水曜ラジゴン

2018年10月17日 (水)

水曜ラジゴンのプチアベンジャーズは最高だぜ。

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今日最初のゲストは歌人、俵万智さん。

エフエム福岡で毎週土曜 19:00-19:15放送中「匠の蔵創る人、開く人、発する人」での旅人としてもおなじみですね。ちなみにしっかり上の写真に花村勇作さんもいらっしゃいますね。ちょっと微笑ましいっす。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20181017130000(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


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1987年の第一歌集『サラダ記念日』での鮮烈なイメージも随分以前なんですねえ。その後も歌人としての活躍はもちろん現在はお子さんと宮崎に住んでいらっしゃいます。

スタジオでそんな仙台から石垣島そして宮崎と拠点を移していった経緯を話してくれる俵さん。
やわらかな雰囲気とお母さんとしての顔、現在の充実を感じるようで心地よいです。

そして俵さんの最新刊が今話題になっています「牧水の恋(文芸春秋)」です。

俵さん自らご紹介いただきました。

若山牧水と言えばいくつかの有名な歌を教科書などで紹介されるほど偉大な歌人ですが、意外と『酒と旅』くらいイメージがないんですね。実は若い頃すごい大恋愛をしてるんですね。実は有名な歌の多くは実は恋の歌なんですね。その恋ややっかいというか、相手は実は既婚者で子供もいて、さらに三角関係になったりして身悶えするような恋愛の中で、素晴らしい作品を送り出した。そんな牧水を恋愛に注目して読み解こうという本にしました」

まさに偉大なる歌人が現代の歌人によって、その素顔を読み解いていこうという評伝です。

「小説仕立てって方法もあるんですが、短歌と短歌をフィクションでつなぐんじゃなくて、作品を仔細に掘って掘って掘って牧水のホントの心が見えてくるんじゃないかと思ってそんなアプローチにしたんですね。するとほんとにいろんことが出てきて。牧水ってほんとに一つの恋で人生のすべてを体験して、それをすべて作品として残してくれたんだなって思うんですね」

ちんも読ませていただきました。短歌は完全に門外漢ですし牧水についてもいくつかの超有名な歌くらいしか知らない無知っぷりですが、コレメッチャ面白いです。

牧水って人。ほんとに大学時代に始めて恋をして、たった一つの恋だけに自分の人生をみずから振り回した人。

優秀な大学生がはじめての恋愛に舞い上がって、いきなり恋愛マスターぶって周囲に自慢しまくり、相手に好かれたくて無理をし、付き合う前から嫉妬に身を焦がし、疑心暗鬼になり、恋愛が実ると溺れ、また不安になり、(どうやら)恋愛の駆け引きに翻弄され、酒に溺れ...ともうぼろぼろ。

なんとなく偉大なる歌人。立派な先生というイメージがあっさり崩れ、まるで俺。俺たちの牧水なんであります。そんな破格に人間臭い姿に知っている人のような親近感を抱くのです。

だけど、僕らと違うのがそれらの体験すべてが芸術に昇華され、その多くが世に残った というところは全く違います。

その謎も多い牧水の人生の仔細を、俵さんが当時の状況や参考文献を参照しつつ、あくまで牧水の作品の事細かい部分を分析して謎を解くというか、推察するあたりはミステリーもかくやのスリリング。

そして、自身も歌人である俵さんならではの推理を通して意外な人間、僕水の姿を浮かび上がらせつつ、その一方で俵万智さん自身の姿もうっすらと浮かび上がってきます。

「もう魂の兄弟っていうか(笑)」

と語るように、すごく共振し大きな影響を受けた俵さん自身の姿もすごく感じる一冊です。

私みたいな短歌に縁遠い無粋な人間には、最初正直、さぐーりさぐりでちょいノリにくかったりもしたんですが、十数ページ読めば若き恋愛至上主義者の牧水の人柄に惹かれ、読み進む手はスピードアップ。

俵さんに導かれるままにやがて短歌自身に興味が高まり、短歌と俳句の違いさえぼんやりとしていた私は、はっきり「ああ、違う表現なんだあ」なんて想いながら終わると、ダメだけどアツくてすごいヤツ「牧水の短歌ちゃんと読んでみようかな」と思う感じ。

面白かったあ。
短歌に興味のない方にも破格の恋愛野郎にして、愛の歌人牧水の姿を知るべく、ぜひ手にとってくださいませ。

番組ではそんなお話を聞きながら「匠の蔵創る人、開く人、発する人」のお話も聞かせてもらいました。詳しくはぜひタイムフリーでお聞きください。

っていうか俵さんのおしゃべりも独特のリズムと心地よい声で、これまた歌のようでした。

ありがとうございました!
なんだかとても豊かな時間だったな。楽しかったし。

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今日のゲストは中高生を中心に大人気!lolのみなさんです。

2014年9月に結成、メンバー全員がダンスとボーカルをこなす&ご覧の通りルックスもすんばらしいですね。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20181017151553(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


バンさんは昨年一度ゲストでお会いしていますが、ちんははじめて。ってことで、福岡はもう何度か来ているでしょうし福岡の印象をまずは軽く。

するとhonokaさんがすかさず「あたしすごく感動したのが人の暖かさと街の素敵さと食べ物のおいしさ。すべてを兼ね備えた素敵な印象しかないです!」と絶賛。続いてメンバーの皆さんもとっても喜んでくれているよう。

あまりのお褒めにいくらなんでもだいぶ盛ってる?なんて思ったりもするんですが今回の最後に「10年先までに福岡に移住するのが夢!」というhonokaさんのコメントまであって。嬉しいですねえ。

続いて直人さんの「福岡のタクシーの運転手さんは優しい」って話でまた一盛り上がりあって、lolの皆さんいい人たちだなあなんて想いましたね。

今日のガチャポンは番組のテーマと同じ「あなたのちょっとした能力」。

小見山直人さんは「僕の体の中に生き物がいるんですよ」ん?ん? 「胸襟あたりに」
「わかりにきーよ」なんてメンバーの突っ込みもありましたが、要は筋肉ってこと。日々トレーニングをして鍛え上げているそうです。

lolのリーダーっぽい立ち位置でお話してくれる直人さんですが、じわじわと天然を醸し出す楽しい人。

つづいていつもかっこいいラップを聞かせてくれるhonokaさん。 「私は保育園の頃から特技があって」おお! 「異世界に行けるっていう」ん?ん?
目を閉じてグッと目を押すと、暗闇にモワモワっと異世界が現れて行けるんだそうです。それ、多分ちんも行けてるよーな気もする。

ここまでジワジワ来る人が続きました。

最年少mocaさん。 「私はベロを三つ葉のクローバーにできます」
おお!と過剰なテンションだったのはちんだけでしたけども、幼稚園の頃から憧れていましたええ。そういう人は舌の筋肉が発達していて歌ったり喋ったりに向くって話聞いたことあります。
「でもメッチャ噛みますよ!」とメンバーから。

hibikiさんは「私は外出るタイミングは雨が降らないです!」出た晴れ女。「大きいカサ持ったのは今まで10回もないくらい」というからかなりですよ。

野外なども多いアーティストにとってこれは素晴らしい能力!
「でもhonokaの雨パワーがすごいんです(笑)」
「すっごいんですよ~。全部雨」とhonokaさん。プラスマイナスめんどくさいで81KYwvSOvPL._SL1500_すね~。

でも直人さんも晴れ男だそうでlol全体としては晴れガチみたい。
ちなみに直人さんはこの間もmocaさんに対抗して舌でウェーブ(しかもメチャうまい)していたり、静かに大活躍しているのでした。

最後に佐藤友祐さんは、最初からかなりイケメンキャラを披露していましたが「大した能力じゃないんですが」はい。「人を好きにさせてしまうという」。

今日の友祐さんはこんなキャラ。

メンバーからも総ツッコミでしたけど、ちゃんと落としてくれるあたりlolの皆さんチームワークもバッチリです。

そんなみなさんの10月31日に発売されるのがセカンド・アルバムが「lml」です。

「今までのシングル、新曲、リード曲は『trigger』で盛り沢山な一枚になっています」

「やっぱり違いますね。2枚目出せるってこともありがたいですし、ファンの皆さんにも感謝してますし。タイトルの由来も『もっと笑顔になろう』ってことなんでアルバムを通して皆さんに笑顔になってほしいなと想いますね」

「lol」は「laugh out loud」ネットでよく見かけるスラングで「大笑い」みたいな意味で、転じて笑顔を届けないという思いを込めたグループ名ですが、さらに最上級の意味を込めて「lml」で「laugh mad loud」でしょう多分。

ファーストと比べて聞くと、このセカンドでlolっていうキャラクターが確立した印象。ぜひ聞いてみてください。

さらにこの秋以降、福岡でもlolに会う機会が増えますよ。

lol‐エルオーエル‐2nd ALBUM「lml」リリースイベント「live circuit 2018~lml~」

10/31(水)集合16:30 開始17:00
キャナルシティ博多B1Fサンプラザステージ


こちらは握手会、特典会もあり。おなじみサンプラザステージで、もちろん参加無料です。


lol festival 2018 -平成最後のスクールライフ...(笑)-

2018年12月10日(月)DRUM Be-1
開場18:00 開演18:30


今年行ったツアーとはまた一味違う、いろんなチャレンジを考えています!とのこと。
こちらもぜひ観たいですねえ。

そんなわけで、わちゃわちゃと賑やかにお送りした今回のガチャポンゲスト。
みんなに色んなお話聞きたかったんですが、また次回。

lolのみなさん、それぞれ気が利いていてチームワークで綺麗にフォローし合うあたりも素敵でしたけど、みなさんきっといい人なんだろうな。と思わせる全体としての人の良さも感じたりしてとても楽しい時間でした。

そして、そんなグループにはやっぱりそんな感じのいいファンの皆さんが朝早くから集まっていて、ゲストが退出すると全員いそいそと後片付けをして大慌てで出ていかれました。次のゲスト先へと向かいました。

また遊びに来てくださいね。


lol(エルオーエル) OFFICIAL WEBSITE (外部リンク)

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今日のメッセージテーマは「あなたのちょっとした能力」。

大きな能力じゃなくてもほんのちょっとだけ「これって優れた能力」って思うようなことありませんか?だけど人に言うほどでもない。それくらいのヤツをいっぱい集めて、水曜ラジゴンで「しょっぱめなアベンジャーズ」を結成しようじゃないか!という壮大な、壮大だかなんだかわかりませんがそういうヤツです。

ちなみにバンさんは調味料を手にとっただけで、完成した料理がどの様な味になるか完全にイメージが浮かぶという能力をお持ちです。成功率は50%です。

そんな超 能力をお持ちのみなさんから続々とメッセージいただきました。
やあ、今回は本当に大盛況で水曜ラジゴンリスナーのアベンジャーズぶりに驚嘆した次第です。

「心ない謝罪をする能力」
「A型の血液型がわかります」
「無人の飲食店でも満席にしてしまう能力」
「薬の説明書とか大きな地図とか広げるとたためなくなるヤツ、私たためます」という能力。
「FM福岡へのメッセージを送る前に、採用されるか採用されないかわかります」という能力。
「仕事終わらないかなーと思った時、目を閉じると時間が過ぎます」要するに立ち寝。
「玄関を出ると忘れ物をした胸騒ぎがします」でも何を忘れたかわからないです。

素晴らしい。
列挙しただけでめまいがしそうです。IMG_7798

この他にも読めなかったものも含めてたくさん。
なんか久しぶりにずーーーーっと笑っていたような気がします。

そんな中で、「子供をピタリと泣き止ます能力」「農作業で鎌をたくみにかつ超スピードで操る能力」などリアルアベンジャーズな方もいたことを強調しておきたい。

それらも含めて、私達は水曜ラジゴンのリスナーがとても愛おしいわけであります。
ホント皆さん最高です。ちょっと最低です。

そういえば水曜ラジゴンのヘビーリスナーさんのむんぞーさんが最初から最後までずーっと観てくれました。すごい遠方からありがとうございます!

