を担保する世界なんですね。

一部でなんだか炎上しているらしいですけど、犯罪を容認しているなんてとんでもない。
今回の是枝監督はコレまで以上にある意味非情で、そんな家族を突き放しています。もとより是枝監督の映画では映画の中のことを「良い」とも「悪い」とも決して判断せず、すべては観客に投げられるというパターンです。

このあと女の子を受け入れた結果、いろんなドラマが生まれて少しづつ家族の崩壊が忍び寄ります。それと同時に家族それぞれの秘密が明らかになっていく。それはもう取り込まれた私達にとっても残酷です。それだけにとどまらずスクリーンのコッチ側の私達にその刃は向かうのですね。

あとはぜひ劇場で。
とても悲しくそしてちょっとうれしい。

そんな映画です。
そいでもって、僕の大好きな最低の最高映画「デッドプール2」と全く同じテーマだったことにも驚愕しました。

今週はここまで。
また次回です。

2018年6月 6日 (水)

知らなきゃよかった水曜ラジゴンの隠された秘密 → 特にないので恥ずかしい

IMG_5851

今日のゲストはフルカワユタカさん。かっこいいでがしょう!

1997年に伝説のDOPING PANDAを結成。2012年に解散するまでの間、3ピースでありながらパンク、メロコアからエレクトロを積極的に取り込んだ衝撃的なエッジーでダンサブルなロックと常に進化しつつ走り続け大きな支持を受けました。

その後はソロアーティストとして、あるいはBase Ball BearやLOW IQ 01のサポートなどでも活躍して昨年は音楽活動20周年・ソロ活動5周年のダブル周年イヤーで大忙し。

「なぜってわけでもないんですけど、求められれば断らないってかんじなんで、もしかしたらそれがよく回っているのかもしれませんね」

そうやって穏やかに笑うフルカワさんに密かに感激するちんなのでした。。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180606151720&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


私はドーパン(DOPING PANDA)のファンだったので初対面の今日はのっけからテンションが上がったのでございました。なんか最初イマイチフルカワさんのテンションと合わなかったのはそのせい。どーもエッジが効いてておっかないイメージがあったんですよねえ。

全然そんなことはなくて、新しいシングル「ドナルドとウォルター」のジャケットよろしく水彩タッチで微笑んでくれたのでした。

A1uj2ZaSGbL._SL1500_「バンドの解散の挫折とソロになって思い通り行かなかった時期があって、そこで一旦閉じた時期もあったんですが、やっぱり出会いというか色んな人との活動を一緒にやってあらためて音楽は楽しいというか。ここ2,3年はそんなかんじですね」

ある種、孤高のイメージだった時期からいろんな経験を経て新たな境地に至ったのかもしれません。なんかいい話です。

その大きな出会いというのが、ひとつはフルカワさんが尊敬する大先輩でもあるLOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERSのギタリストとしての参加と、同世代で後輩でもあるBase Ball Bearの最大の危機をサポートとして支えたことです。

「1人で作ることに哲学というか薄まることを恐れていた部分もあったんですが、やっぱりベボベ(Base Ball Bear)とやったあたりから人とやることで、逆に自分らしさが引き出さたりするんだなあ。と人とやる楽しさに。時間はかかりましたけど(笑)」

そんな成果は今年1月に発売されたアルバム「Yesterday Today Tomorrow」に、そして今日発売されたシングル「ドナルドとウォルター」に存分に生きているように思います。フルカワユタカさんがこんな歌詞を書くんだ、こんな音になるんだ。とファンはちょっとビックリ。

「ドナルドとウォルター」は、

「ずっと昔から付き合いのある一番かっこいいなと思うthe band apartのベーシストとしてもクリエイターとしても抜群に才能があると思っている原昌和、マーちゃんと作りたいなあと思っていて、そんな思いを込めたのがこのシングルってことですかね」
(この一文間違いあったので訂正しました)

フルカワさんの抜群に優れたメロディと原さんのハーモニーとセンスが相まって、極上のAOR(ドナルドとウォルターですし)と言ってもさしつかえないロマンティックでちょっとシニカルなナンバーになりました。

MVでは緊張感あふれるギターから一転、お二人が微笑みながら二人乗り自転車で楽しそうに走っています。

しつこいようですが稀代のメロディメイカーでもあるフルカワさんのほっこりしそうで、でもやっぱり隠しきれないシャープなメロディとサウンドを聞いているとちょっと感慨にふけってしまいます。キャリア20年を越え、ソロとしても5年の時を超えてこれが今のフルカワユタカです。という至ったサウンドにちょい泣けます。

さらにドーパンのセルフカバーや新曲、さらにフルカワさんが敬愛する事務所の先輩でもあるユニコーンのカバーまで入った豪華5曲のボーナス(!)入りです。

健康診断や、特に家でもなにもしなくて飲んでます。なんて穏やかにお話しながらも、丸くなったというよりは、ビシッと芯は変わらずに懐がグーッと深くなっただけなんだなあ、なんて思う瞬間もあってやっぱり思わず背筋がのびてしまうのでした。

かっこいいっすねえ。

今回福岡は含まれていませんが、これも近年のフルカワさんの転機となったアコースティックでのツアーが各所で行われます。

フルカワユタカ アコースティックツアー『僕はこう弾き語った』
7/18~9/26
※詳しくは公式WEBでご確認を(外部リンク)

そして、福岡では本日、LOW IQ 01 & THE RHYTHM MAKERSとしてステージに立ちます。
インタビューでもあったように、これも今のフルカワさんのギタリストとしての重要な活動ですよ。

“LOW IQ 01 LIVE TOUR 2018″
Vocal B.: LOW IQ 01 G.Cho.:フルカワユタカ Dr.Cho.: DAZE
06/06(水) Queblick 開場 18:30/開演 19:00

なんだか良いお話をたくさん聞きました。

また、スタジオでお会いできたらいいなあ。
ありがとうございました!


フルカワユタカ Official Website (外部リンク)

IMG_5854

ナカジーうどんよろしくね。

今日のメッセージテーマは「知りたくなかった」。
最近ね。すごーく思うんですけど、なんでも知らせすぎ、知りすぎじゃあありませんか。

とりわけちんみたいな病的な知りたがりには、ハードな現代です。
ちょいと調べますと知れますからね。

ただ無駄な情報は浴びるように降り注ぐんですけど、大事な情報や知識は実は手に入っていない。結果、無知なまんまいらぬことばかり知ってしまいます。

政治の世界だけはもっと知らせてほしいわけですが、それ以外はもうそーんなに知らなくてもいいかもしんない。と思うこともよくあります。トシっすかね。

そんなわけで今日のテーマは知りたくもないことを知ってしまった。そんなエピソードを募集してみました。

いろいろありましたねえ。
心当たりのある話も多数ありますし。

「父親が隠れてエロ動画を見ていたことです。」
これには涙しました。永々と続く父親のエロ関連の隠蔽と、それをついつい暴いてしまう子供のサガ。本→ビデオ→DVD→動画と進化しつつやってることは1ミリも変わらないのであります。このあとは発見されたら超恥ずかしいVRの時代もついそこまで。興味はつきません。

「私の悪口を子どもたちが母に言っていたこと」
母親としてはショックでしょう。おばあちゃんには言いやすいってことありますね。
でも、子供は子供でガス抜きが必要ということですから、隣の奥さんじゃなくてよかったじゃないですか。

「父が三件隣の奥さんと不倫していたことを知ったこと」
これはたまりませんね。おイタが過ぎますし、大人のマナーとして生涯子供にはばれないようにしてほしいところです。

「飲食の原価を知ってしまう」
清涼飲料が10円!なんて噂もありますからね。でも、そこに地代、光熱費、人件費、運送費その他諸々含まれていますし、じゃあ自分で好きな炭酸飲料作れよと言われてもその手間と金額考えると。まあいいんじゃないでしょうか。

「優しいママ友の裏の顔を知ってしまった」
これこそ知りたくなかったの極北ではないでしょうか。表面が良い人ほど...ってのは世の常ですねえ。

「長年妻の手料理で一番好きなメニューがお惣菜だった」
これわたしの知り合いです。家で食べているので頼まなかったとあるお店のメニューが寸分違わず同じ味で、失神するくらいショックだったそう。知らなければよかったのに。

そんなかんじでたくさんのメッセージありがとうございました。
いやもう結構、放送していない間もメッセージ読んでは爆笑したり、思わず深くうなずいたり、とても楽しい今回のテーマでした。

IMG_5857

今日のチンタメは映画「レディバード」と、やにわに注目されているワード「マンブルコア」について。

「レディバード」に関しては動画やタイムフリーでご確認を。
誰しも覚えのある、見栄とプライドとむやみな野心と甘ったれ、そんな痛々しくてかっこ悪いけどあがきまくっている女子高生の日常と、誰しも生まれてからのはじめての壁、親との関係。母親も娘もわかっちゃいるけどすれ違う気持ちを、ありがちなのになぜか新鮮に描きます。

すごく地味でドラマチックではないけれど、後ろになるにつれぐんぐんハマって、ずーっと見ていられるくらい大好きな映画でした。

ここでは注目!なんて言いながら完全に知ったかぶり。ここ3年位で聞き始めて最近やっと概要を知ったようなマンブルコアというか、アメリカの新しい動きのお話をします。

今日の映画「レディバード」はゴールデングローブ賞のコメディ部門で作品賞と主演女優賞、そしてアカデミー賞でも作品賞と脚本賞にノミネートされた作品。監督はなんとこの作品が初監督、わずか34歳の女性グレタ・ガーウィグです。もともと最初はコメディアンでそれから女優として活躍しています。

このグレタ・ガーウィグがキャッチコピーのように言われるのが「マンブルコアのミューズ」。

「マンブルコア」と呼ばれる一群の映画の主演女優として多くの監督に愛され多数出演していることから言われているものです。自信も脚本家としても活躍していましたがその初監督がこの作品。

「ニューシネマ」「ヌーベルバーグ」とか「ドグマ95」なんて映画の世界では定期的に革新する運動が発生して大きな影響を与えますが、文脈的にはそんなふうにも言われる「マンブルコア」ですが、意図的な統一した作風や定義があるわけではありません。むしろ自然発生的なもの。

10年ほど前から発生したようですが、簡単に大雑把に説明すると「お金も経験もない人たちが自由な表現を求めて作る一群のインディーズ映画」というかんじでしょうか。

結果的に即興的で自然主義、ドキュメンタリータッチといえば聞こえがいいですが、当然練られていない普段の会話をエンエン聞かされるような映画も多い。もちろん声を張ったり滑舌良く喋りませんしマイクでちゃんと拾わないので聞き取りにくかったり。

「マンブルコア」の命名も「もごもご喋る」って意味から派生した、「何言ってっかわかんねーよ」みたいな少し揶揄してる言葉でもあるよう。

今でもマンブルコアの映画は「激つまんないから嫌い」と異常に嫌悪する人もいるそうですが、それもわかる。だけど「映画はつまんなくても撮っていい」というある種の開放をなし得たという言い方もできますね。

なんせ今の映画は、簡単に言えば今映画を撮ろうと思えば、分厚い企画書を書いて、マーケティング意外興味も知識もないスーツの大人相手の無理解と戦い、ボロボロに改変され、現場では「プロとベテラン」に阻害され、下積みしてから出直してこい!とばかりに新人監督の多くが潰れて消えていく昨今への結果として完全な挑戦ともいえるものです。

全部とっぱらって、お金かけずに俺らで好きな映画撮る。
そういう意味では正しくインディペンデント精神が宿っているとも言えますね。

加えてこの関係の人達は「メジャーでいつか大成功」みたいな方面の野心が乏しく、わざとらしい映画に辟易としていた若い人たちの間に人気を広げながら、横に横に広がっていって閉じている世界だったりもしたので、日本にも長らく一本も入ってこなかったんですね。

ところがこの数年はその世界や周辺から出てきた人たちが続々オーバーグラウンドに活躍して話題を独占し始めたのですね。誰がなんと言おうとそのリアルな感情をすくい上げる作品たちを支持する人がどんどん増えていったのですね。

今やヒットメイカーでもあるデュプラス兄弟、兄弟が手掛けたTVシリーズの監督として世に出て、あっという間にスピルバーグにピックアップされいきなり「ジュラシックワールド」の監督として大成功したコリン・トレヴォロウ、アメリカではセレブも大絶賛、新しい「セックス&ザ・シティ」なんて(中身は真逆ですが)言われるくらい社会的にも大ヒットした「ガールズ」のレナ・ダナム。

この人学生時代にマンブルコア的短編映画をYouTubeで公開してあっという間に老舗のHBOに請われて製作・監督・脚本・主演をひとりでやっちゃって大成功した凄え人。TVシリーズですよ。マンブルコアに影響を受けたことを公言しています。他にも続々。

この「マンブルコア」は現代だからこそ成立しえた世界でもあります。

ひとつは機材の低予算化、というかデジタルの恩恵なんでしょうね。

デュプラス兄弟が一躍世にその名を知らしめた「タンジェリン」という作品はほとんどがiPhoneで撮影したもの。今では一眼レフで劇場クラスの映像も撮れちゃいますし。

そしてインターネット。
これによって住んでいる地域が離れていてもコミュニケーションが取れるようになり、同じ趣味の人達が横にドンドン繋がり、スタッフや役者としてお互いの映画に関わるようになったりもしました。こうして「マンブルコア」と呼ばれるグループが出来上がったともいえますね。

さらにもう一つはインターネット企業です。

今や映画以上に潤沢な資金とネットならではのフットワークの軽さで世界を席巻するネットフリックスやアマゾン、その他ネット動画サービスがいち早くここらの人をピックアップ。

非商業的でどーやってメシ食うんだろうというこの人達は、という余計なお世話に対して最強のバックアップを得たわけですね。

その結果が今のブームで、私なんかの耳にもやっと入るようになってきたというわけ。

以上が付け焼き刃で仕入れた知識です。あってるかな?
非商業的ですごくDo it yourself的なマンブルコアですが、ここ最近で主要な人はほぼすべてメジャーで活躍するようになった今、マンブルコア自体が終了。なんて声も聞こえてきます。

そういう意味ではこのジャンル自体が、いずれ卒業する思春期的な動きなのかな、とも思ったりもしますが。

「レディバード」はそんなインディーズから飛び出して、間違いなく面白くとてもお気に入りの映画。気が向いたら御覧ください。

壮絶な過去を乗り越えてほのぼの生きるおじいちゃんおばあちゃんは素晴らしいが、若いってのはやっぱり素晴らしい。2週続けてそういう結果でございます。

今日はここまで。
また次回です。

2018年5月30日 (水)

松田聖子ナンバーズ開催の水曜日でした!

IMG_5773

今日のゲストはSPECIAL OTHERS ACOUSTICからドラムスの宮原"TOYIN"良太さんとギターの柳下"DAYO"武史さんです。

大きいです。179cmと183cmだそうですが、もっとこうどーんと大きい感じ。存在感ですね。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180530151644
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)



日本で屈指のインストバンドであるSPECIAL OTHERSは2005年に結成、翌2006年にメジャーデビュー、以降10年間、着実に人気を拡大し2013年には武道館でのワンマンを成功させました。ジャズやクラシックではないインストバンドが武道館を売り切るって凄いことです。

だけど、その音楽はマイペース。
SPECIAL OTHERS、スペアザは愛されているグループというイメージです。かく言う私も、スペアザの音楽やライブの映像を見るといつも「いいなあ。楽しそうだなあ」と思います。やってるほうはきっと大変だんでしょうけどね。

そんなSPECIAL OTHERSがアコースティック編成で取り組むのがSPECIAL OTHERS ACOUSTIC。

「やっぱやってる楽器が違うと気分がね違いますね」
あえて別の名義で2014年「LIGHT」をリリースしたのは、
「違うバンドでもう一回デビューしたような新鮮なところはありますね」
確かに前作リリース時には「新人バンド」とあちこちのインタビューで答え、ショッピングモールでのライブなんかも行っていました。だけど、ストリートっぽくてとても似合っているような。

そんなSPECIAL OTHERS ACOUSTICのスタートは、
「向こうから(当然アコースティックライブもできると思いこんで)オファーがあって、そこから曲作ったりして意外とできたかんじです」

そんな始まりのSPECIAL OTHERS ACOUSTICですが、10周年で斉藤和義さんはじめ10人の豪華アーティストとコラボした「SPECIAL OTHERS II」で幅広い層へ改めてアピールした、次がこの5月16日に発売されたSPECIAL OTHERS ACOUSTICとしてはセカンドアルバム『Telepathy』 ですから、ある意味今や両輪の活動ということかもしれませんね。

91v0DVQJnNL._SL1500_今回も極上のアルバム。ただリラックスできるだけでなく、アコースティックながらもやっぱり「都市の音楽」であるところが強い個性です。

「前回のアルバムを踏まえてよりブラッシュアップされたアルバムになりましたね」

デビュー前の楽曲や過去の曲の再録も交えながら、どの曲も癒やされるというよりは気がつくとゆっくりリズムを刻んでしまうような「踊れるナンバー」も多くて、アコースティック編成でもやっぱり愛される理由がよくわかりますね。

このアルバムでは音楽はもちろん、併せて制作されたMVも話題です。
撮影はチェコはプラハで行われました。

「俺達は暖かい国行きたいっていったのに、気温もマイナス何度だし。でも行ってみたらすげえ楽しくて」

そんなお話もぶっちゃけてくれましたけど、MVの仕上がりはプラハの美しい街とぴったりで素敵な仕上がり。ちょっとドラマ風な「STEADY」とひたすら楽しそうな「WOLF」どちらもぜひ観ていただきたい。

SPECIAL OTHERS ACOUSTIC 2nd ALBUM『Telepathy』 Release Tour 2018
2018年6月2日(土) 福岡電気ビルみらいホール
OPEN16:30/START17:00

スペアザとしてはすごく楽しいライブも定評のあるところですが、今回はアコースティック。

「今回は座席がありますんで、ゆっくり楽しんでいただけると思いますね。あと、そうですね飾ってます(笑)」

さてどんなステージ化はどうぞお楽しみに。

その他にも楽しいお話たっぷりの今回でした。
ぜひタイムフリーでもう一回聞いてほしいですね。

ありがとうございました。また遊びに来てくださいね。

SPECIAL OTHERS ACOUSTIC official website (外部リンク)

IMG_5778-001

今日の水曜ラジゴンは松田聖子さんのコンサート2018年7月14日(土)マリンメッセ福岡で行われる「Seiko Matsuda Concert Tour 2018『Merry-go-round』」先行予約を行いました。

今回もたくさんのご予約ありがとうございました。

そんなわけで、松田聖子さんの先行予約といえば、水曜ラジゴンとしては「聖子ちゃんまつり」なわけでございまして、当然のように全編に渡り聖子推しなんであります。

前回までは「聖子ちゃん釣り」で、楽曲の書いた紙をおもちゃの釣り竿で釣って盛り上がっておりましたが、やっと「ラジオでは見えにくい」と気づきました(見えにくいじゃねえよ)。

今回はよりリスナー参加型にするべく「松田聖子ナンバーズ」にリニューアル。

みなさんから「数字」と「それにまつわるエピソード」を添えて送ってもらい、その数の下一桁と、バンさんが振ったサイコロの数を上の一桁にして組み合わせてリストから選曲。という形にいたしました。

バンさんはいつもどおりのテンションで、私は聖子ちゃんについて語る時のバンさんが一番かわいらしいと思っておりますけども、今回はそれにもましてメッセージを送ってくれた少なからずのみなさんの松田聖子さんへの熱い想いに胸をちょい打たれました。

聖子ちゃん好きなんだねー。って感じ。
好きなものを好き!と外に向かって言う時が一番幸せではないかと私いつも思ってまして、その心の叫びを。聞き手として聞くこともまたとても幸せだと思うわけです。それが集中してますんでね。私もとても堪能させていただきました。

ご予約されたみなさん、どうぞ楽しんでくださいね。

そんでもって、聖子ファンならずともたくさんのメッセージありがとうございました。

好きな番号やラッキーナンバーが多かったんですけど、意外な理由で好きだったり、ラッキーナンバーになることって多いんだなあと思いましたね。

誕生月や記念日はもちろん、好きなアーティストや有名人にまつわる数字、好きな人にまつわる数字、ペットの名前、それから人生の要所要所で必ず関わってくる数字。

人生に特定の数字が関わってくるっていう方、意外と多くて自分の周囲にもいます。
ある種の心理学で言うところのシンクロニシティ的なものなのかもしれませんけど、ならば内なる自分が選び取った数字とも言えるわけですからね。大事な数字ではあるのかも。

意外と興味深い数字にまつわる今回のテーマでした。

IMG_5775

今日のチンタメは「おじいちゃん映画」の新たなスタンダード「モリのいる場所」です。

最近、改めて思ったんですけど私、おじいちゃんおばあちゃんが出てくる映画が好きみたいです。

今ざっと思いつくままに上げても「最高の人生の見つけ方」「ストレイト・ストーリー」「ハリーとトント」「カールじいさんの空飛ぶ家」「八月の鯨」...小津安二郎の笠智衆、そうだ「グラン・トリノ」もおじいちゃん映画だ。

映画的なんですかね。大体名優や名監督と言われる人が手がけることが多く、その存在感だけで観続けることができるってことなんでしょうかねえ。よくわかんないですけども。

「モリのいる場所」もそんな映画の一つ。

20180423184432-0001日本の美術史においてフォービズムや抽象絵画の巨匠として、97歳で亡くなるまでとりわけ晩年は豊島区の自宅から30年間一歩も出ずに貧乏生活を送った「画壇の仙人」と呼ばれた画家、熊谷守一の晩年の夏の日の一日を描いた作品です。

この熊谷守一を山崎努、絶妙なスタンスで支える妻の秀子を樹木希林さん という豪華タッグに実力派俳優が勢揃い。監督は「横道世之介」とかこの前は「滝を見に行く」を紹介した沖田修一。