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今日のチンタメは芸術の秋、美術展を紹介。

福岡市博物館で行われている特別展「浄土九州―九州の浄土教美術―」です。
先月始まってすでに中盤折り返ししているんですがやっと見ることができてすごーく楽しかったんですね(11月4日(日)まで)。

平安時代に盛んになった浄土信仰、現在までえいえいと続く浄土教にまつわる仏教美術の特別展なんですね。2202_1_l

今回は九州で独自の特色を持つに至った九州の浄土信仰に注目して、その中で生み出された仏教美術が展示されているんですね。九州全体の規模で約200点の貴重な美術品が一堂に会するのは最大規模なんだそうです。

いわゆる仏教美術展なんですが、仏像や書、絵画といったもの、これもともと好きな方です。しかも今回は浄土教。私、宗教には全く無頓着で門外感ではありますけど、それでも堪能しましたよ。

とりわけ注目していたのは今回の浄土信仰。
平安時代後半は世間も先行き不安で不穏な時代、そんな中で「末法思想」が広まったんですね。これいわゆる終末思想で、「釈迦が亡き後、次第に教えは伝わらなくなるよね」という割合まっとうな考えで「それって悟りも開かれなくなっちゃうので世も末になっちゃうよ。その末法は1052年に来るよ」という、ジャストな時代設定のある、大予言的なもの。

そんなわけでこの時代に「地獄に落ちる」がリアルになり、「どうせこの世では幸せになんかなんないからせめてあの世では幸せになりたい」という「極楽浄土」への憧れが広まったわけです。そこでヒーローとなったのが厳しい修行をもって浄土へ向かった阿弥陀如来。

そんなわけで「地獄」「極楽浄土」「阿弥陀如来」にまつわる美術が多数存在するのです。

全体は4つのテーマに分かれていて「地獄と極楽」「九州の浄土信仰と聖光上人」「来迎するみほとけ」「萬行寺の寺宝」とみっちり九州の浄土教とその美術が堪能できます。

とにかく平安時代ですよ!1000年以上前からのそのものズバリの「地獄絵図」は圧巻。
緻密に緻密に舌を抜かれたり、針の山登らせられたり、灼熱の中に放り込まれたりの地獄俯瞰図は、ちょっとユーモラスでもありいくら観ても飽きません。

かと思えば、現世の煩悩や肉体への執着を絶つために九相観という仏教の修業をもとに描かれた「九相図(くそうず)」は、美しい女性が朽ち果てて骨になるまでを仔細に絵と文章で解説した絵巻。これもすごい。

今回はそんな地獄絵図や、死の表現が1つのテーマでガッチリ。
一方で憧れるべき「極楽」は展覧会の目玉である4メートル四方の巨大な<当麻曼荼羅(たいままんだら)>。
阿弥 陀如来と多くの菩薩たちの姿、西方極楽浄土を描いたものです。今は京都の禅林寺に所蔵されていますが、今回初めて九州に里帰り。圧巻です。この前には畳も敷いてあって、じっくりと観たいところ。

その他のテーマも数多くの展示があり、やっぱりあれですかね、仏像関係も多数あってこれはほんとに見飽きない。

仏像って間近で見たことあります?
そのお顔は信心なんか仮になくてもなにかを感じてスーーーっと引き込まれますし、1000年前につくられた仏像にも仏師の入魂の技術に舌を巻きます。

また、普段は絶対見ることができない至近距離で、しかも横や後ろからみることなんて美術展でしかできません。

優れた仏像は後ろも綺麗。稀に見えないと思って手ぬいてんな!ってのもあったりして(今回はないです)、興味はつきません。

今回の展示会怖くて愉快な「輪廻ルーレット」から始まり、展示会を出るとミュージアムショップで絵心経のマスキングテープ、クリアファイル、Tシャツ、トートバックに「ぼさつニットバイザー」「衲衣ストール」なんてライトなグッズもあったりして、信心深い人だけを対象にしているわけではない、楽しいものにしたいという学芸員さんのメッセージを感じます。

たまにはいいぜ。
すげーぜ仏教。てな感じで楽しく観てほしいですね。

浄土九州―九州の浄土教美術―|特別展示 | 福岡市博物館 (外部リンク)

今週はここまで。
また次回です。

2018年10月10日 (水)

水曜ラジゴンはいつもスコアレスドロー。いやそんなはずは。

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今日のゲストはフラメンコギタリスト沖仁さん。

番組中でも何度も私達言っていましたが、どーも初対面とは思えない沖さん。
ひとつにはスタジオにお迎えしたゲストの口から何度かお名前が出たこともありそうですが、なにより日本でトップのフラメンコギタリストでありながら、本当に全身から発する知的で親しみやすい雰囲気に、きっと誰でもそんなことを思うのかもと思います。そんな方。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20181010151633(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


かるーくフラメンコギターを一節。IMG_7714
あの流れ落ちる水のような音色にうっとり。眼の前で聞くとやっぱり独特です。

「クラシックギターとあんまり違いはないんですけどね。ただここに下敷きみたいな板が張ってあって、これがあったらフラメンコギターです」

実は上の写真ではわかりにくいですがよーく見ると透明の板が張ってあります。これ「ゴルペ板」といって、フラメンコで特徴的なボディをパーカッシブに叩くために傷がつかないように保護するもの。傷つくくらい叩くわけですね。

目まぐるしく複雑なリズムで弦を弾きボディを叩く。フラメンコギターって指の芸術です。

実際、沖さんの指先は本当に綺麗で爪の先まで磨き上げてありました。

「さすがに指は商売道具なんでいつもこの女子力の高いポーチに入れて(笑)ケアはかかせないですね」

そんなフラメンコの世界で活躍する沖さんですが、フラメンコにとどまらず幅広いジャンルの音楽とのコラボレーションも活発で、どんなジャンルの方とも無理なくすんなり合わせることができるのも素晴らしい。

「もともとはロック少年だったんで」
ギター小僧でギターのテクニックを追求する先にあったのがテクニックの塊のフラメンコギター(すごく納得!)そんなところも関係しているのかも知れません。そして20代、本場スペインのあらゆるところで演奏して柔軟に対応する力を培ってきたということも大きのでしょうね。

ちんは沖さんといえば随分前になりますけど深夜の「ヨルタモリ」で常連さんとして出演されていて、甲本ヒロトさんと「リンダリンダ」をセッションした回の印象が強くて、すごく感動したのを覚えています。

「あれは個人的にも神回でした」
と笑う沖さん。ロック少年だったわけですから感激のセッションだったそうです。記憶ではヒロトさんが歌っていたと思ったら実はヒロトさんはブルースハープだったという事実もそっと理解した私です。神回。

この時もそうですが、沖さんの演奏はフラメンコでありつつも、ロックやポップスに慣れた私達にもすんなりと入って、どこかそんな感性の人間もグイグイ惹きつける魅力があります。それもやっぱり元ロック少年だったからなのかしら。

71zzbxFq3EL._SL1024_そんな沖さんの新しいアルバムがスペイン日本外交関係150周年も記念した「Spain」(10月31日リリース)です。

ファンの方からも「とても印象的なジャケット!」とメッセージが届いたこのアルバム。

「日本とスペインの架け橋になるようんあアルバムにしたいね。ということでスペインゆかりの曲をフラメンコバーションでカバーしています。逆に日本の「さくら」をフラメンコでアレンジしたりもしています」

フラメンコギタリストとして、奇をてらわず真正面から取り組んだ印象の一枚。情熱とクールの狭間を縦横に舞う沖さんのテクニックに酔いしれたいですね。

沖仁 CONCERT TOUR 2018 福岡公演  

12月15日(土)  電気ビルみらいホール
16:30 / 17:00


「アルバムの制作過程であらためてフラメンコギターっていいなあって思ったんですね。かき鳴らすのも静かにメロディを弾くのもすごく自分が満たされる感じがあって、それをお客さんにダイレクトに伝えたいなって思います」

素敵なコメント。すごく見たいですよね。

そんな感じで時折手元のフラメンコギターをジャラーンとさり気なく鳴らしつつ「もうちょっと演奏したかったな」なんて言いながらおだやかーにお話してくれた沖さん。お話しているうちにちんもバンさんもすっかり沖さんのファンになってしまいました。

お話が楽しくてガチャポンをすっかり忘れてしまって、名残惜しそうな沖さんにゲスト終了後ひとつ引いてもらいました。喜んでくれて、なんでしょう、いい人だなあ。

ちなみに質問は「理想の休日」。お答えはバタバタしていて聞かずじまいでした。すみません!また次回是非!

また来てくださいね!お待ちしてます。

 JIN OKI WEB(外部リンク)

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いい顔だなあ。

さて、今日のメッセージテーマは「10点で何点?」
今日は10/10で満点なので。というライトな理由です。

とにかく自分でも他人でも周りのこと何でも点数をつけてしまいましょう。というものです。

ちなみにちんは点数をつけることがあんまり好きではないんですが(はいすみません)、ものごとを単純化する時に採点するのはとてもわかりやすいと思いますね。これ大事。

例えば、
「今日の昼ごはんは3点!」といえばだいたい気持ちわかりますし、
「ウチの上司は7点!」というのと「8点!」だとびみょーに違いが伝わるような、伝わらないか。

そんな中で「ウチの妻は旦那は10点!」というメッセージ結構あって、最近の水曜リスナーの成熟というか充実ぶりを実感しましたね。

そんなわけで楽しく皆さんの採点をご紹介した今回だったんですが、実はコチラが予想していたのはちょっと違う採点がたくさん集まりました。

それは「自己採点」。

「自分は◯◯点です」ってメッセージが実は一番多くて、それはなーんとなくあるかなと思っていたんですが、その自己採点がみんな低い!

そして、その低い自己採点と共に深く深く反省する文章の多いこと。もしかしたらちんのネガティブが伝染したのかしらと、心配になるくらい。結果、元気出せよ、そんなにキミは悪くないぜ。と必死で励ます私達。

みたいなおかしなことにちょいちょいなってしまいました。

でも私はわかりますよ。
前向きじゃない場合も多いけど、いつだって自分自身はできてないなと思うことは多いもの。そうやって明日は今日よりちょっとだけマシな自分でいたいと思うのは、決して後ろ向きなことばかりではありません。

がんばりましょうよ、僕らもがんばります。
あ、また励ましちゃった。

皆さんありがとうございます。

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今日のチンタメは食欲の秋だし、なにかグルメな作品を紹介したいな。と思っていて、結局今一番楽しみに見ているドキュメンタリーTVシリーズ「シェフのテーブル」を紹介しました。

ちなみにこれネット配信のNetflixの番組なのでちと観る方が限られるのが申し訳ないです。

以前、ネット配信サービスが今一番アツいというお話をしましたが、その後さらに拡大。
71oZazHvFJL._SY445_今やテレビを買うと最初からリモコンにネット局が登録されていたりしますし、AmazonやNetflixはハリウッドの何倍もの制作費を投じて作品を量産しアカデミー賞にも食い込む勢い。

さらにAppleやYoutubeもオリジナル有料作品に参入という状態です。

そんな状況でキラーコンテンツのひとつが「グルメ」。
たくさんのグルメ番組があります。地上波でもグルメ関連はテッパンですよね。

その中でも特に人気もあり、私も大好きなグルメドキュメンタリーが「シェフのテーブル」。

全シリーズの制作をデビッド・ゲルブが行っていて、この方、こちらはレンタルなどでも観ることができますが、東京・銀座の名店「すきやばし次郎」の店主で寿司職人の小野二郎さんに密着したドキュメンタリー映画「二郎は鮨の夢を見る」で評判をとった監督。

この映画がまた、外国の目から見た日本の奇跡、寿司とそのベテラン職人の至高の技と生き様に迫って好きな作品です。なによりその鮨の美しさときたら!

その美しさで今度は世界中の超一流シェフに迫ったのがこのシリーズです。

名店中の名店イタリア・モデナのレストラン「オステリア・フランチェスカーナ」のマッシモ・ボットゥーラに始まり第一シーズンはイタリア、アルゼンチン、オーストラリア、スウェーデンと続きます。現在5シーズンとスピンオフが1シリーズ40作品くらいが公開中です。

公式プロモーション動画です。本編ではちゃんと日本語編になっていますよ。

一言で表現するとテレビ「世界遺産」の美しーい画面で「情熱大陸」風に密着した作品って感じですが、出てくるシェフが超一流で人間も料理も揃いも揃って超個性的かつ、映像詩のように格調高く表現されていますのでなんか「すげーもん見せられてんな」と思ったり、気がつくとすごく普遍的な教えを与えられたような気になったりするわけですね。

世界の最高峰のシェフの料理は時に「これは料理なのか?」と思うこともつどつどあり、シーズンを重ねるごとにその店のバリエーションと国は広がって、メキシコの街のスタンドの料理さえそこには国際問題の深い闇が潜んでいたりします。

好きなエピソードはいくつもありますが、一番びっくりしたのは第3シーズンに登場した韓国のチョン・クワンですかね。

いきなり「私はシェフではありません」と始まって、レストランを開いていないし、料理学校に通ったこともないと続いて「どーゆーこと?」と思います。この方尼僧、お坊さんなわけですね。えーー!てなもんです。しかし、ミシュランの星を獲得した世界中のシェフたちが精進料理を求めて殺到するということなんですが、もはやこの回ヒーリング番組。

映画的で知的好奇心も刺激されるこのシリーズ。機会があればぜひ見ていただきたいですねえ。

観ることができない方には「二郎は鮨の夢を見る」をどうぞ。

今週はここまで。
また次回です。

2018年10月 3日 (水)

間取りに思いを馳せる水曜日

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今日のゲストは九星隊のみなさん。
今年1月以来の登場です!