超マイペースで生活するこの二人とお手伝いで親戚の恵美さんですが、その家はいつも来客の出入りが激しくて賑やか。

そんな中、白いあごひげをたくわえた熊谷は自分の庭を散策し、寝そべってアリや虫を観察し、草花にはなしかけて過ごします。そんな熊谷に付かず離れずこちらはこちらのシャキシャキしたペースで付き合っていく妻の秀子。そのやりとりや細やかな仕草だけでずーーっと観ていられる面白さ。

なんといってももうひとりの主役は「庭」です。
周囲の家や建物に挟まれてそんなに極端に広くはないはずの庭なんですが、木や草花が生い茂り、高低差もあり、階段を降りると15年間彫り続けた地下があり小さな池もあります。そこにはいつも虫や生き物、生命が息づいていて初めて訪れる人は必ず戸惑い迷います。

小宇宙なんです。まさに熊谷守一の脳内の小宇宙。
この映画はそんな熊川と熊川家と庭で起きる小さなエピソードを積み重ねていきます。大きなストーリーはありません。

まさに「おじいちゃん、おばあちゃん観察映画」なのです。

だけでもそこはかつて「滝を見に行く」で、「バスツアーで滝を見に行くおばちゃんが森でちょっと迷子になる」だけで楽しい映画にしてしまう沖田監督の手腕と、なんといっても素晴らしい名優の演技で豊かな一本になっているんですね。

ほのぼのとして、癒し系の映画のように見えてその中で、山崎さんが、樹木希林さんがたったひとことのある言葉を話すだけで、「わー。この夫婦はそれなりに壮絶な過去と思いがあるんだね」とゾワゾワゾワッと理解できてしまう凄さ。

歴史に残る大傑作ではないかもしれないけれど、私この映画この倍あっても観ていられます。

人生ってなんでしょうねえ。わかんないですけど、いろんなことを乗り越えて至ったモリとその場所はちょっと憧れとロマンを感じるのでした。

僕はおじいちゃんおばあちゃん映画と沖田修一監督は肌に合うようですね。

今週はここまで。
また次回です。

2018年5月23日 (水)

水曜日はホットですが若干あちこち冷え性です。

IMG_5667

今日のゲストはお待ちしてました王様です。

直訳ロックで23年。
「深紫伝説(ディープ・パープル)」「鉛の飛行船伝説(レッド・ツェッペリン)」「めっちゃ陽気な鉄道伝説(グランド・ファンク・レイルロード)」といった超傑作アルバムをものにし、近年はカブトムシや鋼鉄方面の直訳ロックを送り続けています。

もうタイトルを並べるだけで幸せになるのであります。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180523151610&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


この日の王様はなんとなく軽やか。
なんと今日は「夏服」なのであります。

王様のお衣装はなんと福岡の家来が制作を担当しているとのこと。よくよく観ると通気性の良いドライ素材のようなものでマントから王冠までできているのでした。

王を讃えよ。長年王の座についているとそこらの工夫もしっかりこらされているのです。

近年は特にライブに力を注いでいて、「月に20本くらい半分くらいは自陣のあるアイブラック地方で(目黒でしょう)おこなっていますね。大体半年で日本一周、残り半年でもう一周」

すごくないですか。
若手バンドは少々の長期ツアーで自慢している場合ではアリません。年間200日以上を日本中飛び回っているのが王様なのであります。

ちなみに「王子(長男)は大学2年生、美術系でして授業料がちょっと高いんですよね。あははははは」下の娘さんは中二。

そんなリアルなお話をあけすけに笑い飛ばしながら話す王様、素敵なのです。
真剣な話、日本中に多くのアーティストがいて夢を贈り続ける傍ら、その多くは生活というリアルを相手に四苦八苦しているわけで、そんな中で王様は王様としてお子さんを立派に育てていると思うと尊敬を覚えずにいられません。

さて王様への今日の質問は「あなたの家宝は?」。
王たるものさぞお宝をたくさんおもちのはず。

そんな中で最初に教えてくれたのは「日本レコード大賞企画賞のタテですかねえ」。
これは1995年第37回の日本レコード大賞での受賞。ちなみに作品は25万枚のヒットとなった代表作「深紫伝説」です。

さらに「ジミー・ペイジ氏、ロバート・プラント氏へのインタビューとの写真であります」。
加えて「イアン・ギラン氏に直接歌詞のチェックを受けたのであります」

出てくる出てくる。 やっぱり華々しいなあ。
ちなみに全部王様のお部屋のお宝の山から発掘されたものだとか。

「我が家は少しお宝屋敷でありまして」

御美ではないのですねお宝の山。

そんな王様のライブ、ぜひ楽しみたいところ。今回も福岡、北九州で行われますよ。

★5月26日(金)『ひとり+特別バンドライブ~ビートルズ・ナイト~ in 福岡・福岡』
場所/キャバンビート 予約・問合/092-524-1962
★5月27日(土)『ひとり in 福岡・北九州』
場所/ヒットスタジオ バブボックス 予約・問合/093-551-5886
★5月28日(日)『ひとり+特別バンドライブ~ハードロック・ナイト~ in 福岡・福岡』
場所/キャバンビート 予約・問合/092-524-1962

ちなみに26日のライブでは中学二年生のスーパードラマー鼓(Tsuzumi)くんとの共演です。

さっそく鼓くんのInstagramではライブへの決意を宣言してくれています。
見逃せませんねえ。


王様はいつお迎えしても楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまいます。 今回はさらにリスペクトが高まったのでした。

またぜひおいでください。お待ち申し上げております。

王様のROCK'N'ROLL TOWN (外部リンク)

IMG_5672

今日のメッセージテーマは「ホット or クール?」。

いよいよ始まりましたA級グルメ大食覧会 2018」(5月23日(水)~5月27日(日) 11:00-22:00)も始まりまして、美味しいものにグッと心惹かれる昨今です。

暑くなってきましたし冷たいものを食べたかったり、いやいややっぱりアッツアツのグルメを楽しみたいとかありますでしょ。そんな世間話からスタートしたのが今日のテーマ。

食のみならず態度や心持ちまでホットとクールの話題をもらいましょう、ってわけです。

いろんな話題があってひじょーに楽しかったのですが、意外と食べ物をとにかく暖かくすればいいってもんじゃないってことがよくわかりました。

これはテーマを決めるときのお弁当の話なんですが。
そりゃ暖かいほうがありがたいと思っているんですが、意外とそうでもない。そういえば駅弁は温める必要はないかーと思いましたけど、コンビニの弁当でさえ暖めないほうが良いって意見もある。

「ご飯は冷やご飯がいい」って意見をいただきました。
昔はおひつにいれて翌日はそのまま食べたものですしねえ、そういえばそうだなあ。

いろいろなんだなあ。

そういえば「猫舌」問題を抱えている方は結構多かった。色々悩みも深いですね。
周りと同じペースで食事ができない、すぐ食べられないから冷蔵庫に入れたり氷をいれたり涙ぐましい苦労をしている方もいたようです。

「熱いものを食べると口の中の上あごのところがベロンとやけどする」メッセージはちんとバンさんで、「なるなる」と「なったことがない」でなんとなくずーっと話していました。食べ方が悪いのかなあ。

そんな感じでやっぱり食に関する話題が多かったんですが、まあ期待した通りといったところ。とっても楽しいメッセージばかりでしたねえ。

あ。ひとつ記憶に残る気持ちに関するホットorクールがありました。

「息子にホット、亭主にクール」

やあ、心までクール。

IMG_5675


今日のチンタメは佐野勝彦さん著の「女子高生 制服路上観察 (光文社新書) 」をご紹介。

個人的に制服って面白いなと昔から思っているんですね私。
なんか「制服好き」って私が言うと完全にアブない風に見られそうですが、それも含めて男女共に興味があるんです。

いつから「制服」って言葉に微弱なエロ要素が含まれたりするようになったんでしょ?

ほとんどの国民が数年間は同じ服を着て生活して、絶対に規則通り着ない。真面目な子でもちょっとだけ襟を開けてみたり。スカートが長くなったり短くなったり、ルーズソックスが流行ったりボンタンかと思えば学ランが短くなったり。ある時期から急激にブレザーに変わって、気がつけばブランド制服ブームが起きて気がつくとなくなっていたり。

イヤダイヤダと思いつつも、ラクだしいっかと決して嫌いではないのが制服。
最も多感で一番冒険したい年頃におし着せられて付き合わなきゃいけない制服。

自分も袖を通していながら何が起きているのかさっぱりわからないのが学生服ってもんです。

joshi制服を採用している中学校高校はおよそ15000校、そのうち毎年1%から2%がモデルチェンジをしている。年間200から300校ほどが制服を変えているんだそうです。巨大産業でもあるんですね。

そんなわかっているようでさっぱりわからない制服についての本が「女子高生 制服路上観察」です。完全にHなビデオみたいなタイトルですが、極めて真面目。

著者の佐野勝彦さんはカネボウのファッション系シンクタンク「カネボウファッション研究所」を経て、学生服といえばトンボ。トンボのユニフォーム研究所で一貫して制服を研究してきた人なんですね。

その手法は20年間路上観察を繰り返し、その時代時代の学生に無数のグループインタビューをしてきた現場主義。

だから、現役女子高生に「なぜスカートが短いの?」と聞いても「えー、可愛いから?」とか「みんなそうだから」しか答えられないハズが、多くの証言を分析することで見えてくるのですね。

その結果をまとめたのがこの本ですが、感想は「どんな奇抜な格好でも本人には全部しっかりした理屈がある」ということ。

なぜスカートは短いのか?逆になぜ関西方面は今も長いのか?なぜリボンを首から下げてぶらぶらしてるのか?靴下をくしゅくしゅするのはなぜか?なぜパンツスタイルは定着しないのか?妙に長いキャメルのカーディガンはなにか?なぜタータンチェックが好きか?などなど

これら全てに彼女たちなりの理由があります。すべてつまびらかにしてくれます。

本来、こんな風に着崩されるのが一番本意でないはずの著者の眼差しは、高校生側によって優しいです。彼女たちの説に理があるとさえ言います。

そして、日々風紀の乱れと格闘する教師の皆さんへの最大限の敬意を示しつつ苦言も呈します。

「全体像がわからないなかで、先生からは次々にダメ出しがあり、だけれどもなぜダメなのか先生自身も理路整然と説得力ある説明ができないので、釈然としない生徒はイラつくばかりです」

この本が素敵なのは、仔細にリアルな高校生の意見を集めつつ「制服」という非常に限られたジャンルを分析していますが、結果大人が十把一絡げに理解困難な「高校生」と雑に把握しているものを、彼らもそれぞれに繊細なパーソナリティをもった「人」としての存在感が立ち上がってくることです。

そして、そこから現在の高校での「校則問題」やシステム的な課題をあぶり出します。
何事もひとつの部分を突き詰めて見つめることで大きな全体像が見えてくるという典型のような話でありますね。

ページをめくるごとに目からウロコのお話満載。

そんな風におじさんは妙に感心しているだけども、一方で昨年出版されたこの本も、猛烈なスピードで動く高校生たちにとっては早くも過去の話なんだろうなあ、なんて思いながら読みました。