1年ぶりとか言ってましたけどまだ1年経ってなかったです。でも久方ぶりにお会いすると見違えるような華やかさ。正直びっくり。確実にレベルアップしてますねえ。

でも、お話は変わらず。前回も今回もついつい口が滑りガチな楽しい雰囲気にさせてくれるみなさんです。


ゲストの出演部分はこちらから→  http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20181003151603

(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


九星隊(ナインスターズ)はTV番組の『バリすご8』内で2017年5月20日に結成された山口託矢さん(赤)、大池瑞樹さん(青)、中村昌樹さん(黄)、藪佑介さん(紫)の4人組です。九州7県2188名の中から選抜された選りすぐりのイケメン野郎さんです!

今やテレビやCMなどでの活躍ですっかりおなじみではないでしょうか。

「毎週リリースイベントだったり少しづつ隊員の皆さんも増えてきているかなと」

街でも声かけられるようになったでしょ?と言うと、4人共顔を見合わせてものすごい困惑顔。

「全然ないです」

おう!自信もてよ!と背中をどつきたくなる控えめさ。そのたびにニコニコニコッと笑うんですよね。相変わらず普通っぽい親しみやすさは変わらないんだなあと思わず笑ってしまいました。

今日のガチャポンの質問は「あなたの間取り」。

みなさんのプライベートが垣間見えそうな、それぞれのお部屋についてご質問。

ここで面白かったのは藪さんだけが物が多い部屋で、あとの3人はなにもないシンプルな部屋だと答えたアタリでしょうか(詳しくはタイムフリーを聞いてくださいね)。手の届く範囲に全部置きたいというお答えにちんはとても共感。わかりますわかります。一方、バンさんはご存知の通り山口さん、大池さん、中村さん派でございます。

Printそんな中で大池さんはよくよく聞くと「僕はものがないほうが好きなんですが、お母さんが勝手に色々もちこんで棚を作って」と、かなりトリッキーなお答え。名古屋出身の大池さん、お母さんの愛を拒む理由もなく棚が増えていってるんでしょうねえ。面白い。

さて、そんな皆さんの最新シングルは10月9日発売の「Reach for the STARS」です。

「僕らのはじめての夏ソングなんですけど、辛いことがあっても笑って前に進んでいこうという前向きなメッセージがあって、タイトル通り星を掴みにいく、一番を狙いに行くという願いを込めています」

MVも地元である福岡で初のロケ撮影を行っていて、メンバーが色んなアクティビティにチャレンジしてみたり、馴染みの場所なのになんだかすごーくかっこよくて楽しい作品になっていて、こちらも注目です。

九星隊 3rd Single「Reach for the STARS」リリースイベント

10月6日(土) 福岡・博多リバレインホール ①14:00 ②16:00 ③18:00
10月7日(日) 福岡・HMV&BOOKS HAKATA ①14:00 ②16:00 ③18:00
10月9日(火) 福岡・レソラホール ①13:00 ②15:00 ③17:00
10月10日(水) 福岡・HMV&BOOKS HAKATA ①14:00 ②16:00 ③18:00
10月11日(木) 福岡・HMV&BOOKS HAKATA ①14:00 ②16:00 ③18:00
10月12日(金) 福岡・ミュージックプラザインドウ2Fイベントスペース ①13:00 ②15:00 ③17:00
10月13日(土) 福岡・ベイサイドステージ (博多埠頭) ①13:30 ②15:00 ③17:00
10月14日(日) 福岡・レソラホール ①13:00 ②15:00 ③17:00

全部3ステージでぎっしり!すごいっすねえ。
それぞれライブ、撮影会、お話会などあるようです。日によって内容異なる場合もありますのでまずは公式ページでご確認くださいね。

そして待望の初のワンマンライブも決定!即ソールドアウト!おめでとうございます!

『九星隊 初陣乱舞』
会場:BEAT STATION
11月10日(土)開場17:15 / 開演18:00


4人それぞれ気合も十分!いろいろ新しい試みも準備しているとのこと。コレは楽しみですねえ。

ちょっとバタバタしつつお届けましたが、多分すごーく蜜に活動しているこの時期に疲れも見せず元気いっぱいお話してくれた九星隊のみなさん、本当にありがとうございました。

そしてこの日のためにかけつけてくれたファン、もとい隊員の皆さんもありがとうございました。

いや本当に応援していきたいです。

九星隊(ナインスターズ)OFFICIAL SITE (外部リンク)

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今日のメッセージテーマは「間取り」。

正確にはお部屋の配置のこととなるんでしょうが、今日はそんなお部屋の構造や家具の配置までうちに関することを募集しました。

ちんは間取り図を見るのが結構好きで、一体実際はどうなってんのこの間取り!なんて思いながら時間が過ぎていくのもいいですね。暇ですし。間取りには夢がありますよ!

あるじゃないですか「ウチってどうしてこうなってるんだろう!」ってイライラする事や、家には不要ななぞの空間だけど、なんかここ好きなんだよなとかね。

なんであんなとこにドアがあるんだろう?って近所のウチを見上げたり、決して開けることのできないなぞの窓、もっとこんな間取りだったら幸せなのに。とかね。

私の家だと自分の仕事部屋から出る時に必ずヘッドフォンのケーブルか、ショルダーバッグのベルトが扉の取手に綺麗に引っかかって持っていかれるという、ひじょーに不愉快な構造だったりします。なんどヘッドフォン壊したことか。スペースの狭さとか家具の配置とかがびみょーにそうなるように持っていかれるわけですね。だいたいさわやかに朝がスタート「しません」。ええ。

さてみなさんからの間取りメッセージ。出足はイマイチだったんですが後半になるにつれ順調に増えていきまして、面白いなあと一人笑ったりしておりました。

5LDKに母親と妻と子供8人で住むご家族。それなりにお部屋もあるはずだけど、成長とともにスペースはなくなる一方で大変。お父さんの寝室はダイニングです

玄関のそばに勝手口があったり、いらない吹き抜けのおかげで意外と住みにくいご家庭。ありそう。

どうしても手が届かない収納棚、ばかりが収納スペースって家もちょっと嫌。

極めつけは、引っ越した先には倉庫付きの牛舎がありました。ってそんな家あるー!?
このお話については、「馬は免許いるのかいらないのか」」なんて話になりまして「軽自動車と一緒だから普通免許で行けそう!」なんて盛り上がっておりましたらリスナーさんより「馬は軽車両扱い、軽自動車と違いますよ」なんて指摘いただいておバカが露呈してしょんぼり。なんて一幕もありました。恥ずかし。ご指摘ありがとうございます。はい。

いろいろあって楽しい今回のテーマ。みなさんありがとうございました!

ちなみにチョッコレで紹介した間取りに関する本は、

フィクションの間取り解説本

  • 名作マンガの間取り [新版] 単行本 – 影山 明仁(SBクリエイティブ)
  • 映画の間取り 単行本(ソフトカバー) –WOWOW「映画の間取り」編集部 (扶桑社)
  • 海外ドラマの間取りとインテリア – 小野 まどか、イエマガ編集部 (エクスナレッジ)

間取り恐怖本

  • 事故物件怪談 恐い間取り 単行本 – 松原 タニシ (二見書房)

間取り小説

  • 間取りと妄想 - 大竹昭子(亜紀書房)

おかしな間取りを集めた本

  • ヘンな間取りGOLD - ヘンな間取り研究会(イースト・プレス)

私の間取り本のバイブルです

  • 間取りの手帳 - 佐藤和歌子 (リトルモア)
    (現在はちくま文庫『間取りの手帳 REMIX」として文庫で入手可)

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今日のチンタメは「音を立てたら即死」のキャッチコピーでヒット中「クワイエット/プレイス」をご紹介しました。

低予算ホラーの当たり年、そんな中でも「これは面白い!」と事前に大評判だったのがこの作品。実際は日本の映画に比べれば低予算ってわけでもありませんが、低予算B級ホラー/サスペンスのすっげえ面白いヤツ!っというイメージですね。QP-ja-poster-sq-1024x1024

ジャンルとしては壊滅後の地球ジャンルのSFサスペンス・ホラーってかんじでしょうか。

映画は「89日目」。
どうやらある日を境に宇宙から何かがやってきてあっという間に地上はほぼ絶滅状態らしい。
その「なにか」は音に反応して、ちょっとでも音をたてると飛んできてあっという間に殺されてしまうようだ。

それは外でも家の中でも同様。

そんな中で生き残っている家族。
父親と母親、3人の子供。

とにかく音を立てないように生きている。壊滅した街で食料や生活用品を探しに行くのも、家で食事するのも遊ぶのも全部音を立てず会話は手話。

皿は葉っぱでナイフやフォークも使わず手で。足はいつも裸足でそーっと歩く。

そんな家族なのに母親は妊娠している。
さて、この家族「なにか」から逃れつつ生きのびることはできるのか。無事、妊娠出産できるのか。

そんなお話です。
もうとにかくアイディア一発。とにかく音を立ててはいけない。

ど頭で音立てたらどうなるのか、この上ない衝撃的な展開で観客全員にルールが周知徹底されます。
そんなわけで映画の中でもほぼ声はなく全部でたぶん15個くらいしかセリフもないですから。

「カサっ」とでも音が立ったらひゃぁぁぁ!ですし、廃墟のスーパーの棚のクスリを取ろうと伸ばした手の先がプルプル震えているだけでもドキドキ。

つまり、普通なら当たり前のことが全部サスペンスになるって、こことってもうまいですねえ。

ていうか映画の中以上に、客席が緊張しちゃって。
そんな中でコンビニ袋「カサ」っていわしたり、静かすぎて睡魔に負けて大いびきかくおじさんに悲鳴が上がったり、こっちも大変なわけですよ。

そんな無音こそが主役の映画ですがそこに関しては、予算は限られている中でもアカデミー賞にノミネートされたこともあるエリク・アーダールとイーサン・ヴァン・ダー・リンの2人に本作のサウンド・デザインを依頼とこだわっています。

そんでもってそんな映画でありながら、意外とストーリーや細かい部分はスキだらけってのもいかにもB級。

「おいおいそれが良いなら最初からそうすれば」とか「ちょい、音すげー出てますけど」みたいなツッコミどころ満載もお楽しみ。

まずもってなにより、「なんでこんなご時世に子供つくるかね」という超ツッコミどころもありますし、まあ映画を見ると気持ちわからなくもないんですよ。だけどね。

この映画ではそんなツッコミどころも映画のサスペンスを積み上げる要素になっているわけですね。お腹に子供いるってことは、これから出産しないといけないじゃん!泣くのが仕事の赤ちゃん育てるわけじゃん!そんなの無理っしょ!とかね。

子どもたちも割合好き勝手しつつ、あっちにこっちにストレスたまるわけですが、だから面白い!どうやって解決するのかできないのか。

そこらを「家族愛」でホロリとさせつつこの映画はラストに向かって走ります。

やあ、楽しいですね。ぜひこれは映画館で見るのが正解。

ちなみにそんな声を出さずに演技するみなさん、それぞれに良いんですが、お父さん役のジョン・クランシスキー。この方がこの映画の脚本と監督を行っていて、お母さんのエミリーブラントが奥さん。実はリアル夫婦なんです。そりゃ説得力ありますねー。

割合手弁当感強いというか、インディペンデント魂あふれるというか。
でもこの二人、ハリウッドのセレブカップルですし、この映画を制作しているのは『アルマゲドン」から「トランスフォーマー」まで火薬を無駄遣いさせたら世界一、ハリウッド随一の大作魔王マイケル・ベイだったりして、なかなかそこらも味わい深いです。

なんかちょっといい感じで楽しいヤツをご所望の方にはおすすめですよ。

今週はここまで。
また次回です。

2018年9月26日 (水)

水曜のリクエストと愛は不公平?だけどそれがいい。

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今日のガチャポンゲストは松室政哉さん。

昨日、9月25日にこのスタジオで「FM FUKUOKA パワープレイ トーク&ライブ 『松室政哉』」を行ったばかり。MCはちんでしたので、そんなお話からスタート。

招待で選ばれたファンの皆さんを前に、絶品の生ライブとトークをたっぷり堪能させていただきました。今回、映画好きってことでちんが呼ばれたわけですが、えーっと、松室さんおすすめの映画紹介あたりではMCが暴走する一幕も。なんにせよ映画愛溢れるお話になったことは間違いありません。

ファンの皆さんもなんか緊張気味ながら愛溢れていて楽しい時間になりました。

この模様はダイジェスト版で10月7日(日)19:30~19:55オンエアです!こちらもどうぞよろしく。

さて本題です。


ゲストの出演部分はこちらから→ http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180926151558

(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


ちなみに昨晩は福岡で焼鳥を堪能したという松室さん。

今日のガチャポンはいきなりびっくり「ちんさんの印象は?」。やっやめてくれー!