興味あればぜひ。


今週はここまで。
A級グルメ大食覧会 2018」の会場で見かけたら気軽に声かけてくださいね。

また次回です。

2018年5月16日 (水)

まもりたい、水曜日のマイルール。

IMG_5537

今日のゲストは村上佳佑さん。
ほぼ1年ぶりの登場です。

前回はCMソング「まもりたい~この両手の中~」で話題沸騰の頃に「ハモネプのハモネプの人」とハシャイだような思い出があります(ちんがよくテレビで見ていたので)。

それから一年。
今回も冒頭から一曲披露。

Michael Jacksonの「The Way You Make Me Feel」をギター一本でカバー。

これがもうものすごい美しいんですね。タイムフリーでぜひ聞いてみて。すごいから。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180516151605&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


カバーといえばなんたって一番ホットな話題は、YouTubeでサム・スミスの「Palace」を公式日本語カバーした動画が公開されています。これがまた絶品なんですよね。

「サム・スミスのライブを観に行ったらマネージャーさんに直接オファーいただいたんですね」

そう変わらぬ素敵な笑顔で、ドえらいエピソードを披露してくれている村上さん。

「この前のはじめての全国ツアーは福岡からスタートだったんですけど、こちらが予想していたよりずっと暖かく応援してくれて。いつも福岡はそうなんです」と、福岡のファンへの思いも語ってくれました。相変わらず超絶爽やか。

ん?なんとなく前回より一回り大きくなっているような気が?
「ええ、筋トレしてまして(笑)」

ビックリ。気のせいかなと思ったら本当に肩のあたりを中心に記憶とずいぶん違うんですよね。そういえば前回も全国を移動する間にはトレーニングしてるなんてお話してくれました。

「ハルクみたいになるつもりはないんですけど、理想はスパイダーマンで!」
なるほど!しかし、もしかしたらアメコミファン?そんなところも次回は掘り下げてみたいところです。

今日のガチャポンは「マイルール」。
村上さんのこだわりは「服のたたみ方にはこだわりがあって」。

「家の引き出しなんかもビタッてきれいに同じ幅で収まってます」
几帳面だった!murakami

家ではとにかく気になるそうでいつもビシッときれいに畳んでおかないとおちつかないそう。でも集団行動のときにはそれはそれで大丈夫ですよ。ていうか相変わらず好感度しかない人です。ちょい妬ましい!

そんな村上さんの新しいミニアルバムが発売間近。
サードミニアルバム『Upstairs』、5月23日発売です。
今回はバラエティ豊かな5曲が収録されています。

「背中を押してくれる応援歌じゃないかなと思っていて。それぞれの楽曲でそれぞれの形でそっと背中を押すようなナンバーになっています」

シンプルでそれ故に村上さんの透明感溢れる声の魅力を存分に味わえるバラード「空に笑う」にはじまり、ダンスナンバーありアニメ 『新幹線変形ロボ シンカリオン』 エンディング「Go One Step Ahead」ありと楽しい1枚ですが、注目はクリス・ハートさんとのデュエット「ファンファーレ」。

村上さんといえば世に出るきっかけを与えてくれたのがクリス・ハートさん。クリスさんの日本武道館公演のオープニングアクトに抜擢されたのがきっかけで恩人の一人。

そんなクリスさんの自宅で二人で共作したのがこのナンバー。そういう意味でも思い入れもひとしおなんではないでしょうか。

この日も熱心なファンの皆さんがたくさん駆けつけてくれたのですが、村上さんのファンの特徴だなあと思ったのは、ひとつひとつの所作にすばやく反応して拍手、揃って笑顔、私たちの発言にさえ反応したりしてものすごい愛情と統率力。みなさんグッズの持参率が高くて村上さんが驚くようなレアなものもあったりして。ありがたいですねえ。

でも。前回も今回も実感しましたけども、村上佳佑さん。応援しがいあるわあ。
とてもお話も楽しくて、また次回も楽しみにして待ってます。

ありがとうございました。

村上 佳佑 | Keisuke Murakami (外部リンク)

IMG_5543

今日のメッセージテーマは「マイルール」。
実は今日村上佳佑さんだったので「まもりたい」で守りたいマイルールという流れだったという、説明しないと分からない裏の流れだったりするんですけどね。いいんですけど。

私、ちんは時々マイルールの堆積で身動きがとれなくなるタイプでして、ジンクスとかではないんですけどできるだけ平常心を保つためにルーティン化したい傾向があります。

で、朝起きる、ラジオをつけてコーヒーを飲む、テレビも音を小さくして見つつ準備、部屋を一回見回して家を出る、決まった店でお茶飲む、スマホでネット見る...みたいな。

そんなことやってると、毎回なにか新しい行動をしてしまってそれがまた追加。としまいにはガッチガチ。バカですね。

私みたいにオロカでなくとも、みなさんもなんとなく決まってるルールめいたものあるでしょう。
今日はそんなメッセージを集めてみました。

  • SNSなどのメッセージの冒頭には必ず一言挨拶文を入れる。
  • 朝の一番最初はまずゴミを出す。
  • 仕事が終わったらまず風呂、風呂に入ったら一日は何時でも終了。
  • 朝起きたら歯磨きするまでは、喋らないし食べないし飲まない。
  • 坂道でも自転車は立ちこぎは絶対しない。

みたいなね。

いろんなルールがあるもんですけど、上で紹介したメッセージなんかも内容を読むとそれぞれにちゃんと理由があるわけですね。

感心したマイルールにはこんなのもありました。

「本当に感謝してる時は『ありがとう』といいますが、余計なお世話やありがた迷惑なときには(同じ顔で)『すみません』と言います」

日常生活でカドも立たない、他の人には決してわからないけれど、御本人の中には明確に線引きがあるわけですね。これは素晴らしい。

こういった「知恵」みたいなものと今回紹介した「マイルール」は微妙にイコールだったりして、傍から見るとおかしなことやってんな~みたいなものだって、それぞれの生活の知恵や精神的な安定に基づいているもんだよなあ、なんて妙に納得したりしました。

いや、マイルール、意外と深い。
そんな今日のメッセージテーマでした。みなさんありがとうございます。

IMG_5534

今日のチンタメは映画ではなくて「映画館」のお話。

今、映画館の楽しみ方がすごく多用になっていることをご存知?

ただ映画を見るだけでなくライブみたいに騒いだり、映画だけじゃないですよ、音楽のライブや歌舞伎、芝居なんかも生中継されたり、ご飯を食べながら、周囲を気にせず赤ちゃんと映画を楽しんだりと他溶解する映画館について色々お話してみました。

その中でも注目が「イベント上映」。

以前、インド映画「バーフバリ」の絶叫上映会や、エグザイルファミリーの「ハイ&ロー」の応援上映会のお話をチラっとしたことがありましたけど、最近はどんどん増加。

この1ヶ月以内でも、

  • 5/18開催『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』応援&絶叫上映!(Tジョイ博多)
    サイリウム、タンバリン、鈴、メガホン、ピコピコハンマー等
  • 劇場版 プリパラ&キラッとプリ☆チャン 〜きらきらメモリアルライブ〜アイドル応援上映会(上映中/Tジョイ博多)
  • 5/17(木)-20(日)爆音映画祭in福岡 (西鉄ホール)
    爆音サウンドシステムで数々の名画を体も振動する爆音で上映。なお5/17と20は「バーブバリ絶叫上映」
    6/2 KBCシネマ 「バーフバリ/王の凱旋(幻の完全版)」上映に併せて絶叫上映会
  • グレイテストショーマン記念上映会(キャナルシティ ユナイテッド・シネマ)

など、乱れ打ちです。
それぞれ、応援可、鳴り物、光り物可、こえだしNGですが記念品やイベントなどありなどそれぞれ異なりますが、とりわけ応援可の上映会が増えています。

注目は今世界中で大ヒットしている「アベンジャーズ」がさっそく絶叫上映しているあたりでしょうか。いよいよメジャー大手も参入して賑やかになりそうです。

はたから見るとちょっとオヤ?って感じですが、参加してみるとコレが楽しいんですよねえ。
ちなみに上記の「バーフバリ」関連の絶叫上映会は全部ちんが参加しています。はっはっは。

こういった「イベント参加型上映」のハシリともいえそうなのが「ライブビューイング」。

遠く離れた場所での有名アーティストのライブを全国の映画館で大画面高音質で生中継。ファンの皆さんはライブさながらにコールとサイリウムでもりあがります。

こちらはすっかり定着。頻繁に行われていますし、今は生中継ではありませんが映画らしいアングルやアップなどで魅力付して芝居や歌舞伎、お笑いライブと広がっています。

さらに、福岡だとユナイテッド・シネマが力を入れていますが、例えば「抱っこdeシネマ(ユナイテッドシネマ/キャナル/なかま/トリアス久山)」。

これは赤ちゃん同伴の方を対象にした上映です。色んな映画の特定の日に設定されます。
場内は明るめ、音量は控えめ、周りも同じママやパパばかりだから気兼ねなく楽しめます。

その他にもいろんなサービスや上映方式。
シニアのカップルだったら特別料金などの料金体系まで、いろいろな工夫を積極的に凝らしている映画館。

今やネットやゲームや楽しいことがいっぱいの中、高いお金を払って苦痛を強いるような上映ではお客さんも来ないという危機感が根底にありますが、今映画館とても楽しい場所になりつつあります。

興味があったらちょっと覗いてみてはいかが?

今週はここまで。
また次回です。

2018年5月 9日 (水)

人とのコミュニケーションは難しいと相談に頭を悩ませたりもした水曜日でした、

IMG_5429

今日のラジゴンは華やかに女性グループ2組。

まずはE-girlsから、佐藤晴美さん、須田アンナさん、武部柚那さん。
2011年4月、Dream、Flower、Happinessを中心に選抜された、本格的な歌とダンスパフォーマンスで魅せるプロジェクトとして始動。あとの大活躍はもうみなさんおなじみの通り。

そして昨年、Dreamの活動終了に伴うように新体制として19人から11人のE-Girlsとして再編成、再始動することになりました。

大人気グループだけにお姉さんグループのDreamがいなくなって新体制での1年はとても大変だったはず。今日来てくれた3人の中でも佐藤さんは新リーダー、須田さんはサブリーダーですから多分苦労もしたんだろうなあ、そんなお話からお伺いしました。

「いやあっという間に本当に駆け抜けてきた1年でした」と口を揃えてひとこと。

今までのレパートリーもフォーメーションも全部新体制に変えないといけないし、新しいチームワークを築くのもなにかと大変ですしね。

「けっこうみんなでわちゃわちゃ話しながら、リハーサルでもざっくばらんに言いたいことを言い合いながら作り上げる自分たちらしいやり方になってますね」

定期的にご飯会を開いて、そこで思うことを言い合ったりして結束を高めたりもしているそうですよ。

「この前も、メンバーとスタッフでみんなでご飯食べていいこともネガティブなことも語り合って最後はみんな泣いて」

とてもいい雰囲気。
最年少でボーカルの柚那さんも「いつも一緒にいますし、周囲も気を使って頂けるので年齢も先輩後輩も関係なく話しやすいですよ」だそう。

新体制のE-girls、また新たな気持と強い結束でまた期待できそうですね。

product_1027504その11人の新体制での初めてのアルバムが5月23日発売の「E.G. 11」です。

2CD盤と2CD+DVDのボリューム仕様(初回限定では2CD+2DVD、2CD+2Blu-ray盤もあり)。

3Discの中身は、1枚がシングル曲はもちろん新曲3曲を加えた全17曲。もう1枚はこれまでの代表曲を、新体制の鷲尾伶菜さん、藤井夏恋さん、武部柚那さんの3人のボーカルでレコーディングし直した全17曲にMVとドキュメンタリー集1枚です。