「えーっと。映画の話なると急に目が輝いてました(笑)二人しかわからない映画の話でもりあがったり」と苦笑の松室さん。す、すみませんでした!でも楽しかったっす!

無理やり遮るように次の質問に。
「秋といえば」

うーんと考えて「やっぱり映画なんですけど『プーさんとおとなになった僕』が気になってます」。

もともとプーさんは好きだったそうで「プーさんは結構哲学者なんで、プーさんのセリフを聞きに行きたい」。

そこから何故か写真にもある松室さんのオシャレなメガネの話に。
なんとこのメガネ、松室さんの手作り!
「板の状態から削って最終的に研磨するまで全部やったんですよ。パーツ組み合わせただけじゃないんです」と少し自慢げ。

umituki_cd300_syokaiバンさんも「そうでしょう!顔の一部になってるくらいしっくりきてる」と絶賛。
ちなみに松室さんのような方はバンさんド・ストライクでございます。

そうなんですよね、松室さんはやっぱり何をやっても職人的なこだわりが感じられますよね。

音楽ももちろんそう。ポップ職人の最新作は9月19日リリースのファーストシングル「海月」です。「くらげ」って読みます。

メジャーデビュー後はEPをリリースしてきた松室さん、満を持してシングルをリリースするのは楽曲に自信あればこそ。そしてその「海月」はなんと18歳の頃作られた曲。以降ずっと大切にした曲です。

「海に浮かぶクラゲを人を好きなった気持ちに例えたラブソングです。大阪時代に歌っていた自分の代表曲なんですけど、しばらく封印してたんですけど上京して周りのスタッフも大切にしてくれて」

若き松室さんの作り出したこの曲に大切にしてきた時間も加味して熟成されたのがこの曲なんですね。

city_cd300_syokaiそして待望のアルバムも10月31日にリリース決定。
ファースト・アルバム「シティ・ライツ」
です。

「映画が好きでも群像劇が好きなんですね。それぞれに関係ないいろんな人生が交差する、そんなアルバムを作りたくて。既存曲はもちろん、新曲をいっぱいれてますんで楽しんでほしいですね」

一足先に聞かせていただきましたが、すでに発売された光り輝くポップなナンバーも、このアルバムの中では一つの人生として、むしろストンと落ち着いているような印象です。そんなヒット曲を今回書き下ろされたバラエティ豊かな新曲の数々でグッとまとめて、お言葉の通り小さな物語が人生のように交錯しているようで一つのアルバムとしての完成度を高めています。

メジャーデビュー後のジャケットをすべて手がけている坂内拓さんのイラストは今回も素敵ですね。

ご期待に答えること間違いなし。

そして、来年には福岡でもライブが。

Matsumuro Seiya Tour 2019 “City Lights”

2/9(土) 福岡県 福岡Gate'7 17:30/18:00
一般発売 11/24(土)


今回は福岡では初?のライブ編成でのライブですから期待せずにはおられませんね。

「『海月』僕自身大切な曲なんで、ぜひ大切な人を思いながら聞いてください。そしてライブ会場の方にも遊びに来て下さい。おねがいします」

そんなふうに慌ただしく楽しくお話していただいた松室政哉さん。

この日の夜はHMV&BOOKS博多でのインストアライブも行われました。
前日のトーク&ライブに参加の方も多数来られていたみたい。

また福岡に来たら、ぜひスタジオに遊びに来てくださいね。


松室政哉 official Website (外部リンク)

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そして今日のラジゴンはオールリクエスト!「リクスペ」をお送りしました。

たくさんのメッセージ&リクエストありがとうございました!
毎回、このリクスペはなかなかスタッフが大変で、離れているレコード室とスタジオを行ったり来たり。

だけど、これも毎回思うんですけどリクエスト特集はラジオの華。
本当にいっぱい送られてきますし、続々と速攻リクエストにお答えするのはスリリングで、とても楽しいですね。

それぞれのナンバーにそれぞれの思い出や、わけがあったりするのも楽しい。

だけど特段ブログに書くようなことはさっぱりないのも文字数少なくてよろしい。


てなわけで、本当に皆さんありがとうございました。
いずれまたやりまっせ!

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今日のチンタメは松室政哉さんが映画にハマるきっかけとなった映画「リトル・ミス・サンシャイン」を紹介しました。

81y05yq5e2L._SL1500_実はちんもこの映画がフェイバリットのひとつで大好きなんですが、もうひとつ、さくらももこさんが亡くなった週に一度紹介しようとしていたのでした。

いわゆる低予算のコメディで小品といっていい作品です。

全員が全員、変人揃いで問題だらけで、映画の中で何度も出てくるセリフですが「負け犬」の家族が、7歳の女の子が出場することになった子供のミスコン「リトル・ミス・サンシャイン」に出場するため何故か全員でオンボロマイクロバスで一路カリフォルニアに向けて1500キロの旅に出る。というもの。

『ちびまる子ちゃん』とは似ても似つかぬ一家なんですけど、なんですかね、同じさくらももこさんの作品ならまる子ちゃんをセルフパロディにした後ろ暗さ満点の「ちびしかくちゃん」に近いかな。

さくらももこさんの作品の底にある「毒」と、それでも浮かび上がる「家族」のめんどくささと崇高さ、みたいなあたりに少し共通するところを感じたのでしょうか。

独自の自己啓発プログラムにつぎ込んで大成功を目指しつつ、なにより全く成功してない残念なパパ。ある日突然パイロットを目指し、なぜかそれまでしゃべらないことを宣言し引っている兄。孫娘を溺愛しているが、差別主義者のマッチョでドラッグ常習がバレて老人ホームを追い出されて同居中のおじいちゃん。7歳の孫娘オリーブは、かわいいけども、メガネをかけてぽっちゃりちゃんだが、なぜかミスコンに夢中でオーディションなど受けている。お母さんだけが唯一まともだけど、そこに失恋で自殺未遂したゲイの学者のおじさんも転がり込んでくる。

見事にバラバラな家族の珍道中で笑わされます。
そして負け犬の旅は失う旅。

乗っているオンボロのワーゲンバスも、早々に全員で押しがけして飛び乗らないとエンジンさえかからない有様。

そして、ついにはコンテストさえ間に合わなくなりそう。おじいちゃんが愛する孫のために教えた振り付けを披露することはできるのか...さあどうなる。

そんな映画です。ぜひ観てみて。

でもね、僕らだって映画の中のフーヴァー家の人々よりはマシかもしれないけど、負け犬気分になることもままあります。家族のうっとおしさにやんなることだって日常茶飯事。

だけど、クラッチの壊れたオンボロバスだって、みんなで一緒に押して飛び乗れば前に進むことはできるのです。うまくいけば負け犬だって目指すところに行き着くかも知れない。

そんな、意外と優しいメッセージにやられて元気になります。

ちなみにこの監督はジョナサン・デイトンとヴァレリー・ファリス夫妻、この前紹介した「バトルオブセクシーズ」の監督でその最初の監督作品がこれ。脚本はこの映画のきっかけで初脚本だったマイケル・アーント。今やハリウッド随一の大脚本家の一人となりました。出演者もそれぞれその後ハリウッドやテレビで人気者に。

映画に関わった人たちは負け犬から大逆転しちゃってるんですね。いい話。

DVDやブルーレイ発売中、レンタルもあるのでみてくださいね。

今週はここまで。
また次回です。あ!広島優勝した。おめでとーございます!

2018年9月19日 (水)

俺の屍を超えていけ!と一度は言ってみたいぜ水曜日。

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今日のガチャポンゲストは石橋凌さん。
どうですシブいでしょう!

久留米出身。80年台(結成は77年)圧倒的な迫力とかっこよさでその名を轟かせたARB、現在はソロシンガーとして活躍、ちんは完全に世代なのであります。

一方で今や日本映画界テレビ界で欠かすことのできない俳優としての活躍のほうがご存知の方が多いかも知れません。なんたって1995年の映画『クロッシング・ガード(ショーン・ペン監督)』でジャック・ニコルソンとも共演してハリウッドデビューして友達はヴィゴ・モーテンセンですから!

ご自身いわく「二足のわらじをはきつぶす」両輪での活躍する62歳。

「5人兄弟の末っ子で悪ガキでしたよ」と笑う凌さん。

ちらと聞いた噂を確認。
子供の頃先生に「映画の道に進む」と宣言したとか?mayburn

「中学の時に学校のホームルームで先生に『今日は君たちの将来の夢は?』っていわれて『僕は映画評論家です』って答えたら、先生にひどく怒られました(笑)」

映画評論家!当時、映画評論家といえば淀川長治さん。淀川さんを観てああいう仕事がいいなと思ったとか。兄弟が多いせいで音楽と映画が大好きな少年時代を送っていたそうです。

結果、バンドをはじめてやがて東京でARBのオーディションを受けてデビューします。そんな子供の頃の夢両方を実現してしまっているわけですから本当に素晴らしいです。

さて今日のガチャポンの質問は「あなたの趣味といえば」。

「強いて言えば列車の旅ですかね」
と意外なお答え。

国内外、列車に乗って旅するのが大好きだそうで、あのシベリア鉄道でハバロフスクからモスクワまで5泊6日の旅もしたという。

「トーマス・クックという赤い本を観てヨーロッパを旅したり」というから本当の鉄道好きです。ちなみに「トーマス・クック」はヨーロッパの旅好きの間ではつとに有名なイギリスを含む欧州の鉄道ダイヤを網羅した時刻表。そんなわけでさらりとおっしゃってますがガチです。

さてそんな豊かな趣味も素敵な石橋凌さんの最新アルバムは昨年発売された「may Burn!」。

このアルバム自身で最高傑作と胸を張る一枚。

「サウンドはラテンあり、ジャズありアイリッシュあり、サウンドは多様ですが、何を歌うかというところか久留米の時代からまったくかわってないんですよね」

それにつけてもARB時代が強く印象に残る世代にしてみれば、全く違うサウンドアプローチにびっくり。そして本当にかっこいい大人の音楽+久留米時代から変わらぬメッセージ。ぜひ聞いてほしいところです。

このアルバムのような近年のサウンドアプローチにつながる、石橋凌 with JAZZY SOULのアナログ盤もこの秋登場とのこと。こちらも期待です。

そして石橋凌さん肝いりの2007年から開催の音楽イベント「風音」も間もなくです。

風音(KAZAOTO)2018
2018年10月8日(月・祝)
会場:西南学院大学 チャペル (福岡県)
石橋凌 / 藤井一彦 / 伊東ミキオ / 渡辺圭一 / サンコンJr. / 太田惠資 / 梅津和時 / 杉真理 / 宮田和弥 / 大森南朋 / 手嶌葵/ スマイリー原島(MC)


さらに40周年記念ライブツアーの開催も決定!
全国7箇所、そしてファイナル公演は地元久留米で開催です!

『最後は地元久留米ですから、楽しく元気に盛り上がりたいですね」

そんなわけで、40周年を迎えてなおも旺盛に活躍する石橋凌さん。
「二足のわらじを履きつぶすつもりでやっていきます」と笑顔で応えてくれました。

始終穏やかで、不躾な質問にもよく通るいい声で誠実に答えていただいて感激。

もっといろいろ聞きたいこといっぱいでしたけど、また機会があればぜひスタジオに遊びに来てください。ありがとうございました。


石橋凌 Ryo ISHIBASHI Official Website (外部リンク)

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少し女優モードのきょうのバンさん。
今日のテーマに沿えば「あたし女優よ」ってかんじですか。

そんな、今日のメッセージテーマは「言ってみたいセリフ」。
名言、金言の類いとかぶりますがビミョーに違うんですね。「言ってみたい/言いたい」ここが大事。

実は今回たくさんのメッセージ頂いて中身も笑いが止まらない感じだったんですが、例えば...

「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか?」
なんていつ言う?ってお話ですけど、確かにイイたい!
「私、内科医ですが」
言いたい!医者じゃないけど。

こういうやつです。

または奥さんや旦那もいて、いつ言ったっていいんだけど、

「ずっとこうして離れないでね」とか「僕は死にましぇん、あなたのことが好きだかだー」って言いたい。

言えばいいじゃん!って話なんですけど気持ちはわかります。むしろ一番言いにくい、そんな近すぎる関係ってことですもんね。言えるけど言えない系では「別れましょう」は結構複数来て、そっと深刻でした。

「ここは俺に任せて先にいけ!」

言いたいですね。同様に「俺に構わず逃げろ!」や「まずは俺を倒してからだ」「こっちだ怪物!」も言いたいところです。言う機会はきっとないですけども。

映画ネタでは「お言葉ですが大統領」「あの車を追ってくれ」「いい話と悪い話がある。どっちから言う」などは言う機会は一生ないけれど燦然と輝く言いたいセリフ。

普通の言葉だけど、言う機会も立場もない言葉ってのもありました。

「うちにいらっしゃらない?」
「ごきげんよう」

それぞれ、自分の生活にある程度自信がなければ言いにくいっすね

「株主総会に行ってきたわ」どうでしょう。株持ってないけど。

そんな風に尽きることなく送られてきた言ってみたいセリフ。
このテーマはまたやれそうですねえ。それまでに色々ネタをメモっておいてくださいね。

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さて今日のチンタメは、15日に亡くなった名優樹木希林さんを追悼しつつ、代表作「あん」をご紹介しました。

続々と名優と言われる方が亡くなっていくのは悲しいものですが、今回ばかりは大ショック。
自ら自身ががんで闘病中であることを発表し、8月には大腿骨骨折で入院したりと体調が優れぬのは知っていましたが、なんせ近年の映画での活躍ぶりは眼を見張るほどで、公開待機している映画がまだあるほど。

まさに最後まで走り続けた人生だったと言えましょう。

俳優としてのブレなさ、優しさ、厳しさ、時にトラブルメイカーとして世間を賑わせ、時に狂気を感じるほどに激しい一面もあり。と話題には事欠かなかった障害でした。

そんな中で今、一本というならばやっぱり是枝裕和監督の「万引き家族」「そして父になる」「海街diary」といった重要なポジションで魅せる作品も良いですが、個人的には主演である「あん」を推したいです。

刑務所帰りで路上の小さなどら焼きやで無為に働く男(永瀬正敏)のもとに、突然現れる得体の知れない老婦人徳江。最初は気味悪がり毛嫌いする男だったが、徳江の手作りしたあんこの味に感銘を受けて雇い入れると、どら焼き屋は大繁盛。

しかし、やがて徳江はハンセン病との噂が広がり、手のひらを返す住民たち、遠のく客足。
ひたすら耐える男だったが女オーナーからの圧力もあって悩み苦しむ。徳江はその様子を察してある日姿を消す。

守りきれなかった悔しさと恩義に後悔する男。
常連の中学生の女の子(内田伽羅/孫!)と共に彼女の居場所を探し、訪れるのだが。

ドリアン助川の原作を得て、いつものアート志向をぐっと抑えて静謐なストーリーを丹念に追った河瀨直美監督の美しい映像、抑えに抑えまくった永瀬正敏の演技、あんこを煮る行為を崇高な作業のごとく丹念に抑えその音までも美しい撮影など。

そして、ハンセン病という重くて難しいテーマに真正面から向かい合いながら、あくまで全体はしっとりとした人間ドラマとして楽しめるのは、ひとえに樹木希林の見事な演技です。

もうこれはものすごい。普通のおばあさんでありつつ、ハンセン病患者としてのすこし諦めたような優しくて複雑な感情を演じきってすごいです。

そんな希林さんの作品はこれからもまだまだ公開されます。
10月13日からは大森 立嗣監督の『日日是好日』が、そして遺作となるのは来年公開の「エリカ38」となります。

女優人生ではじめて樹木希林が企画、ヒットプロデューサーの奥山和由氏と組んで監督まで指名した渾身の作品です。

主演は娘のように付き合ってきた浅田美代子。
「浅田美代子の女優としての代表作を作りたい」というはじまりだったそう。

最後の作品がかわいがって来た後輩への、初めてづくしの全面的プロデュース作。

最後までなんてかっこいい人だったのでしょうね。
この「あん」はじめいくつかの作品が福岡でも追悼上映も計画中だそうです。

ご冥福をおお祈りします。

今週はここまで。
また次回です。

が。希林さんのお話を書いていて思い出したことがありました。

今回はこれでおしまいなんですけど、おまけで先日ここでも紹介しました女優バンカヨコの舞台「DAIKU GASSHOW」をご招待頂いたお礼がてら皆様にもご紹介いたします。

続きはこちらから。

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2018年9月12日 (水)

過ぎたるは及ばざるが如しの水曜日です。

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今日のゲストは福井出身のシンガーソングライター、ナオリュウさん。

すっと伸びた背中、楚々とした雰囲気で座ったナオリュウさんですが。この方、ルーパーのコンテストで日本でトップ、世界で2位の方。

ここすごく強調。ですのでまずは「ルーパー」とはなんぞや、から教えてもらいました。


ゲストの出演部分はこちらから→ http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180912151712

(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


ナオリュウさんの説明によりますと「リアルタイム多重録音」のツールのこと。
多重録音、例えば3つなら3つ別々に録音して一緒に再生するみたいなものはご存知でしょう?一人アカペラコーラスなんかね。それをリアルタイム、つまり例えばステージの上でもできちゃいます。

みんなが見ている前で「あー」と言うと後ろでずーっと「あー、あー、あー、あー...」となり始めて、次はその「あー」に合わせて「ポンポン」と叩いたりすると今度は「あー」に「ポン」がかぶさってなり続け..てな具合にうまい具合に間やタイミングを調整しながら何重も音を重ねて、そこから例えばそれをバックに歌う。一人バンドってかんじですかねえ。ルーパーは足元で操作します。

わかりますかね?
スコットランドのシンガーソングライターKTタンストールが使って一躍有名になり、特にギター1本のシンガーソングライターを中心に爆発的に広がった手法。最近では、世界に名だたるエド・シーランでさらに有名になりましたね。

そのルーパーの世界で2位つうんですからすばらしい。そういう機械。

ですが、ナオリュウさんにとってルーパーはあくまでツール。ソウルフルにブルージーにフォーキーに優しく時にドスを効かせて変幻自在に歌い上げるシンガーソングライターとして、ものすごい数のライブを重ねるアーティストなんです。

「福岡が元気の源です!」

これは今日のガチャポンの質問「あなたの元気の源は?」のお答え。思わず「うそーん」とちんがおなじみの失礼を返してしまいましたけど、これホント。だそう。

「実は福岡に一年ほど住んでいたこともあるんです」naoryuu

その間に仲間もすっかり増えて、時に福岡に来ると「おかえり!」と言ってくれるのがうれしい。「初日からなんも演奏もしてないのに最高すぎますよ!」笑うナオリュウさん。

だけどゆっくりご飯を食べるヒマもなく、ライブやプロモーションに飛び回っているそうですよ。

そんなナオリュウさんの新しいアルバムが9月5日に発売されたばかりの「一色譚」です。

「今まで発売されたシングルのナンバーと、新境地のナンバーなど収めた一枚です」とのこと。

バラエティ豊かなサウンドとなんといってもナオリュウさんのボーカルがすごい。ぜひ一度聞いてみてください。

そして福岡エリアでのライブの予定も盛りだくさん。

ご本人曰く「年間何本ライブやっているか覚えていません(笑)」という、ナオリュウさんの本領でもあるライブをぜひご覧ください。

ナオリュウ 5th Album「一色譚(いっしょくたん)」リリースツアー

  • 9月13日(木)イザカ屋 にもぎ(福岡市中央区大名)
  • 9月14日(金) 御縁屋『MUSIC PUB 二階店』(福岡市中央区天神)
  • 9月17日(月・祝)癒酒屋あるよ。(福岡西区石丸)

九州オータムフェスティバル

9月15日(土)天神中央公園(ナオリュウ出演時間|18:00〜)

フリーLIVE

  • 9月17日(月・祝)六本松蔦屋書店(福岡市中央区六本松)
  • 9月18日(火)チャチャタウン小倉(福岡)

MUSIC PUMP

9月18日(火)小倉FUSE(小倉北区京町)
出演|suis./Virus/ナオリュウ/イイジタカヒロ / anne.

※詳しくは NAORYU OFFICIAL SITE (外部リンク)でご確認を。


色々お話させてもらって、なんだかすっかり和んで話し込んでしまったような気分。
やっぱり一年中、色んな所で人と会い多くの人に語りかける毎日を送っている人は、どんな初対面でもスッと心に入ってリラックスさせることができちゃうんだなあ。羨ましいなあ。

そんなことにひどく感激したちんだったりしました。
またぜひおいでくださいね。

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(画像クリックでチラシ裏面も表示!)

舞台「DAIKU GASSHOW」
作・演出 鶴賀皇史朗 会場:福岡市科学館サイエンスホールban

  • 2018/9/16(日) ①14:00~
  • 2018/9/16(日) ②18:30~
  • 2018/9/17(月・祝) ③14:00~

開場は開演時間の30分前/当日券の販売は開演の1時間前/未就学児童入場不可

※詳しくは、舞台【DAIKU GASSHOW】 | チケット予約・販売プラットフォーム「TIGET(チゲット)」 でご確認、ご予約を。

珍しくバンさんが激推しで告知してましたんで、ここでも。
女優バンカヨコをぜひご覧ください!がんばってね。
私も日曜日の昼に行きます!

さて今日のメッセージテーマ「◯◯過ぎ!」。

なにごとも過ぎては困るもの。なんですが、人に自慢もしたくなるもの。
食べ過ぎ、飲み過ぎ、痩せすぎ、太り過ぎ、疲れすぎ、元気すぎ、悲しすぎたり嬉しすぎたり...
そんなわけで今回は皆さんから◯◯過ぎなものを送っていただきました。

たくさん頂いてホントに感謝なんですが、少々予想してない方向のメッセージが多数いただきました。

最初のメッセージがいきなり「旦那が優しすぎ」。
の、ノロケか!

そんなことを言っていると結構次から次からノロケメッセージが。
「妻を愛しすぎ」「旦那に甘えすぎ」「彼が優しすぎ」うんぬん

水曜ラジゴンはてっきりやさぐれた人ばかりと思っていたら(勝手に決めつけている)、思いの外幸せな人が多かった。ちょっと、いや、すごーく羨ましいですな。

でもなにかとギスギス生きづらい世の中にそんな人がたくさんいることにすごく安心したことも事実。

困る方ももちろんいろいろ。

「物を持ちすぎる」これはだいたいパートナーの相手側の文句が多いですね。
「眠すぎ」「親の言うこときかなさすぎ」「怒りすぎ」に急に一人になって「寂しすぎ」。

オーソドックスに困っている人たくさんいるんですね。

だけども、今日の感想としては「世の中には持て余すほど幸せな人は多い」ってことかな。

私もがんばりましょ。

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スターオーラに消える寸前の量子的に不安定な私。

さて今日のチンタメはサメ映画界の期待のホープ。超大作「MEG ザ・モンスター」です。

最初に言っておきますが、私この映画好きですけど「面白いとはひとっことも言っておりません!」。ただ私の思うサメ映画とはこういうものなのです。

「ポップコーンなしにはやってられない」これが大事です。


さて。そもそもサメ映画とは。

4年前のチンタメで私の大好きな「サメ映画」というジャンルをご紹介したこともありました。

1975年のスピルバーグの「ジョーズ」の大ヒット以降、連綿と続いているその乗っかり、パクリ、やらかし。基本志が低く量産されるのがサメ映画。今やゾンビ映画と並ぶB級映画の定番で、例えば「ホラー」や「ゾンビ」「動物パニック」といったB級の他のジャンルと違って、もしかしたら幼稚園児が考えたの?くらいの底が簡単にスポーンと抜けてしまうのが『サメ映画」です。

meg怖さ倍にするには、サメの頭が2つあったら倍怖かろうという発想の「ダブルヘッド・ジョーズ」シリーズはトリプルヘッドからついに頭5倍の「ファイブヘッド・ジョーズ」に。5つになったら怖いのかというお話です。一方、以前紹介した私が大好きな「竜巻にサメが巻き込まれていたらそれは怖かろう」という小2心くすぐる「シャークネード」シリーズは、どんどんくだらなくなっ「エクストリーム・ミッション」でついにサメが宇宙に行きます。ただし最新作6作目? 『シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX』は、なんとシリーズ初4DXで劇場公開されます。今回は時空を超えるようです。(11/2公開)ロボットになったり、幽霊になったり、ゾンビと戦ったりとまあ他のジャンルに比べて、破格にタガがはずれるのがサメ映画というものです。

そんな中でも、ごくごく稀に時々名作も登場してしまうのでついつい見てしまうサメ映画。名作:超駄作の割合は1:9ですかね。

個人的にはダイビング中に船がどっかいっちゃってプカプカ浮かんでいるだけのカップルにサメが襲いかかる恐怖のサバイバル映画「オープンウォーター」なんて傑作です。真面目です。

そんなサメ映画好きの間のみならず、ずいぶん前から話題になっていたのが今回ご紹介する「MEG ザ・モンスター」です。

制作費150億円、主演はジェイソン・ステイサムの超大作サメ映画。
「ダンケルク」より予算かかってますよ!