「やー、時間もかかりますし、レコーディングの日々だったんですけど、どの曲も思い入れが深いですしどの曲もやっぱり元気もらえるなあなんて思いましたねえ」と柚那さん。

現在のヒット曲と生まれ変わった代表曲を携えてこれからのE-girlsを期待させるに十分な作品。

「やっぱり人数が減るって大きなことだと思ったんですけど、新体制で負けたくないしフレッシュに見えたらいいなと。やっぱり歌い継がれるっていいなと思ったので、新体制でもさらに多くの人に歌い継がれたいと思ったので新しいアルバムは意義があるなって思ってます」

アンナさんが一気にこう話してくれて、みなさんの思いと決意が感じられるようでちょい感動です。
そんなアルバムを携えてのライブも楽しみです。

E-girls LIVE TOUR 2018 ~E.G. 11~
2018年06月30日 (土) マリンメッセ福岡 開場:16:00 開演:17:00
2018年7月1日(日)マリンメッセ福岡 開場:14:00 開演:15:00

今回のツアーのテーマは「スポーツ」。

「歌って踊るだけじゃなく、みなさん参加するツアーです」

さて?その中身は秘密だそうでファンの皆さんも興味津々のようですので、ちょっとだけヒントを教えてもらいました。

柚那さん「福岡はライブを重ねてきてるんでみなさんもツイてこれるように日頃のトレーニングを重ねてください。SNSでもバスケットボールとかもってたりするんでー」
アンナさん「汗書いても良いようにジャージで!」
晴美さん「スポーツとダンスを絡めてやりますんで、一緒に戦うつもりできてくれないとコッチも困る!」

うーん、わかりました?

今回は新体制のみならずE-girlsとしては初のさいたまスーパーアリーナ4デイズ(8/1,2,4,5)も控えてチャレンジチャレンジのツアーになりそう。

ファンのみならず応援しましょう。
少しお話しているだけで3人の雰囲気もとても良くて、新体制での前向きな自信と決意が感じられました。これからのE-girlsにも期待!ですね。

E-girls(イー・ガールズ) OFFICIAL WEBSITE (外部リンク)

IMG_5432

2組目は ばってん少女隊から希山愛さん、春乃きいなさん。

2015年にスターダストプロモーション、福岡のアイドルグループとして誕生した「ばっしょー」。2016年にはスターダストアイドル最短でメジャーデビュー、立て続けに「ドラゴンボール超」のエンディング「よかよかダンス」リリースと、着実に成長しているのであります。

おっとりお姉さんタイプでいつもステージをなごませる愛さんに対して、ちょっと大人びて最近はステージでもしっかり回し役になったりもするきいなさんです。

そういえばお二人ともグッと大人っぽくなってますね。愛さんはもう18歳なんだとか。ほえー、月日が流れるのは早いっすねえ。

で、今回は新曲に合わせてちょっとレトロで可愛い衣装で登場です。

「これパラソルのイメージで、回るとふわっと広がってパラソルになるんです」
嬉しそうに教えてくれました。相変わらず可愛いですねえ。

さて、今日はたくさんファンの皆さんから質問いただいていたので、お答えしてもらいました。

まずは「夏にしたいことありますか?」
愛さんは「花火とかお祭りとかに行きますね」
家族や友達とよく行くんだそうです。今年もぜひ行きたいとか。

81FkZDOX1GL._SL1423_きいなさんは「外でバーベキューしたいなと思います」
キャンプに毎年行ってたんですけど、最近はなかなか時間もないのでバーベキューだけでもやりたいな。とのこと。意外とキャンプにスキーとアウトドアタイプなんですね。

ちなみに運動神経がいいのは実は愛さん。
おっとりイメージとはかなりギャップ。

もうひとつ「無敵なメンバーは誰ですか?」。
すると二人口をそろえて「やっぱりありっさ(西垣有彩)ですねー」と一致。やっぱり。ちょ~しゅ~産非凡人は逸材なのですね。

さて、今日の衣装の通り夏っぽくて爽やかな新曲が5月9日、今日発売の「無敵のビーナス」です。

作詞は高橋久美子さん、作曲はほかのアーティストへの楽曲提供は初となるflumpoolの阪井一生さんが手がけ、アレンジは鈴木Daichi秀行さんという今回も強力な布陣。

「これからの季節にピッタリの夏にふさわしいサマーソングになっています。爽やかで可愛らしいんですけど、歌詞は切ないところもあって私たちにピッタリだと思っています」

basshou2「かわいくてポップなナンバーなんですけど、ギターはロックっぽくてカッコイイ感じに仕上がってます」

お二人が言うように、これまでスカコア調で激しいナンバーで押し出してきたばっしょーですが、最近は少しモードチェンジ。今回はグッとレトロで阪井一生さんのflumpoolを思わせる美しくて爽やかなナンバーとなりました。

そしてちょっと大人びた憂いも感じられるんですね。

そんなまたひとつ成長したばってん少女隊ですが、この夏大きなチャレンジが待っています。

ばってん少女隊「7.16旗揚げ記念大会 ~博多美少女Vターン物語~」
2018年7月16日(月)
福岡県 福岡国際会議場
開場:16:30 開演:17:30


なんと初めてのホールワンマン公演が控えています。

「もうヤバいですねえ」と愛さん。「先輩の大きなステージは見せていただいてすごく広いな、と思っていたからもうドキドキです」
「このライブは結成3周年の記念のライブですので、なにか特別なものにしたいと思っています」ときいなさん。

この夏はスターダストプラネッツのアイドル大集合のフェス「夏S(ナツエス)」も控えていて、今年の夏も大忙しのばっしょーです。

アイドル界最大級のフェスティバル「夏S」
2018年7月28日(土)
埼玉県・メットライフドーム

今は大きなステージに向けて期待と不安で輝いているお二人。
ファンの皆さんも親御さん目線でやさしーく見守っていて、ファンの皆さんと一緒に大きな舞台をぜひ成功させてほしいですね。

次の登場、お待ちしています!

ばってん少女隊 | スターダストプロモーション100年に1組の逸材 (外部リンク)

IMG_5425

今日のメッセージテーマは「自分なりの美のこだわり」。

人は知らないけど自分は美しいと思うもの、事ってあるじゃないですか。
「もうこんなに溜め込んで早く捨てなさい!」なんて母親に言われて、泣く泣く捨てた石のコレクション(私)みたいな思い出もあるでしょうし、汚い机の上も本人にしてみれば機能美の極み。そんな人もいらっしゃるでしょう。

そんな、極めて個人的な「美」から、誰しも思う普遍的な「美」までたくさんいただきました。ありがとうございました。

  • 陸上の山縣亮太選手のスタート
  • おでんの具
  • 「さん」付けで呼ぶこと
  • 好きな道
  • 大好きな自転車
  • 地球
  • 豚足

脈絡はないけど一部を列挙するとこんなかんじ。

今日は紹介できる時間が限られていたので、全部はとても紹介できませんでしたけど、ああなるほどなあ、すごくわかるなあってものが多かったですね。

こうやって見ると、自然が作り上げたものや機能を突き詰めたものは、意図せずとも美しいのだなあなんて思いますねえ豚足もあるけど。

おでんだって機能美ですし!(造形美かな?)

なんだかとっても楽しくて、少し目からウロコだったりもして楽しい今回のテーマでしたよ。

みなさんありがとうございました。

IMG_5440

さて今日のチンタメは今週末5月12日(土)公開、最近大活躍の白石和彌監督、主演は役所広司と松坂桃李さん。東映ヤクザ映画の系譜を継ぐ「孤狼の血」です。

今週はたくさん記事を書きすぎましたので、チンタメは簡単に。

ここしばらく観た邦画の中でもとりわけ気に入りました。
映画に関してスレッカラシの観客の皆さんの間からも、場内に明かりが灯った瞬間「あーおもしろかった」と思わず声がアガっていましたよ。

原作は柚月裕子氏が2015年に発表した同名小説。日本推理作家協会賞を受賞、直木賞候補作。その原作自身が70年代「実録映画」に強い影響を受けて書かれていて、それを本家の東映が「凶悪」や「日本で一番悪い奴ら」などバイオレンス映画で名を馳せる白石和彌監督を招聘したのがこの映画。

忘れていた「あの」かんじを思い出す。
猥雑で暴力的でそれでいてにじみ出る濃密な人間味と思い。

ぜひご覧ください。過剰な暴力やセクシーな表現もありますが、それでもイチオシ!

 

今週はここまで。
また次回です。

2018年5月 2日 (水)

可及的速やかにブログを更新できてませんでした水曜日。

IMG_5342

すみません!ブログの更新すっかりしたつもりで準備したまま上げるの忘れてました!!
おーまいが。すみません!

さて今週のゲストは(平常心)、「カラクリ」ことCOLOR CREATION。

毎週ゲストをお迎えしていると時々「デビュー前」のアーティストさんをお迎えすることがあって、そんな時私たちちょっと気持ちを入れ直したりします。

全国を飛び回る中で日本の片隅のローカルな番組、将来記憶に残っているかどうかはまあ怪しげですが、できれば楽しい思い出にして欲しいな、と思います。あと先々ビッグになることを期待してよく覚えておきたいな、とも。

そんな中でもCOLOR CREATIONの皆さんはデビューまでがとっても早い、オーディションに合格してインディーズデビューがその直後の昨年7月。3ヵ月で8,000枚以上の売上を記録して、今年2018年5月23日にシングル「CANVAS」でメジャーデビューです。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180502151615&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


中でもYUUTOさんは熊本、KAZさんは長崎出身。
お二人とも「地元九州にこういう形で来れてすごく嬉しいです!」と無邪気に喜びの声。そうだよねえ。ホントにデビューまでがあっという間なので本人も周囲の人もビックリでは。

5人共とってもイケメンで、これ強調したいんだけどボーカルグループとして荒削りな部分も含めてとてもフレッシュ。だけど、スタジオの5人は普通の行儀の良い若い人たちってイメージでそこがまたいいっすね。

「曲良し、歌声良し、ルックス良し」はダテじゃない。ダテじゃないけどそんな最強なヤツは敵!って思うんだけど目の前の5人は好感度しかないのでありました。Print

ガチャポンの質問は「メンバーの中で◯◯」、自己紹介がてらナイスなガチャポン出ました。

RIOSKEさんは「メンバーの中で一番変わり者です!」
「美味しいもの食べると耳が痒くなります!」
「りんごかじりながら向こうからやってきます彼」
「それ、変わってるね」

TAKUYAさんは「家庭的です!」料理が得意でインスタなどにも上げていて、とてもおいしそうだとか。

JUNPEIさんは「多分、僕天然です」と、いいながら遠い目でずっとこちらを見ているJUNPEIさん。

YUUTOさんは「メンバーの中で字が得意です」習ったことはないそうですが習字もなかなかの実力とか。そもそもYUUTOさんはメンバー中唯一歌の経験ほぼないのにオーディションを勝ち上がった人。デキるヤツのよう。

KAZさんは「コミュニケーション能力はメンバーの中で一番」確かに。
今日もさりげなく全体をリードしていて、シャイなメンバーの中でぐいっと引っ張るタイプと見受けました。

そんな彼らの記念すべきデビューシングルは5月23日発売の「CANVAS」です。

「COLOR CREATIONというグループ名には、僕たちが色づけたいという気持ちが込められているんですが、真っ白なキャンバスには僕らは応援してくれるファンの皆さんへの感謝なんかを込めて色づけてますし、みなさんには、聞く人それぞれの人生に当てはめて聞いてほしいな。と思ってます」

だからCANVAS。
まさにこれからスタートする彼らは真っ白なキャンバスです。

なので今回はテーマカラーも「白」で、みなさん真っ白な衣装で登場してくれたわけですね。

歌唱力の確かさが試されるゆったりとした雄大でじわじわアガってくるミディアムバラード。
これから色づいていく自分でもあり、それぞれの新たなスタートを応援するようでもあり、まさに曲良し、歌良しのナンバーです。ルックス良しはMVで存分にご確認を。


このGWみなさんのお近くの会場でぜひ目の前で見てみてください!