ふんだんな資金の多くはチャイナマネー。
最近はハリウッドのメジャー各社は中国資本なしには立ち行かない状態で、映画も中国市場意識しまくりなんですが、そんな中でもさすがサメ映画、この映画はほぼ「中国映画にステイサム一人』状態で潔く寄り添っております。

素晴らしいCG、かっこいいメカ。スケールの大きな物語に、地球の海底(と思われていた)その下から現れる全長23mの古代のサメ、メガロドン。

そして、サメ映画らしい妙な緊張感のなさとワキの甘さもたっぷりで、ソナーも衛星も駆使しているはずなのに、深海の背後でもパリピであふれかえるビーチでも「ヌ」っといきなり現れるメグちゃんです。

無理はありますが、パリピがガンガン食べられて行くのでちょっと爽快感もあります。

そんでもって、さすがの高圧電流流してフルチャージする男ジェイソンステイサムでも、海底では拳で解決するわけにもいかず...なんですが。

どんなに予算を使っても「サメ映画」。
ポンコツであることは不動なのでありました。

ポップコーン片手に、あるいは少し酩酊しながら鑑賞するといいと思います。

私は好きですよ。やっぱりこういうの。

今週はここまで。
また次回です。

2018年9月 5日 (水)

つまらな過ぎない面白すぎない飽きない番組を目指しています水曜日です(ほんとでしょうか)

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今日のゲストは福岡在住のオカリナ・ケーナ奏者の和田 名保子さんです!

日本各地でライブを行いつつ、同時にさらなる普及を目指してスクール、グランジュテを主宰したり、健康推進にオカリナ健康法を啓蒙活動していたりと多方面に活躍中。


ゲストの出演部分はこちらから→ http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180905151634(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


quena1ちんはオカリナはまだなーんとなく知っていますけども、「ケーナ」という楽器に興味シンシン。

中南米のフィルクローレなどで使われますが今ひとつ謎。
あっ!写真撮るの忘れた!!(汗)

和田さんの公式WEBページからお借りなしました。

和田さんの説明をまとめますと、南米ペルー、ボリビアなどが発祥の縦笛でもともとは葦、現在は竹などでも作られる非常にシンプルな楽器です。

スタジオでもちょっとだけ吹いてもらったんですけど、これが素晴らしい音!どの笛系の楽器とも違う猛烈に哀愁があります。

そんな和田さんの笛との出会いは、小学校のリコーダー。
リコーダーが大好きで下校時も吹きながら帰っていたんだそう。その頃、敬老会のおばあちゃんに「上手ね」と褒められたのが殊の外嬉しくて、今につながる原点となったんだそうです。

中学、高校はブラスバンドでフルート。大学も音楽大学のフルート科に進んだ和田さんです。

mlo-008一方で自然が大好きで山登りにも頻繁に行っていた和田さんですが、山に何日もいると楽しいんですが笛が吹きたくてしょうがない!(禁断症状?)しょうがないのでストローに線香で穴を開けて吹き始め「音程が悪い!」とイライラする始末。

もうここまでで笛クレイジーぶりに驚愕です。
そこでいつでもどこでも吹ける笛、オカリナと出会ったというわけ。アウトドアが似合う楽器ですしね。

そうしてオカリナ・ケーナといった笛に取り組むようになったんですね。
正直感動っす。生まれついての笛人間。人生で運命の出会いってあるんだな、とちょっとうらやましくなる半生ではないですか。

魅力を聞きました。

「吹くことで浄化される。すっきりするし健康にもいいですよね」

実際、息を出し入れするというのは酸素を取り入れ肺や体内器官を活性化させる生きるための基本の機能。そんなところから笛を健康法としてとりいれる活動もされているそうですよ。

mlo-009そんな和田さんの素晴らしいオカリナやケーナの演奏を堪能したい方は2つのCDが発売中です。

これまでの活動のベストワークを集めてリマスターしたまさにベストのアルバム「十二ひとえ」、そしてデュエットアルバム「esprit」は、2009年にリリースした「和韻」のコンピレーションアルバムでピアノ、ギター、チェロ、パーカッションとのデュオによる録音を集めた作品です。

そして、各所で実際に和田さんの素晴らしい演奏を目の前で見ることもできますよ。

詳しくは公式ページでご確認していただくとして、なんといっても年一度に行ってきた単独コンサート「私撰集」、記念すべき20回めは電気ビル未来ホールはチェックしたい所。


オカリナ・ケーナ奏者 和田名保子 自主公演20回記念 雅天空再結成 私撰集2018~ 東風 Tong Poo~ 
11 月9 日(金) 電気ビルみらいホール
お問い合わせ)ムーンライトオフィス 090−3734−3367


演奏ユニット「雅天空」を再結成して、『ゲド戦記」や「半落ち』などの映画音楽の作曲などでもおなじみ寺島民哉さんをスペシャルゲストに迎えてお送りするコンサートです。

実はバンさんとは共演したこともある和田さん。
なんとなく懐かしの再会みたいな雰囲気もあって、なごやかにお届けしました。

それにしてもハードコアな笛人生のお話、最高でした。
次回はオカリナのお話をお願いしますとお約束させてもらいました。

ありがとうございました。

和田奈保子公式WEBページ (外部リンク)

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放送に乗っていないところではこんな顔してます私たち。多分ろくでもない話をしていたんでしょう。

今日のメッセージテーマは「飽きたから」。
秋だから。
ってことで飽きたもの、あるいは逆に飽きないものについてメッセージいただきました。

ダジャレなんですけど、意外と季節にぴったりというか、ちょい哀愁。

グワーッと熱を上げていたのにある突然、プッツリ切れたように飽きる。
そんなことありませんか?なんなんでしょうね。

あとになってみればむしろなぜあんなに熱を入れていたんだろう?なんて。

逆にずーーーーっと続いている習慣や趣味もある。
違いってなんなんでしょうね。

みなさんからもたくさんのメッセージを頂いて、全然読みきれなかったんですけども、ホントにそんなワンダーに溢れたエピソードに改めて飽きることの謎深さを思い知った次第です。

「ブログ書くの飽きた」

『仕事に飽きた」

「家事に飽きた」

「人間関係に飽き飽き」

「スマホのゲームに飽きたー」

こうやって書くとすごーくだめな人っぽいですけども(笑)。一人の人が言ってるならそうなんですけど、個別には誰しも思い当たるところはあるはず。

それぞれにそれぞれの事情があるんでしょうが、例えば「ブログ書くのに飽きた」は「SNS疲れ」ってやつですよね。みんながインスタやってるからはしゃいでやり始めたけど、ハッと気づくんですね「他人になにか伝えたいことなんか別にない」みたいな。

そこからは苦役が続く。というわけですね。
ま、人間関係も仕事も家事もざっくりまとめると自分の強い意志で辞めない限り続く「ゴールのないこと」。時には疲れることもありますよね。

一方、飽きない方はやっぱりほの明るいです。

「飽きないのは妻」

「飽きないのは筋トレ」

「飽きないのはプラモ作り」

「飽きないのはマヨネーズ」

...マヨネーズってなんだって話ですが。
こちらに共通するのは同じことの繰り返しのようでいて、実は細かに変化を確認することができるってことでしょうか。筋肉もプラモの技術も、妻や旦那だって変化していることに歓びを見つけ出せればこそ長く続くってことでしょう。まあ逆だと続かないのでなかなか厳しい道ではあります。

そんなわけで色んなメッセージがぞくぞくで楽しかったのですけども、「飽きた」と「飽きない」の両方に複数投稿があったものもありましてその代表的な内容は、

「一人で行動」

深い。
わかる。わかりますよ。

みなさんありがとうございました。

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さて今日のチンタメは「ABBAが今再び熱い」ってことで、スウェーデンの偉大なる4人組ABBAと、そのABBAの楽曲がふんだんに使われて大ヒット中のミュージカル映画『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』をからめつつお送りしました。

manmaAgnetha(アグネタ)、Bjorn(ビョルン)、Benny(ベニー)、Annifrid(アンニフリッド=フリーダ)の4人組ポップグループ。4人の頭文字を合わせてABBAです。

1972年に結成され、74年に世界デビュー。82年に実質活動停止しましたが、今年突然ABBAの公式サイト、SNSにて急遽下記メッセージが公開され、約35年ぶりに4人で新曲をレコーディングしたことが知らされました。

世界中にあっという間にニュースが駆け巡りました。

日本でも大変な人気でしたけど世界、特にヨーロッパ方面でのアバの人気は神様級。

シングル、アルバムの総売上枚数は3億8000万枚オーバーでビートルズ、エルヴィス・プレスリー、マイケルジャクソンに次ぐビッググループ。「スウェーデンの輸出産業を支えた2大ブランド、ひとつはABBA その次にボルボ」って話も冗談ではなくスウェーデン最大の輸出産品でもあるんですね。

またあらゆる意味でポップ・ミュージック史に名を残すグループで、いち早く「中年の恋愛」や「不倫」みたいなテーマを扱い、ドポップな割に生々しいテーマや過激な歌詞を扱ったことでも有名。

また、グループ内恋愛がひどいことでも有名。

なんせ、アグネタとビョルン、ベニーとフリーダという2組のカップルで結成されて、デビュー直前にアグネタとビョルンが結婚、2人の子供を設けて78年には離婚。一方のベニートフリーダは事実婚状態から78年に結婚して81年に離婚しました。

想像するだに地獄!

活動中にその揉めっぷりも報道され、あまつさえABBAのヒット曲のひとつでもある「ザ・ウィナー」と「スリッピングスルー」は元旦那のビョルンが、別れた妻の気持ちをその本人アグネタに歌わせるというパワハラまがいの曲(でも大ヒット)。

そんなわけで当然のようにグループは持ちこたえることはできず解散。
罵倒合戦、暴露合戦などもありつつ、こりゃ一生再結成は無理!と言われたのでした。しましたけどね。

ただし、この愛憎入り交じる大人な緊張関係と毀誉褒貶あればこそ、唯一無二の音楽を送り出していたとも言えそうで、ここらへん難しいところであり奇跡ですねえ。

しかしABBAは止まっても音楽は残る。

世界中にABBAのトリビュートバンド(ABBAのナンバーをABBAっぽいステージで再現するバンド)は数知れず、間もなく福岡にもやってくる「The Show-A Tribute to ABBA」などは、ABBA公認で17年にわたって世界40ヵ国で700公演を行ない、200万枚以上のチケット販売しているんです。

そして、ブロードウェイでABBAのナンバーだけで構成されたミュージカルが「マンマ・ミーア!」。こちらも大ヒットで、映画化。

しかも、はじめてのミュージカル挑戦のメリル・ストリープはじめピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルドetc…と、超VIPクラスのハリウッド俳優が顔を揃えて、ピアース・ブロスナンはこの年見事ラジー賞助演男優賞を受賞しました(最低映画賞です)。

超一流のスタッフとキャストで送るは、見事なまでに能天気でお気楽なクセに力技でグイグイあげる躁映画。

ミュージカル嫌いだった私も全面降伏して、意味もなく最後に涙しました。

そして今回10年ぶりの続編が今回の「マンマ・ミーア! ヒア・ウィ・ゴー」です。
主人公は母親のドナ(メリル・ストリープ)から娘のソフィ(アマンダ・サイフリッド)にバトンタッチ。

母の形見のエーゲ海の小さな島のホテルをリニューアルオープンしてパーティを開くべく奮闘する姿と、母のドナがなぜこの島に来て、3人の父親(?)と出会いホテルをやることになったのかを描く前日談が並行して描かれます。

メリル・ストリープの不在が(出て来てちゃんと歌いますが)痛いですが、今回も見事に能天気。私はとても楽しみました。

そしてそんな映画にABBAの音楽がよく似合う。
いやABBAの音楽におんぶにだっこであればこそ、この映画は成立していると言えそうです。

そんなわけでABBAが今来ています!というお話でした。

今週はここまで。
また次回です。

2018年8月30日 (木)

自由ってほんとうの自由とは限らないんだぜ。みたいな水曜日。

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今日のラジゴンのメッセージテーマは「あなたの自由研究」。
夏休みも崖っぷち。今慌てて自由研究やっているお子さんって今もいるのかしら?