メジャーデビューシングル「CANVAS」リリース記念イベント

日時:2018年5月3日(木祝) 18:00 START (17:45優先入場開始)
場所:リバーウォーク北九州 施設内

日時:2018年5月4日(金祝) 15:30 START (15:15優先入場開始)
場所:B1F サンプラザステージ

日時:2018年5月4日(金祝) 11:00 START (10:45優先入場開始)
場所:HMV&BOOKS HAKATA 店内イベントスペース

それぞれミニライブ&特典会、観覧フリーです!


カッコよくて初々しいだけじゃないんです。確かな実力と魅力を感じる皆さん。
今日もバッタバタで終わってしまいましたけど、また改めてスタジオにお迎えする度に大きくなってまた来てくれることを願っています!

ありがとうございました。

COLOR CREATION (外部リンク)

IMG_5346

今日のメッセージテーマは「かっこいい言葉」。

意味はどちらでも良いのね。
なんとなくこの言葉ってかっこいいなー、とか、使ってみたいな―とかそんな言葉ありませんか?

最近はなんだかフツーのことでも横文字にしちゃって、ちょいイラっともするんだけどホントはちょっと使いこなしてみたい。とかね。私はけっこうあります。知ったかぶりたいので。

「レジェンド」
「エビデンス」
「唯我独尊」
「乾坤一擲」
「認めたくないものだな若さゆえの過ちとは」
「可及的」

などなど。まあ、いろんな方面からたくさんのかっこいい言葉が集まってきました。

中でも個人的には「可及的」なんていいですね。
政治家の皆さんがよく「可及的速やかに解決すべく検討します」なんて言ってますけど、「可及的」ってぶっちゃけると「できるだけ」なんで「できるだけ早めになんとかしたいなーと相談するつもり!」とはだいぶ聞こえ方が違う!よっぽど立派に聞こえる。

言葉ってそういうトリッキーなところもありますもんね。
また方言の中にもかっこいい言葉はありますね。

「しゃれとんしゃあ」
「わががでせろ」

なんて博多弁は県外の人の耳には意味もわからずフランス語に聞こえる説も。
「自分でやんなさい!」よりも「わがでせろ!」と言われたほうがスタイリッシュで気合入りそうじゃないですか?

あとは、アニメやマンガ、ドラマの名言系もたくさんいただきましたね。
確かに思い出に残るほど素敵な言葉たくさんありました。

でも、そんなカッコイイので使ってみたい言葉たちの中でも、自ら墓穴を掘ってしまったのは「唯我独尊」でして。

「我が道を行く」なんてドヤ顔で説明したんですけど、ぜーんぜん間違い。リスナーさんから「簡単に言えばそれは『世界でひとつだけの花』という意味ですよ」なんて洒落たご指摘いただきました。

いけませんね。ずーっと間違っていたわけで知ったかぶりに罰が当たります。

ってことで、スタッフの皆さんが喜々としてCD室に走って急遽予定した曲に変えてSMAPの「世界に一つだけの花」をお届けしました。も、忘れないよ僕。

言葉はカッコよくてもちゃんと意味を知らないとダメだぜ。という結論だったのでありますちゃんちゃん。

たくさんのメッセージありがとうございました。

IMG_5344

さてチンタメはGWど真ん中ですし、後半戦ご家族におすすめの映画はなんだろうと総ざらえ。

このGWの話題作を大きく3つのジャンルに分けました。

1.SF、ファンタジー系
2.アニメ
3.青春ラブロマンス系

まずは「SF,ファンタジー系」ではこのGW最大の話題作マーヴェルヒーロー大集合の「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」が注目。

オープニング興行収入が、アメリカ、全世界合計で『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2016)が誇っていた歴代最高記録2億4,800万ドルを軽々と突破。大ヒット中です。

宇宙最強の敵サノスに、地球をはじめ宇宙各所で大戦闘。
なんですが驚くべきは驚異の「整理整頓力」。実質前作にあたる「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」でも大量のヒーロー登場をテキパキと整理して驚かされましたが、今回は愉快な宇宙勢「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」なども登場して一説によると敵味方40名以上。

キャラも映画の雰囲気やジャンルも違うヒーローがどっと登場して、それぞれに見せ場が、しかもちゃんと「よ!待ってました」的な見せ場が用意していて、ワチャワチャしながらも何やってるのかさっぱりわからない!みたいなことが一切ない素晴らしさ。

登場人物はいっぱいいるけどストーリーはありませんみたいな電話帳読むような気分にはなりません!

ヒーロー物としてもSFとして笑いありドキドキありで作劇的な見事さは最高。
ただし、全体になーんとなく鬱展開ですので、ご家族全員でスッキリ!ってなかんじでないのが若干ちっちゃいお子様連れではしんどいか。

もうひとつ巨大ロボ対怪獣をハリウッドが超本気で作ってとりわけ中国で特大ヒットの続編「パシフィック・リム:アップライジング」も「東映まんがまつり」「東宝チャンピオンまつり」感あってアガリます。前作よりはワキがずいぶん甘いんですが、「ああ、新宿で大暴れしたいんだなあ」「富士山出したいんだなあ」という愛情はたっぷりでなんとも愛らしい仕上がり。

邦画なら奥浩哉の大ヒットコミックスを木梨憲武、佐藤健主演で実写化した「いぬやしき」。
定年間近で本当にツラすぎる初老のサラリーマン犬屋敷壱郎と高校生獅子神が突如ロボット兵器になってしまい戦う。まず設定が面白いですからね。原作とは後半が映画オリジナルになってますが、まあまあ手堅い。木梨さん佐藤さんがいいんですね。

そんな中で1本というならば、先週紹介したスピルバーグの「レディプレイヤー1」が、一番オススメかな。

「アニメ系」では今年は恒例の「コナンくん」「しんちゃん」にアニメファン大好き京都アニメーション作品の「リズと青い鳥」という構図で。

基本的にしんちゃん派のちんとしては22作目「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」期待だったんですが、今回も安定の仕上がり。

最近の傑作、お父さん号泣の『逆襲のロボとーちゃん』やお母さん号泣の『ユメミーワールド』の監督を務めた高橋渉監督が担当。

一方「名探偵コナン ゼロの執行人」も劇場アニメ作品第22作品。
今回エラく本気のミステリーで政治ドラマのハードな展開。人気キャラの安室透を大きくフィーチャーして、あっちも公安、こっちも公安と公安がいっぱい出てくる、「違法捜査と正義」がテーマでハード。そうね「相棒」っぽい。
そういえばしんちゃんの方も「暴走する正義」を扱っていて、なんとも今ってそんな時代と思った次第。
子供わかんないんじゃないかなあーと心配になるほど振り切っていて、最近のコナンくんでは一番面白く見ました。

「リズと青い鳥」は「涼宮ハルヒ」「けいおん」「響け!ユーフォニアム」「聲の形(すばらしかった)とか話題作を続々手がける山田尚子監督で京都アニメーション作品。実はテレビアニメ「響け!ユーフォニアム」の完全新作劇場版で、TVシリーズも実に傑作だったのですが、劇場版も繊細。こちらはそういうのが好きな方向け。ですかね。

そんな3本で一本なら、今回は「名探偵コナン ゼロの執行人」が面白かったですけど、お子様連れなら安定のしんちゃんですかねえ。

恋愛青春者対決。こちらはGWに向けて公開されたのは2本。「ママレード・ボーイ」  vs 「となりの怪物くん」。

この手の映画では巨匠の「ストロボ・エッジ」の廣木隆一監督で桜井日奈子と「銀魂」の吉沢亮の人気若手俳優で勝負。原作は20年以上前の大ヒットコミック。

方や「となりの怪物くん」は累計610万部突の大ヒットコミックスの映画化で、『君の膵臓をたべたい』などやはりこの手の作品をたくさん手掛けてきた気鋭の月川翔監督。主演は菅田将暉&土屋太鳳の出過ぎコンビで確かな出来。のハズ。

この2本は見てません。すみません。
女子中高生いっぱいのGWの劇場に入る勇気がありませんでした。

ということで、判断はみなさんで。
多分、この手のものに興味ある方にはハズレないラインナップかと。

その他にも色々おもしろい映画いっぱいありますけど、楽しいGWをハズレない映画で楽しい思い出にして下さい。

ちなみに私のお気に入りはインドのスーパースーパースター、アーミル・カーン主演でインド初の女子レスリグ姉妹を、今どきコンプライアンス的に腰が引けるインド版「巨人の星」テイストで「ロッキー」バリにアガる「ダンガル きっと強くなる」ですかね。もう終わりますが。

パワハラと愛情の似て非なる、あるいはあまりにも近くて遠い違いみたいなものを考えさせられたりしました。なんたって伊調馨さん推薦ですから。ええ。


やれやれブログが遅刻してしまってすみませんでした。

今週はここまで。
残り少ないゴールデンウィークをどうぞお楽しみくださいね。 また次回です!

2018年4月25日 (水)

あ!水曜日でふくらみました色々。

P1090011

今日のゲストは1938年福岡県直方市生まれ。ファッションフォト、広告の世界から、デヴィッド・ボウイをはじめ、T.REX 、YMOなどの世界中のビッグアーティストから厚い信頼と尊敬を集めながら今もなお打一線で活躍する世界的写真家、鋤田正義さん

ごらんください、いつもアーティストと「近い!」と評判のよろしくない私の鋤田さんとの微妙な距離を。畏敬の距離がでております。

若かりし頃より写真展なども拝見し尊敬申し上げております私。
鋤田さんの写真を通して知るロンドンのかっこよさに憧れたものです。

ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?t=20180425151655&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)



「地元はいいですね。ご飯がおいしいし」
スタジオに入ってきた鋤田さん、今年で80歳。おだやかで笑うと少年のよう。
ちなみに、そのおいしい食べ物は「うどん」だそうですよ。

今日のガチャポンの質問は「忘れられない出会い」。

古今東西のアーティストと出会い数々の傑作を残してきた鋤田さんの一番の出会いは?
「マーク・ボランですね」

41 NcK2L5ZLグラムロックの永遠のアイドルにしてヒーロー。
1969年の伝説のウッドストックのコンサートを間近に観て衝撃を受け、カルチャーとしてのロックへ傾倒した鋤田さんのごく初期の出会いが無名時代のT.Rexのマーク・ボラン。

(画像は鋤田正義さんの作品集「T.Rex 1972 Sukita」の表紙)

一世を風靡しつつ30を目前に急逝したこともあって、鋤田さんとしても思い入れは深いよう。

そして1972年、そのT.REXの撮影のために訪れたロンドンの街角のポスターで無名時代のデヴィッド・ボウイを知ります。

以降2016年に亡くなるまで40年間、鋤田氏とボウイのフォト・セッションは20回以上といいます。

公私共に懇意だったイメージのデヴィッド・ボウイ。
実際「東京に来ると電話かかってきましたね。『写真撮ろうよ』ってな話になったり」。

どんな会話されたんですか?
「会話無いです。僕英語できませんので」

ええええ!
つまりボウイとは一貫してファインダーを通してコミュニケーションをとり、写真を通して深い信頼関係と友情を築いていたということ。なんてカッコイイお話でしょうか。

「仕事じゃないですもんね」
どのようにしてアーティストたちと信頼関係を築き、歴史に残る唯一無二の表情を撮ることができたのか?そんなことを聞こうとして居た矢先にこんな風な言葉をいただきました。

a4front_1000「依頼がなくても、自分がとにかく時代を撮りたいってのが夢だったもんで、それだけ」

広告写真としても数々の傑作を残していますが、それらで資金を稼いで、その分を自分の気持が赴くままに時代をロックアーティストを追いかけたのだとか。

そうやって時代の匂いまで濃厚に封じ込められた数々の作品は、当時も今も世界各地で写真展や作品集として残されているのですね。

そんな鋤田さんの生まれ育った直方で里帰り写真展が只今開催中です。

鋤田正義写真展 IN NOGATA 2018 「ただいま。」
2018年4月3日[火]~5月20日[日]
※4月30日(月・祝) は開館
直方谷尾美術館

「僕、10年くらい前から80になったら東京はいいやって思ってて、やりたいなって思って」

鋤田さんの原点である当時の直方の風景からボウイさんら著名人の写真など、60年を超える作品から「多分320、30点はある、ぼくの作品展では最大になります」とのこと。

鋤田さんの活動を応援する多くの地元の方や、クラウドファンディングでの多くのサポートもあって実現した今回の作品展必見です。

「楽しく僕自身も写真撮ってるんで、楽しく観て頂けると思います」

さらに

鋤田正義 ✕ 鮎川 誠 SPECIAL TALK!
開催日:2018.4.29(日)
開 始:17:00 Start (開場 16:30)

期間内に行われる鮎川誠さんとのトークショーも必見でしょう。

美術館HP:http://yumenity.jp/tanio/
写真展HP:http://sukita.photo/

さらに、間もなく鋤田さんのドキュメンタリー映画映画320『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』も公開です。

公式サイト http://bit.ly/2Junfh0

KBCシネマにて6/2(土)より公開予定

「一回しか見てないから。恥ずかしくて」

と本当に恥ずかしそうな鋤田さんですが、鋤田さんの現在から過去の姿と作品を捉えながら、鋤田さんと縁の深い、あるいは尊敬してやまない世界中のアーティスト、クリエイターの証言で、鋤田正義という時代を捉え続けた一人の写真家の姿を浮かび上がらせます。

というか、鋤田さんと縁のある方ということは世界中のキラ星のような豪華著名人が出演ということです。ロックやサブカルチャーに興味ある方はこちらも必見。

この映画を観てもそうですし、今回お迎えしてもつくづく思ったのですが、穏やかな語り口の中にも、まさにファインダーを覗いて今を切り取ってきた歴史と、自信に圧倒されます。

でも、目の前の鋤田さんはひょうひょうとして世間話のようにおだやかに語られるだけ。ただその口から出る言葉には、あらゆる分野の有名人の名前がサラリと出てあっという間に流れていく。そこに時折ハッと私たちが勝手に恐れおののいているだけなのですけどね。

これからは風景を撮っていきたいんだと、穏やかに語る鋤田さん。
激しく時代を駆け抜けてきた先の笑顔なんだなあと思て、静かに感動している私たちでした。

ちなみに、今日の鋤田さん首からコンパクトカメラをやっぱり下げていて、いつだって気になるとシャッターを切るんだそう。

そんなお話を振ってみると「うん。機材はね割合なんでもいいんですよ。やっぱり人。自分と被写体だからね」みたいなお話してくれて、これまたじんわりと感動した私でした。

鋤田さんありがとうございました。
ああ緊張した。

IMG_5271

IMG_5268差し入れのシュークリームでご機嫌の私たち。お礼言う前に帰っちゃっててすみません!

さて今日のメッセージテーマは、私たち画期的なテーマ設定を開発しました。

「あ!ふくらんだ」

今日は何の日かとかみたりとか、色々ひねり出しているメッセージテーマですが、抽象的なワードを設定することでそこからイメージを膨らませてどんなメッセージでOK。という。

画期的と言うか投げっぱなしと言うかよくわかりませんが、他の番組は知りませんが水曜日としてはかなりチャレンジングなテーマを設定してみました。ってそんな大げさなことじゃないんすけど、思いつきでね。

で、結果どうだったかと言うと後半になるにつれたくさんのメッセージ頂きました。ありがとうございました。とても紹介しきれずごめんなさいねえ。

リスナー側もここはチャレンジということでチャレンジングな内容も多数。
具体的にはディープ目のシモネタ、キワキワのあたりかなりあったようで、ハッハッハ、読めんかった。すんません。

こうしてお互いうまいラインを見つけ出すのでございます。今後ともどうぞよろしく。

全体としてはとてもバリエーション豊かで、いつものように水曜リスナーらしい「あ!ふくらんだ」から、「ふくらし粉」や「肉まん」、「パン」などド直球なメッセージからスタート(笑)。

そこからじわじわ広がり、

膨らむ期待
恋の予感に膨らむ胸
思わず怒りに膨らむほっぺ
膨らませまくったウソに困る人
油断して膨らみまくった肉体をシェイプアップ

などなどいろんな話題をいただきました。

面白かったのは、今回に限っては常連で送っていただいた方よりもはじめて投稿した方のメッセージを読む機会が多かったような気がします。

面白かった。

しばし、今回の検証や改良など加えまして、またこのパターンやります。
みなさんどうぞご期待。と不安を。はっは。

IMG_5269

さてチンタメでーす。

去年くらいから、ハリウッドでやたらとジャパンカルチャー大好き映画が続々と公開されていて、去年は人形アニメだけど日本人より日本的といわれた「KUBO」それにマーティン・スコセッシが監督した「沈黙 -サイレンス」でしょ。で、今は巨大ロボと怪獣が大暴れの「パシフィック・リム」の続編は今度はエヴァみたいになっちゃって東京も舞台に出てきますし、この後には名監督ウェス・アンダーソン監督の人形アニメーションの「犬が島」が待機中。

日本の時代劇から現在のポップカルチャーは、自分たちが思っている以上に世界中の人に影響を与えていladyるんだなあと実感します。で、今日はリクエストもあったしその手の大本命スティーブン・スピルバーグ監督作品「レディ・プレイヤー1」をご紹介。

今から27年後。2045年。環境汚染や気候変動、政治の機能不全により、世界は荒廃していた。そのため、スラム街で暮らさざるを得ない状況に陥った地球上の人口の大半はネットで繋がったVR「オアシス」と呼ばれる仮想現実のまあ、オンラインゲームなんですね。世界に入り浸っていた。

その世界は80年代、90年代のポップカルチャーてんこ盛り。

「BTTF」のデロリアンが走り、「AKIRA」の金田バイク、「マッドマックス」のインターセプター、クラッシュしてる車は「マッハGoGoGo」とバットカーで、隅っこでキティちゃんやけろけろけろっぴが一瞬歩いていて「ジュラシックパーク」のテラノザウルスとキングコングが襲いかかってきてアイアン・ジャイアントが活躍してガンダムが飛び昇竜拳昇竜拳。

みたいな世界。
お金も稼げるし、恋も戦いもやり放題。

そんな仮想現実の世界を作り上げたクリエイター、この世界の創造主ハリデーが亡くなって全世界に向けて遺言が発表される。オアシスに眠る3つの謎を解いて「イースターエッグ」を手に入れれば56兆円とオアシスを継承できるという。そして全世界を巻き込んだ史上最大の争奪戦の幕が開ける!

まあストーリーは少年ジャンプ的な、中学生の夢みたいなシンプルなものですが、なんといってもその世界の構築がすごい。

私の感想は「超高級駄菓子みたいな映画」です。
みんなだいすきでしょ。

ありとあらゆるポップカルチャーのアイコンが総登場。
原作のアーネスト・クライン(今回、脚本にも参加)「ゲームウォーズ」がベストセラーになった時に有名キャラ総動員の内容に権利的に「アニメ化は無理、実写なんて絶対無理」と言われていましたが、そこを天下の「スピルバーグ印」で突破。なんと原作を改変しつつも、複雑な権利関係を全部解決してしまったという、スピルバーグ以外にはできない荒業でクリアしちゃったのです。

それは夢。
サブカル野郎の夢です。

映画の中のキャラクター、そして背景からストーリー、セリフに至るまで一度観ても絶対に全貌はつかめないビッシリ織り込まれたサブカルチャー、ポップカルチャーのネタの数々。

興味ある人ほど満足度は高く、一方でその時代をまったく知らない若い世代も熱量に煽られてテンション上げると言った具合です。

そんな中でVR世界の微妙にリアルじゃない質感や、現実世界の斬新な集合住宅スタックの、デストピア的かっこよさなどそこかしこにプロフェッショナルな仕事とビジョンは驚嘆するものです。

まあ、基本、あれこれ細かいめんどくさいことは言わずに、期待もあんまりしないでポップコーンのでっかいやつ買って無邪気にわーわーはしゃいで楽しむのが一番楽しい映画と思います。

ただ思うのは、ジャパンカルチャーってすごいなあと。
そして、結局80年代90年代のポップカルチャーってスピルバーグあればこそ、映画の中の神、ハリデーって結局スピルバーグなんだろうなあと。

未来の話でひたすら過去のポップカルチャーを描くって、なんかノスタルジックで保守的だなあとも思ったんですけど、観終わるとね、前向き前向きっていうよりはちょっとヤバイくらい全速力で後ろ向きに走るのとそれはそれでパンクだなあと思いましたね。

スピルバーグ71歳。同時に重厚な「ペンタゴン・ペーパーズ」も公開中と。
鋤田正義さんもそうですけど、優れたクリエイターに年齢は関係ないんだなあ。

今日はここまで。
また次週です。

2018年4月18日 (水)

伝説のシンガーと伝説のリスナーに救われた水曜日。

IMG_5242

どうもどうも本日もありがとうございました。

今日の水曜ラジゴンは、エフエム福岡の良心(?)『Re-folk』がお届けする山崎ハコさんのライブ、9月2日(日)電気ビルみらいホールで行われる「FM FUKUOKA『Re-folk』presents 山崎ハコ Live with 安田裕美 〜気分を変えて〜」の先行予約を行いました!