私、ちんも子供の頃はやってましたけど、あんまり覚えてないなあ。きっと記憶に残らない程度のことしかしてなかったんでしょうけど。

あ、ひとつ思い出しました。
小学生低学年の頃、1ミリもなつかないシマリスを飼っていてシマリスの行動を自由研究にしていたんですけど、十数日後にいきなりガッチリ噛みつかれて手から血を吹いているスキに逃亡。以降、家の中のどこかにいるリスを探すという日記になったことがありました。

「今日タンスの裏でガサガサ音がしていました」
「押入れの隅っこにお菓子や虫の貯蓄場所を発見」

もはやサスペンス劇場みたいになってしまいましたとさ。学校に提出したはずなんですが反応なんかは覚えてないですねえ。

そんなことはどうでもいいんですが、今日のテーマはリスナーの皆さんに研究発表していただきたい!というもの。シマリスナーみたいに噛みつかないでね。なんの話だ。

簡単に言えば日ごろ気づいた思いつきを研究発表として送ってもらえばよかったんですが、なんせこちらが「自由研究」の四文字にウキウキしてこだわったせいで、ちょい難しく受け取られた模様。

やあすみません。

そんな中でも後半になるにつれみなさんからメッセージいただきました。いつも助かります。ありがとうございます。

「ゆかたの研究」
なぜ女性はゆかたを着ると美しく見えるのか?体の部位ごとの魅力や露出度。さらに洋服と異なる和装の可動域の制限などが所作に関連しているのかどうかの考察。

「制服の研究」
なぜ制服を着た男子は3割増しに魅力的なのか。どの制服ならよりよいのか。
バンカヨコさんは消防団やパイレットになぜ欲情なさるのか。

「うどんやさんのひやむぎの量の考察」
価格は変わっていないが量が減ってないか?
この研究については「からあげの大きさ」「お菓子の量が減ると詰まっている窒素の量が増える相関関係」など関連研究もあります。

「老いを楽しく生きるコツの研究」
尊敬する姑を観察して研究。甘え上手、使い上手、周りの人間の使い分けとお礼の必要性など。生き方上手を学ぶ。

「果物、野菜を食べた後の種で栽培の研究」
アボガドは育つ、マンゴーも発芽は可能。ゴーヤは異様に栽培に成功してだいたい持て余す。

「年齢と焼き肉の双曲線的相性の研究」
歳いくと高い肉を食えるがその頃には胃が受け付けない。

などなど。
いずれも良い研究で、笑ったり感心したり。

本物の夏休みはもうそろそろ終わりですが、日々様々な研究は継続して行ってほしいものです。

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さて今日のチンタメは1973年9月20日、テキサス州ヒューストンのアストロドームで3万人、全世界で生中継され9,000万人の目の観客を前に、世にも珍しい世紀の一戦”が行われました。

それはアメリカテニス界の女王と元チャンプ。ただし片や女性、片や男性。
女性の権利が声高に叫ばれ始めた時代に、実際にあった、この性別を超えたかつてない異色の一戦、「バトル・オブ・ザ・セクシーズ」=性差を超えた戦い”を題材にしたのがこの映画。BOS

主演はエマ・ストーンとスティーヴ・カレル。なんですが、私ずーっと「エマ・ワトソン」と言ってしまってなんだかわけわかんなくなってしまいました。すんません。

私エマ・ストーンの結構長年のファンなのに。もうショック。
なんか間違って最初にエマ・ワトソン!ちうと自動的に「ハリーポッターの!」と言ってしまうわけで、以降ごっちゃになっておりました。ここでお詫びしときます。久々にやっちゃった。

ともあれ。解説は最悪でしたが内容は保証します

片やアメリカが誇る「センターコートの女王」ウィンブルドン最多優勝の20回、そして、世界4大大会(全豪オープン、全仏オープン、ウィンブルドン選手権、全米オープン)のシングルス、ダブルス、混合ダブルスを合わせて39回も制したという驚異的な記録の持ち主。女子プレイヤービリー・ジーン・キング

片や1939年、ウィンブルドンで、男子シングルス・男子ダブルス・混合ダブルスの3冠を獲得、全米全仏など一時代を築いた往年の名男子プレイヤーボビー・リッグス…ただし「男性至上主義のブタ」を自称する55歳。

全米テニス協会の男子と女子の賞金差(8倍)以上に「男の試合しか面白くない」「生物学上の超えられない差」などなめらかに連発される差別発言に激怒したビリー・ジーン・キング。女性だけのWTA=全米女性テニス協会を設立したのですが、そこにマスコミを味方につけて「男性至上主義のブタ」ボビーが立ちはだかります。

まったく別人に改造して熱演のエマ・ストーンはもちろん素晴らしいんですが、ひたすら躁病的に陽気に差別主義のボビー演じるスティーブ・カレルがすごい。

実はボビーは真の敵ではなく、彼は元チャンピオンの栄光にすがってギャンブル依存症に苦しみながらそんなしょっぱい人生から脱出するために一発賭けに出た、炎上商売狙いの目立ちたがりのポピュリスト。悪党なのに憎めないボビーのどこか悲しい姿が最高です。

画面は徹底的に70年台を再現。コダックの35ミリのフィルムで撮影した完璧に設計された画面、そしてクライマックスの人生を賭けた試合の白熱感とリアル感。すべてがよくできてます。かっこいいっす。

女性対男性の、わかりやすい勧善懲悪のようでいて、実は敵は社会であり自分でありみたいな一筋縄でいかない結構深いドラマでした。

さて、アストロドームに集まった3万人の観客の前でこの試合はどういう勝敗になるのか。その後におとずれるものは真の勝利化敗北か。

で、動画は録画していたんですが、一度見返してみたらなんか話がわかんなくなっていたので今回は公開しません。すんません。

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今週はここまで。
また次回です!

2018年8月22日 (水)

ラグジュアリーでアサーティブ、コアコンピタンスあふるる水曜日でありたいと思います。

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今日のゲストはパパイヤ鈴木さん。

福岡だと「おとななテレビ」でおなじみ?博多ぽてとのふりつけとか。
振付師としてならなんたって日本中を席巻したAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」鮮烈なイメージで登場して今年で20周年の「パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ」?いやタレントさんとしてなら「まいうー」の人でしょ。調べてみると以前はクラムボンなどにマニュピレーターとして参加していたりWEB制作していたり。

謎。
これほど日本中で知られている方なのにあまりに多岐に渡る活動と、私生活が知れないせいもあってか実態がつかめないのがパパイヤ鈴木さんです。


ゲストの出演部分はこちらから→ http://radiko.jp/share/?sid=FMFUKUOKA&t=20180822151554(radikoタイムフリー、放送後1週間に限り放送エリア内とプレミアム会員の方が聞くことができます)


福岡に住んでる。と思ってる人も多いようですけど、現在は沖縄と東京に家があって家族はそれぞれ良い方で生活しているとか?

ちなみに福岡は福岡の仲間とよく遊んでいるらしいんですが、未だに位置関係がわからないんだそう。

「得体が知れないってよく言われるんですよ」と笑うパパイヤさん。

そこでナイスタイミングな今日のガチャポンひとつめは「自分を一言で表すと?」。

「変なおじさんですね」

あのう、今パパイヤ鈴木さんの職業は?って聞かれたらなんて答えますか?

「ヴァイオリニストでしょうか」
パパイヤさんを検索するとよく葉加瀬太郎さんが出てきてしまうから、だそう。

むむむ。雲を掴むような。

でもスタジオにお迎えする前にバンさんともお話していたんですが、やっぱりパパイヤ鈴木さんは「ダンスの人」ですよねえと。コレオグラファーとしてもパフォーマーとしてもその業績も活動も素晴らしいですよねえ。UICY-15750_tkH_extralarge

自らパフォーマーとして率いる「パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ」も20周年。

「20年なんですよねえ。困っちゃって。10年でやめようかと思ったらもう10年できちゃったわけですね。こうなるともう20年はできそうなことになるでしょ。最年長が80になっちゃう」

そして20周年を記念してリリースされるのがミニアルバム「Foolin' Disco」です。本日8/22リリース。

「ディスコ世代なんですよね。ダンスクラシックなんて言われますけど好きなんですけどね、でも80年台の音楽は80年台の音楽だから今の音楽として聞きたいよね。っていうのがきっかけなんです」

そうしてできあがったアルバムは

アップデートされた名曲のカバー、Kool & the Gang「セレブレイション」、Culture Club「カーマは気まぐれ」、Village Peopleのヒットソングメドレーにドナ・サマー「ホット・スタッフ」にはLiLiCoさんがフィーチャリング。

「この曲なんか僕コーラスしかしてないですもん。LiLicoがすげえ歌ってます(笑)」

そしてオリジナル曲はパパイヤさんの言葉の通り、ディスコ愛溢れつつも平成のダンスクラシックたるべく作られた「Foolin'」です。ジャケットも濃ゆいですね!

そんなクリエイター、パフォーマーとしても大活躍のパパイヤさんですが、この秋からさらにまた新しい分野にチャレンジするそう。

世界のダンス~パパイヤ鈴木スペシャル・ステージ! コートジボワール「カストゥリ」
2018年10月24日より、岐阜、愛知、三重、東京、神奈川、福島、北海道などで開催。

「世界の方たちとダンスのコラボしたいよねと。一回目はコートジボワールのカストゥリとジャンベの奏者も招いて日本からもHip-Hopのダンサーと自分ももちろん。純粋に眼の前で身体能力をみてみたい。それを皆さんにも観ていただきたいなあと。詳しくはまだ決まってないですけど」

この夏は甲子園に釘付けで過ごしていたというパパイヤ鈴木さん。

その他中2の時に弟子入りしたダンスの原点、謎すぎる星野隆ジャズバレエ団のお話など、さすがの楽しいお話を沢山聞かせてくれました。

また遊びに来てほしいなあ。
ありがとうございました!

パパイヤ鈴木オフィシャルブログ (外部リンク)

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今日のメッセージテーマは「好きなカタカナ、嫌いなカタカナ」。

カタカナって面白くないですか。
日本語は「漢字」と「ひらがな」と「カタカナ」の3種類でできてるでしょ。「漢字」はもともと(どこからもともとかは置いといて)の文字。で文字ひとつひとつに意味がある「表意文字」。ひらがなとカタカナは「音」をそのまま文字に置き換える「表音文字」。

外国語はほとんど文字って一種類なのに(アルファベットとか)、日本語だけ「表意」と「表音」の2つを使い分けてしかもなぜか「ひらがな」と「カタカナ」「音」を示す文字が2種類があるって不思議。

外来語がカタカナでそれ以外がひらがなって使い分けるから。ってことで現在は落ち着いてますけど、元をたどるとほぼ同時期にできた言葉で、しかも実は遠い昔はカタカナのほうが主力だったみたいな。

ここらは物の本など読むとすげえ面白いんですが、そんなわけでおばあちゃんの世代には「カタカナ」の名前が多いという話。

カタカナはデザインも直線的で好きなんですが、今日はそんなカタカナを思い切りフィーチャー。

最初はやっぱりおばあちゃんの名前で盛り上がりました。
「スエ」とか「イネ」とか「ツル」なんてところから「ソミ」「ヤツ」とか「エニ」なんてトリッキーな並びも多い。

なぜおばあちゃん世代にカタカナ二文字が多いのかについても、いろいろな理由があるみたいなんですけど、それはおいといて、最近ではそんな名前も可愛く思えてきちゃって、最近の子供にはカタカナ二文字が増えているとか。

好きなカタカナ、これも多かったですが言いたい韓国料理の名前「トッポギ」「キンパ」「チーズタッカルビ」は好きでしたね。「パピプペポ」が入るとぐっと可愛くて口も気持ち良いです。

カタカナらしい使い方なのかもなあと感心したメッセージ。
「親しくない人はスマホの登録で名前をカタカナにする」

イマイチピンとこなかった方も多かったようですけど、私すごいわかったな。

カタカナ表記にするとちょっと距離感が出るような気がする。現在のカタカナはちょっと「距離」を演出するのにふさわしい気がします。

一方、嫌いなカタカナはもっぱら若者言葉やとんがったビジネスマンや社長が使いそうな横文字言葉が多かった ですね。

「ジレってなんじゃい」というメッセージ。
チョッキですチョッキ!ベストでもありません!みたいなヤツいいですね。
サロペットなんて世の中にはありませんね。胸当てです。嘘ですオーバーオールですね。