たくさんのお電話ありがとうございました。

そして、ガチャポンゲストも山崎ハコさんが登場!です。


ゲストの出演部分はこちらから→ http://radiko.jp/share/?t=20180418151600&sid=FMFUKUOKA
(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


ちんは2015年に木曜日のゲストとしてはじめてお会いしたんですが、その時の楽しい記憶がすごく鮮明に残っていて3年も前だなんて思いませんでした。

ちっちゃくて可愛らしくて、いつも笑顔で楽しいお話をしてくれるハコさん。

71tjoEYoklL._SL1500_オールドファンには山崎ハコといえば情念の人で、陰の人で、みたいなイメージって確かに強烈な歌詞の曲も少なくないんですがいったいなんだったんだろうなあと、思ってしまいます。

「でもファンの人にとっては(実は明るくて)こんな感じってがっかりさせるんじゃないかしらってちょっと考えちゃうんですよね。普通です普通」なんて、とっても優しいことを言って笑います。

音楽的にも例えば現在の最新作、16年の「わたしのうた」など聞いても、その変わらぬ透明感溢れる歌声と、ある種の軽快ささえ感じる楽曲の数々に山崎ハコさんの普遍的な音楽性に唸るはず。そして過去の名曲の数々も、むしろ今聞くと、てか今聞いたほうが新鮮で美しさを感じることができるんじゃないでしょうか。

そんな意味でも御本人にぜひ聞きたかったのが「今、ヨーロッパで山崎ハコ人気説」。

実は、昨年くらいいろんな場所で話題になっていたんですが、例えば

  • ジョージア(旧グルジア)のHip-HopグループJUJEBIが、「ヘルプミー」と「かざぐるま」をサンプリングしてジョージア語で超かっこいいラップをしている。(YoutubeあたりでJUJEBI 「shevcvalot rame」「dumili」を探してみて)
  • 昨年、ドイツで開かれた「WORLD OF DANCE 2017 Germany 」でハコさんの「Help Me」で踊ったダンスチームが優勝をかっさらった。 Youtubeの公式ビデオがこちら
  • こちらも昨年、イギー・ポップが、イギリスのBBCで「ヘルプミー」を選曲したらしい。


これらはハコさんもご存知と聞いていたんですが「ラップ、かっこいいのよねえ」とご機嫌でお話を聞かせてくれました。どういった経緯でそうなってるのかはハコさんもご存じないそうですけど、ハコさんの音楽が確実に遠く離れた土地にも届いているってことですよね。

さて、ガチャポンも引いていただいたんですが今日の質問は伝説のフォークシンガーに「あなたの◯◯伝説」って。

するとハコさん、「実は色んな人から私の都市伝説を聞かせてもらうんですけどね。例えば『楽屋に看護婦さんとお医者さんがいつも待機してる』とか『楽屋ではナイフを掲げて精神統一してる』とか『日に当たるとしおれる』とかね。今当たってるでしょ!って(笑)」

それを山崎ハコ、ご自身の口から楽しそうに喋られるもんでスタジオ爆笑。ほんと素敵な方だなあ。

そんなハコさんは今も旺盛に活動中。
現在、2016年のアルバム「私のうた」以来の新作のミニアルバムを制作中とのことこちらも楽しみ。

そして、今回先行予約をさせてもらった9月のライブも期待が高まりますね。

今回は未発表曲、北原ミレイさんの伝説の(なんですよ)ハコさんのカバーもつとに有名な「ざんげの値打ちもない」も演奏されるそうで楽しみですが、「実はね」とハコさんが嬉しそうに口を開いたのは最新情報!

大分県中津市大字北原に伝わる人形芝居で、浄瑠璃の源流ともいわれる伝統芸能「北原(きたばる)人形芝居」がステージに登場。ハコさんの楽曲で踊るのだそう。

「わたしの曲で踊りたいって言ってくれたのがきっかけで、今練習してくれてるんです」

9月2日のライブがほんとに楽しみですね。

そんなわけで、時間がすぎるのがあっという間。
「楽しかったですね。なんだかずっと笑っちゃってましたね」

笑顔で最後の最後まで私たちに気を使ってくれる素敵なハコさん。
伝説のフォークシンガーは、本当に気さくで楽しくて本当に可愛らしい人でした。

またお会いしたいですねえ。ありがとうございました!

山崎ハコの世界 (外部リンク)

IMG_5218

さて、今日のメッセージテーマは伝説のフォークシンガーをお迎えするので「あなたの◯◯伝説」。

それはいいんですが、今日はひさびさに来ましたね。メールの谷間が!
テーマ設定が悪いのかタイミングが悪いのかとーきどき、いつもに比べるとメールの数がストーンと落ちる時があるんですね。すると大変心配に鳴るのでございます。

最近知ったんですがだいたいの番組では、募集のお知らせなどを増やしたり気取られないように色々工夫したりして乗り切るのだそうですが、水曜ラジゴンでは大体「みなさんメールが少ないのでなんとかして」という泣きつき方式を採用しております。真っ直ぐなことしかできん男ですけん!(失格)

大変合理的でリスナーさんが「おいマジか。泣き入るかね」とやれやれと腰をあげてくれるというスタイル(スタイルじゃねえよ)。

今回も窮地は救われました。
毎度すみませんね。ありがとうございます。

結果たくさんいただいたんですが(ってことは聞いていただいてはいたわけでホっとしました)、「伝説」と付けるだけでなんかありがたみがぐっと増すから不思議。

  • 天神地下街の人混みをスイスイ抜けることができる伝説。
  • 大人なのに足のサイズが小さすぎ伝説(20cm!)。
  • 方向音痴過ぎてどこにもたどりつかない伝説。
  • 引きちぎったチューリップに2つ花が咲いたど根性伝説。
  • 11人の仲間のうち9人が血液型がAB型だった伝説。
  • 36時間連続勤務伝説。
  • 50分で1800ケースのみかんの缶詰を運んで正社員を勝ち取った伝説。
  • 「ハンバーグ」「オムレツ」「さつまいも、ピーマン、もずく」伝説。

最後のやつは子供の授業参観日で壁に貼ってあった「わたしの好物」で、かわいいメニューが並ぶ中、自分の子供だけ素材が列挙されていたという内容でした(笑)。もずくがいい味出してます。

いろんな伝説があって楽しかったわけですけど、本日の一番の伝説は、

  • SOSを出せばすぐにヘルプに駆けつけてくれる水曜リスナー最強伝説。


で、決まりでしょう!
みなさんありがとうございます。
また、チョイチョイ助けてくださいね!(依存症)

IMG_5221

今日のチンタメは先週ちょっとお話したネタ本で、2年前の本ですがぜひ紹介したかったヤツです。

「断片的なものの社会学」岸政彦(朝日出版社)

作者は沖縄・マイノリティ・生活史をテーマに研究していくつも本を出している堅めの社会学者さん。社会のあり方を研究する学者さんですから、対象の方への綿密なインタビューや対面での取材を重ねているそう。

当然、初対面の方との話なので、世間話や軽い話から入り時に長時間に渡ってお話を聞きます。そんな中から研究に関わる部分を抽出して分類し、分析し、結論を導き出して論文などの成果にしていきます。

逆に言えば多くの部分は切り落とされているんだけど、後にその落とされた部分だけがいつまでも心に残ることも多いといいます。

例えば取材中に対象の方の家の犬が死んだのだけど、対象の方はそのまま話を続けてそのまま取材が終わった。みたいな。

「犬が死んだ」は取材する過程では無数ある「ノイズ」の一つで意味がないことなんだけど、あれってなんだったんだろう。そんな思いがずっと残る。

そんなことってありませんか。
自分が友人に無駄な話がいっぱい入っているエピソード話をして大ウケだったんだけど、他の人に余計な枝葉を除いてコンパクトで分かりやすく整理して話してみたけど、どーもあの時みたいに面白くない。

hon枝葉は「無駄な断片」で意味はない。だけど切り捨てることで失われたものもあるんじゃないか。

この「断片的なものの社会学」はその「断片」だけを集めた本です。
ジャンルとしては「エッセイ集」ということになるでしょうか。作者の日常生活の一コマから取材での気付き、時にはインタビューそのもの。

斬新なのは「断片」そのもので、そこにオチや深読みした分析や解析も行われないそのままがポンと置かれていたりします。これってかなり斬新ですが、結果、時にポンと読者が取り残されて不思議な余韻だけが残ったりもします。これってさっきの犬の死のようなことですね。

章ごとに構成も文体も違って、時に断片的な文章が並んでいることもありますが、とても読みやすく分かりやすくそして、読みたびに自分の頭の中がグルグル活性化したり霧が晴れたようになります。

この本、実は説明がしにくいのですが、とてもとても面白い本でした。
私だけで無いようで2016年「紀伊國屋じんぶん大賞」を受賞もしています。

それこそ今私たちの日常では140文字くらいの言葉の断片が飛び交っていて、時それは単なる凶器のようにあちこちにアタリ散らかしています。あるいは「効率的」「良きこと」「右か左か」「イチかゼロか」みたいな単純化ですべてを分類したい現代です。

その間にあるもの、あるいは言語化できないけどあきらかにあるもの。
この本を読むと、そこに書いてある「意味のない断片の集まり」が自分の脳と心をグルグル回していることに気づきます。

医学の学会の会場にはなぜか怪しげな非科学的商品のブースがある「本人が望むなら」という呪文の怪しさと批判できない気分。

例えば「結婚」や「出産」といった誰にも幸せで良いことが、「一般的な良きこと」とされることで突如「良くない方の自分」が現れて誰かを傷つける幸せが「暴力」となること。

瀕死の子猫を拾って甲斐甲斐しく世話し美しく成長することに感涙する自分が、牛や馬の命をおいしくいただいることはじゅうじゅうう承知の上で、イルカや捕鯨に反対の気持ちを持っている矛盾。

そしてそんな論理的に破綻した意見であっても、表明することは権利であり意味のあることだという考え。

それぞれの断片が集まったこの本は気楽で興味深いエッセイのようでいて、社会のあり方をやんわりと示したやっぱり社会学の本だな。と思いました。

興味のある方はぜひご一読を。
私にとっては癒やしの一冊でした。

「私たちのほとんどは、裏切られた人生を生きている。私たちの自己というものは、その大半が「こんなはずじゃなかった」自己である。」

名言だなあ。

波乱万丈の今週はここまで。

また次週です。