ファッション業界では昔の名前のままではダサいので、新たな名前を引っ張り出してリニューアルする手法はあるあるなんですが、気持ちはよくわかる。

毎週私達からプレゼンしたメッセージーテーマをマネタイズする可能性も低いというのに、おのおののタスクとしてプライオリティを上げて取り組んでいただき、しかもアジャイルに番組にコミットするだけでなく、絶妙にバイアスのかかったレスポンスの内容を紹介する度にみなさんの番組リテラシーの高さにいつも驚嘆する次第です。

って、少しも感謝の気持ちが伝わりませんね。
そういうもんです。ほどほどに。

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今日のチンタメはサイモン・シンの「フェルマーの最終定理 (新潮文庫) 」という本をご紹介。

実はこの前あるところの企画で「学生時代読んでいたら人生変わったかも知れない一冊」というアンケートを受けまして、そんな時に思い出したのがこの本。

もう10年くらい前に読んでいた本ですが、文庫化もされて今もAMAZONの数学ジャンルではベストセラーになっています。

数学は大の苦手な私ですが、この本は別。

数学なんかわからなくても大丈夫。だけどこれを読めば「数学」の面白さ、「数字」の生き物のような不思議さ、そして決して解けないパズルに人生をかけて取り組む数学者たちのアツいドラマを少し理解したような気がしてテンションがあがります。fermar


数学に詳しくなくても知ってる方も多い17世紀の数学者(しかも厳密にはアマチュア)フェルマーが残した「フェルマーの定理」を証明するために以降360年にわたって数多くの数学者が立ち向かい、挫折し、ついに証明されるまでの壮大なノンフィクション。

ちなみにそのフェルマーの定理とは、

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nが3以上の自然数の場合、x,y,zの自然数は存在しない。

というもの。すごーくシンプル。
ほら「ピタゴラスの定理」って直角二等辺三角形の長い方の1辺の出し方ってあったでしょう。あれは上の式の「n」に「2」が入ったやつです。二乗だとバッチリ答えがでるんだけど、三乗以上の数字だとどんな数字を入れてもふつーの答えは絶対でないですよ。というもの。

それがフェルマーの定理。正しくは「フェルマーの予想」です。
これが証明できない。

しかも超秘密主義で変わり者のフェルマー、古代ギリシアの数学者ディオファントスの数学書『算術』(問題集みたいなやつ)を読んでいて、思いつくとその余白にメモっていた。

その余白の落書きに上の方程式があって、ものすごーく雑に書くと「解けちゃった♥だけど書くとこないから書かないけど!」と落書きされていたわけです。なんてムカつく。

正しくは引用すると「立方数を2つの立方数の和に分けることはできない。4乗数を2つの4乗数の和に分けることはできない。一般に、冪が2より大きいとき、その冪乗数を2つの冪乗数の和に分けることはできない。この定理に関して、私は真に驚くべき証明を見つけたが、この余白はそれを書くには狭すぎる。」

「いや証拠もないのにそんなん嘘っしょ、盛ったっしょ」とならないのはそれ以外のこちょこちょ書いた落書きは全部、他の数学者が証明できてしまったため。この定理だけが正しいのか間違っているのか証明できない。ですから正式名称「フェルマーの最終定理」ちょうことはマジですな。ってことで、ここから世界の歴史の中で翻弄されながら名だたる就学者たちが振り回されることになるんです。

これがもう最高に面白く、長い歴史には革命も戦争も差別もいろんなことがあり、数学自体もどんどん進歩していく。

まるで三国志の登場人物のように個性的でしかも実在の数学者が登場して、腕を磨きテクニックを開発し定理に立ち向かいますが、続々と挫折していきます。時には定理自体を否定し距離をおく数学者もいれば、戦争や革命に巻き込まれて命を断つもの、一旦は証明を宣言し結局誤りが見つかり毀誉褒貶の人生に翻弄される者。いずれにしてもその後には証明こそできずとも、数学を進歩させる新しいテクニックや、新しいジャンルが残っていきます。やがて数学が数字のパズルから物理学や天文学の世界で徴用され戦争の道具にさえなっていく数学。

そんな中でジリジリと真実ににじり寄りながらも決して手が届かないフェルマーの定理。

この定理をついに証明したのは1953年生まれの数学者アンドリュー・ワイルズ。
10歳でフェルマーの定理に出会いやがてケンブリッジ大学を経て博士となり、そこから7年間、孤独と戦いつつフェルマーの定理の証明に人生を打ち込みます。

立ち向かっても立ち向かっても真実には手がとどかない。焦りと孤独、苦悩。
しかし。しかしです。

ワイルズの腕には360年間立ち向かっては倒れた数多くの数学者の叡智が集結しているのです。

「オラに力を!」って感じですね。

激アツで胸アツ。
そして最後の一撃で、なんと証明は完成します。
「フェルマーの定理が証明できた!」
という衝撃の報せは世界中を駆け巡り、一躍ワイルズは世界の寵児として祭り上げられます。

あとは何百ページに渡る論文を権威ある専門誌に掲載し、正式に認定されるのを待つばかり。

ところが!最後の最後になってその膨大な証明の中に、たった一箇所誤りが発見されます。

さあ!どうする!ワイルズ危うし、フェルマーにはやはり勝てないのか!

アツいっすねえ。
筆者のサイモン・シンはBBCのドキュメンタリー制作のために関わってそれを本にしているので、数学に疎い人にも楽しめる読み物に仕立てました。

だからわからなくても大丈夫。正直後半は難解な数学の話になるんですが、わかんないところは飛ばしても大丈夫。そういう作りになっています。

中学くらいに出会ってたら、私数学に打ち込む子になったかも。ま、なんないかなとも思いますけど。

てことで、手遅れの夏休み推薦図書って感じでお届けしました。

今週はここまで。
また次回です。

2018年8月15日 (水)

お盆・イン・ザ・水曜日

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盆じゅーる(リスナーのメッセージを盗作)。
お盆休みの水曜ラジゴン、今日はゲストもいらっしゃらなくてなんとなくのんびり。
実はエフエム福岡も放送は通常通りですがなんとなく社内もがらーんとしております。出入りする方もいませんからね。スタジオの前もなんとなく台風も通り過ぎて行き交う車も今日はなんとなく少なくのんびり見えるのであります。

そんな今日のメッセージテーマは「ボーン・イン・ザ・◯◯」。

ボーンで帰省した人も多いでしょうし、今日は方言、お国言葉にフォーカスを当ててみようというもの。

水曜ラジゴンは意外と、意外でもないですけどこの方言が好きして、ちょいちょい手を変え品を変え取り上げています。

方言は面白いですよね。
今でこそ全国区で「好きな方言」というと「博多弁」が上位に食い込んできたりもしますけど、ちょっと前までは広島弁と並んであらっぽい言葉の代表格みたいに言われていた時代もありますからねえ。これって多分「すいとーと」効果なんだろうと思っています。ある時期からやたらと「すいとーと」がかわいいとか芸能人がよくあちこちで言うようになりましたし。

そんなわけで、以前は隠しまくっていた博多弁も胸を張って言いたい方言になったわけです。いいことなんだかどうだかわかりませんけどね。

だけど九州の中だけだって、福岡の中でさえ各地で違うのが方言。
そのひとつひとつに味があるってもんです。

今日は方言でのメッセージもお願いしたんですけど、こっちは福岡以外の言葉になるとまったくわかんなくて四苦八苦。ま、そういう風になりたくてお願いしていたわけですけども。

この地元以外の再現性の低さも魅力です。はい。

いろいろありましたねえ。
珍しい言葉として出てきた方言が普通に使っている言葉だったりして驚きもありました。

髪を「さばく」なんて、長崎生まれなもんで違和感ないんですよねえ。長崎の方言です。
髪を「けずる」ってのも送ってきましたけど、これも聞いたことがある言葉。方言かどうかはちと不明ですが。「くしけずる」と同義として「梳る」って言葉もありますね。髪をとかすって意味です。とかすは方言じゃない...よね。だんだんわかんなくなってきました。

でまあいろんな方言のお話いただきましたけども、気がつくと何故か「佐賀弁特集」に。なんなんですかね。自然とそっちに偏っておりました。

佐賀弁は難しいですからね。
父方が佐賀の私でもみなさんからのメッセージよくわかんなかったです。

「きゅーのしゃーはきゃーのしゅー」

なんだそれ。「今日のおかずは貝の汁」です。わからんわー。
だのにバンさんと番組中にしばしきゅーのしゃーはきゃーのしゅーを繰り返す私達は、お気に入りってことでしょう。

番組終わって思い出しましたけど「やぐらしか」とか「エスカ」とか「ギャーケノスー」とかいろいろあったなあ、わかんないけど。

お盆で帰省してみなさん各地の方言を堪能しましたか?
方言はたのし。でありますね。

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今日のチンタメは趣向を変えて、この夏はアジアの映画に親しんでみませんか。ということで、福岡市図書館映像ホール「シネラ」で開催中の「アジア・シネマ・パラダイス(8月8日(水)~8月26日(日))」をご紹介。

福岡は全国でもアジア映画を見る機会が多い場所。なんだそうです。
ひとつにはアジア映画を観る映画祭がつどつど行われるからで、7月にも行われていた「福岡アジア映画祭」や今年は9月に開催の「アジアフォーカス・福岡国際映画祭」など。

今開催中の「アジア・シネマ・パラダイス」もそういったアジアの映画を最近の作品と歴史的な作品を10本観ることができます。

そんなわけで私も時々好んで観たりするんですが、いつも思うのは「アジアは遠い」ってことです。

いつからこうなったのか、私達はニューヨークのど真ん中もアラバマ州のど田舎でも、イギリスでもフランスでもスクリーンの中にすっと入っていけるんですが、そういった国以外だと違和感を感じます。慣れ親しんでいないってことですね。アジアなんてすぐ近くの国々なのに。

すばらしい映画を観るとその違和感がポンと飛び越える瞬間があるのです。そんでもって、どの国でも世界でも人間って一緒だなと理解するのです。

今回の「アジア・シネマ・パラダイス」ではインドの偉大な監督サタジット・レイの「チャルラータ」「ビッグ・シティ」はじめ中国、タイ、シンガポール、パキスタン、カンボジア、ベトナムなど各国の名作、注目作が集まっています。と、いいつつ私も全然観たことない映画ばかり。

何本かみてとりわけ感銘を受けたのはマレーシアの2009年の作品「タレンタイム 優しい歌」です。

e0320083_2064249昨年劇場で公開されたり、映画祭で福岡でも観ることができたのですが見逃していた作品。

多種多様な民族と言語が飛び交うマレーシアの高校を舞台に、「タレンタイム」という学校の芸能コンテストを軸に、人種も宗教も違う4人の高校生を中心にそして複雑な社会の中でそれでもまっすぐに生きる若者たちの音楽と恋愛模様、を描く青春ドラマ。

映画には見慣れないマレーシアの市井の生活と風習、飛び交う複数の言語と人々に少し戸惑いつつも、その向こうにあるのはどこにでもある恋愛や苦悩、焦りそして屈折してそしてまっすぐな若さの発露です。

私とスクリーンの向こうをやすやすとつなぐのは、放題のとおり「優しい歌」と音楽です。

病床の母を甲斐甲斐しく面倒を見ながら明るく陽気なハフィズの歌はジョンメイヤー的で、ヒロインのムルーが歌うのは藤原さくらさんあたりが歌いそうなピアノ・ポップです。そして映画の全体を覆うのは日本人も大好きドビュッシーの「月の光」の美しい旋律。

その歌が湿度が高そうなマレーシアの風景を、ヤスミン・アフマド監督の湿度の低い演出と相まって笑いとともにクールに彩ってくれます。

なんとも共感してぐんぐん涙腺を刺激してくれます。

ヤスミン監督は2000年以降のマレーシア映画を牽引してきた女性監督。2009年の7月に51歳の若さで亡くなってしまいました。この映画は遺作となりました。

ヤスミン監督の母方の祖母は日本人でおばあちゃんをモデルにした新作「ワスレナグサ」を秋に撮影を目前として倒れて帰らぬ人となったとか。

影響を受けた監督の中には小津安二郎が、好きな映画は寅さんシリーズだったそう。

なるほど。と思った次第。

夏の間にアジア映画もどうですか?

「タレンタイム」は最終上映が8月19日(日)14時からです。

アジア・シネマ・パラダイス

8月8日(水)~8月26日(日)※休館日・休映日除く
観覧料:600円(大人) 500円(大学生・高校生) 400円(中学生・小学生)

福岡市総合図書館映像ホール・シネラ 映画解説 (外部リンク)

今週はここまで。
また次週です。